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若年性更年期障害だった!?そのイライラやほてりの原因を探る

最近体がほてるな、イライラすることが増えたな、体がだるいな、そう感じる事はありませんか?ちょっと疲れてるかな…そう思っているかもしれませんね。しかし!その症状、ただの疲れが原因ではないかもしれません

実は、これらの症状は更年期障害によっても引き起こされるものでもあるのです。「でも、更年期障害って50・60代の病気でしょ?」それは違います。最近では、20・30代の若年性更年期障害も増えているのです。

更年期障害と若年性更年期障害の違い、起こる原因、改善・予防法についてチェックしておきましょう。

ほてり・イライラ・不眠も!?気になる若年性更年期障害の症状

何もしていないのに汗が出る、ほてる、イライラする、眠れない、このような症状に心当たりがある人は多いのでは?これらの症状は、疲れによっても引き起こされる可能性があるものです。

しかし、これらは若年性更年期障害の症状でもあります。代表的な症状を挙げてみましょう。

  • ほてりを感じる、汗をかきやすい
  • イライラしやすい
  • 肩こり、腰痛がある
  • 疲れやすい
  • 頭痛やめまい
  • 寝つきが悪い
  • 生理不順
  • 食欲不振
  • 便秘気味、下痢気味

このように、若年性更年期障害によって引き起こされる症状は1つではありません。多くの症状を引き起こす、それが若年性更年期障害なのです。

若年性更年期障害の症状は何故起こる?その理由とは

これらの症状がなぜ引き起こされるのでしょうか。その理由を紹介しましょう。若年性更年期障害は、自律神経のバランスが崩れることによって引き起こされるものです。

自律神経とは

24時間働いている循環器・消化器・呼吸器の活動を調整するための神経です。昼間(活動時)に活発になる交感神経と夜間(安静時)に活発になる副交感神経があり、この2つのバランスが乱れると、体のあらゆる部分に不調が生じます。

全身の器官をコントロールしている自律神経が乱れてしまう事で、全身の様々な部分に影響が出てしまうのです。

若年性更年期障害の症状が一か所に留まらず、様々な場所で発症してしまうのは全身に作用する自律神経が乱れてしまうことが原因です。ですから、ほてり・肩こりなど身体的、イライラなどの精神的な症状も引き起こしてしまうわけですね。

1つ1つの症状に対して内科や整形外科などで診察、検査をしても特に悪いところが見つからない、これも自律神経が乱れている際の特徴なのです。

全身の器官の働きをコントロールしている自律神経が乱れてしまえば、当然全身に影響が出てしまいますね。内科などでは原因が特定できない、ほてりなどの症状を感じたときは更年期障害の可能性も考えておきましょう。

年齢は関係ない!?更年期障害は自律神経の乱れが原因

更年期障害は閉経期に起こるもので、20代・30代の自分には関係ない!そう思っている人が多いのでは?実は、更年期障害に年齢は関係ありません。比較的若くても発症してしまう可能性があるのが、若年性更年期障害なのです。

更年期障害の原因は、ホルモン分泌を行う卵巣機能の低下です。一般的には、閉経期に卵巣の機能が低下し、いくら脳が指令を出しても女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が行われないという混乱から生じるものです。

エストロゲンの分泌量は、年齢によって変化します。エストロゲンの分泌量が最も多いのは、18~40歳までとされており、40歳以降急激に減少して閉経を迎えることとなります。

このホルモン量が急激に変化する時期を、更年期と呼んでいるのです。

命令通りに体が機能しない、ホルモンが分泌されないという混乱が、自律神経を乱してしまうため、先ほど紹介したような症状が引き起こされてしまうわけです。

若年性更年期障害は一時的なもの!?更年期障害との違いとは

では、若年性更年期障害ではどうでしょうか。若年性更年期障害は、更年期とは根本が違います。

基本的に卵巣の機能が完全に低下しているわけではなく、改善する見込みがあるのです。

閉経期だから更年期になるというわけではなく、自律神経が乱れてしまう、エストロゲンの分泌量が減少してホルモンバランスが変化してしまうことが、更年期症状を同様の症状を引き起こしてしまいます。

ですから、更年期障害は年齢に限らず発症してしまう恐れがある病気だと言えるのです。

ホルモンバランスが乱れる、自律神経が乱れるということが原因ということなのです。若いから大丈夫、更年期なんてまだ先のこと、その考えは改めた方が良さそうです。更年期障害とは、年齢に関わらず発症する可能性があると言うことは、しっかり認識しておきたいですね。

血液検査で診断可能!気になる症状があれば婦人科へ

若年性更年期障害なのかどうか、それは婦人科で診察・検査をすることが出来ます。検査方法は血液中のホルモン量を測定する血液検査です。

特定のホルモン量を測定することで、ホルモン分泌が正常であるかどうかを判断するのです。

ホルモン名 正常な状態 機能低下状態
LH 3~10 20~30以上
FSH 3~10 20~30以上
エストラジオール 30以上 30未満

血液検査では、ホルモン分泌が異常である、閉経に近い状態にあるかどうかを知ることが出来ます。

ホルモン状態が閉経に近く、更年期障害特有の症状が出ているということであれば、更年期障害という診断になるのです。

私は大丈夫?簡単なセルフチェック方法をご紹介

更年期障害かどうか、自分でチェックすることが出来れば良いですよね。ここでは、簡易的なセルフチェック方法をご紹介しておきましょう。

以下の項目のうち、5つ以上当てはまるものがあれば注意ですね。

  • 生理不順、生理痛
  • 頭痛やめまい
  • 肩こりや腰痛
  • 疲れが取れない
  • のぼせ、ほてり感がある
  • 耳鳴りがする
  • 肌が乾燥しやすくなった
  • 抜け毛、白髪の増加
  • 便秘や下痢になりやすい
  • ドライアイ、ドライマウス
  • 寝つきが悪い
  • 頻尿
  • 著しい体重の増減
  • 食欲不振
  • イライラ
  • やる気が出ない
  • 記憶力や集中力の低下
  • 気分が落ち込む
  • 人と話すのが辛い

ただし、これらはあくまでも簡易チェックです。気になる症状があれば、医療機関へ行ってきちんと診断してもらうようにしたいですね。

若年性更年期障害はどう治す?2つの治療法をご紹介

若年性更年期障害の治療法は、主に2つです。

  • 体質改善や症状緩和目的の漢方薬治療
  • ホルモンバランス調整を行うホルモン剤投与治療

それぞれの治療の特徴を紹介していきましょう。

治療法 メリット デメリット
漢方薬 ・副作用が少ない
・様々な症状に効果的
・ホルモン剤投与と併用可能
・ホルモン減少による症状への
効果が少ない
・効果が出るまで時間がかかる
ホルモン剤 ・即効性がある ・不正出血を起こす可能性がある
・5年以上の長期使用で乳がんリスクが
上昇するとされている

どちらの治療法を選択するかは、症状の種類・強さによって変わってきます。どの症状が最も強く出ているか、その症状を改善するためにはどの治療法が適しているかを見極めるのです。

ただし、どちらの治療法にもデメリットはあります。ホルモン剤治療が心配であれば、効果は穏やかでも安心できる漢方薬で治療したいという希望を伝えることは可能です。

自信が納得した方法で治療するようにしたいですね。

自律神経の乱れによって起こる自律神経失調症との違いとは

年齢により卵巣機能が低下し、エストロゲン等女性ホルモンの分泌量が減ってしまい、ホルモンバランスが崩れることで引き起 こされるのが更年期障害です。

また、ストレスや栄養バランスが乱れることで一時的に卵巣機能が低下する、ホルモンの分泌量が変化してしまった場合に起こるのが若年性更年期障害です。

しかし、それ以外にも更年期障害や若年性更年期障害と同様の症状を引き起こす病気があります。それが自律神経失調症です。更年期障害と自律神経失調症の違いについて、簡単に紹介しておきましょう。

まず、自律神経失調症はストレスや過度なダイエットにより、卵巣機能に影響を及ぼして月経不順といった症状を引き起こします。それが、自律神経の乱れに繋がるわけですね。

食生活の乱れや睡眠不足といったことが原因でも、自律神経の乱れは起こってしまいます。ですから、自律神経失調症は、年齢に関わらず発症する可能性があるものなのです。

自律神経失調症は、更年期障害が引き金となって発症することも少なくありません。自律神経失調症と更年期障害どちらも患っているという人は珍しくありませんから、その場合は更年期障害と一緒に治療をしていくことが必要となります。

多くの検査が必要だと思うと病院にも行きづらいかもしれませんが、血液検査で若年性更年期障害がチェックできるのは助かりますね。治療も症状に応じて漢方薬やホルモン投与を選べるようですから、自分に合った方法を、納得できる方法を選択すると良いでしょう。

生活習慣の改善が効果あり!?自分で出来る治療法とは

若年性更年期障害は、まず自律神経に影響が出てから起こる場合があります。

エストロゲンの分泌がスムーズに行われない

自律神経が乱れる

ということではなく

自律神経が乱れる

エストロゲンの分泌に影響が出てしまう

ですから、自律神経の乱れとなる要因を改善していくことで、若年性更年期障害の症状も改善していくことも可能なのです。

自律神経の乱れを正すことが、若年性更年期障害を改善する上で必要となるわけです。

不規則な生活が自律神経を乱す!

では、自律神経を乱してしまう、エストロゲン分泌に影響を及ぼしてしまう恐れのある状況を挙げてみましょう。

  • 人間関係や仕事等によるストレス
  • 無理なダイエット
  • 喫煙
  • 睡眠不足
  • 偏った食事

思い当たる項目があれば、それを改善するようにすれば良いわけです。

ストレスを感じると、交感神経が過剰に働いていしまいます。無理なダイエットや睡眠不足は、体に負担がかかりますから自律神経が乱れてしまう要因となってしまうのです。

また、喫煙すると副交感神経が活性化します。喫煙している時としていない時で、自律神経のバランスが崩れてしまうという事です。

適度な運動、十分な睡眠など、規則正しい生活を心掛けるようにしましょう。

偏った食事はNG!摂っておきたい栄養素をチェック

食事については、次の栄養素をしっかり摂るように心掛けてください。

  • 大豆イソフラボン
  • ビタミンE
  • 亜鉛
  • ビタミンC

大豆イソフラボンは、エストロゲンに似た役割を持ちます。自律神経の乱れによって分泌量が減少したエストロゲンを、大豆イソフラボンを取り入れることで補うことが出来るのです。

また、ビタミンE、亜鉛はホルモンバランスを整える役割を持ちますし、ビタミンCはストレスに対する抵抗力を高めてくれる効果があります。

更に、ビタミンCは免疫力も高めてくれますし、皮膚や血管の老化を防ぐ役割も持ちますので女性には嬉しい成分です。

それぞれの栄養素が含まれている食材をチェックしておきましょう。

栄養素 含まれている食材
大豆イソフラボン 豆腐、納豆等大豆食品
ビタミンE モロヤイヤ、かぼちゃ、ナッツ類
亜鉛 レバー、牡蠣
ビタミンC ピーマン、レモン

ただし、これらの栄養素だけ摂れば良いというわけではありません。たくさんの種類の栄養素を、バランスよく摂取することを心掛けましょう。

若年性更年期障害の症状を感じた時は、日常生活で改善できるところを改善しましょう。

これだけでも自律神経のバランスを整える事が出来ます。自分で出来る若年性更年期障害の治療法、しっかりと抑えておきたいですね。

ただし、日常生活による自律神経の乱れではなく、早発閉経になっている可能性もゼロであはりません。まずは、医師の診察を受けてみるということが大切なのです。

若年性更年期障害の治療法として、日常生活を改善するだけでも効果があるようですね。確かに、規則正しい生活、食事は体も心も肌の状態にも良い事です。女性として、肌の状態を保ちたい、美しくしたい、そう思うのは当然です。日常生活の改善は、出来ることから始めると良いでしょう。

若年性更年期障害は身近な病気!体の不調を感じたら受診を

若年性更年期障害は、更年期と同様の症状が閉経前の20代・30代でも生じてしまうという病気です。ただし、それは一時的な者であってホルモン補充や日常生活を見直すことによって症状を改善することが可能な場合も多いのです。

ほてり、イライラ、不眠、疲れやすいなど、何か思い当たる症状があるのであれば、一度婦人科で診察を受けてみましょう。

若いから大丈夫というわけではなく、どの世代でも起こり得る病気である、症状であるという事を覚えていてくださいね。