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すべての女性にオススメ!身体の芯から健康を支える納豆効果!

食卓に納豆がある風景は、日本独自のものですよね。特徴的なにおいが苦手という人も決して少なくはないけれど、かきまぜるだけで立派な一品になる便利な食材です。

しかも、昔からよく知られているように、納豆は身体に良い食品です。さらに、日々進められている研究によって、新しく知られるようになった健康パワーもいろいろあります!

そんな数々の健康効果を知ったら、苦手な人でも納豆を食べたくなってしまうかもしれません。それでは、納豆が持つうれしい魅力をご紹介します。

歴史は?ネバネバの理由は?納豆のプロフィールを見てみよう!

日本の文化とも言える納豆ですが、当たり前にありすぎて、改めてその歴史や栄養を知る機会は少ないかもしれないですよね。

健康パワーの前に、まずは納豆の基本的なプロフィールについて見てみましょう。

納豆の歴史

納豆のはじまりは、実は謎に包まれています。納豆の歴史にも諸説あり、いまだはっきりとはしていないことも多いのですが、煮豆と藁が偶然隣り合ってできたものという説が有力です。

いつ頃から日本で食べられてきたかは、やはり不明な点もあるのですが、弥生時代の人々がすでに食べていたという説もあります。

いずれにしても、私たちのずっと昔のご先祖様たちもきっと納豆を食べて、知らず知らずのうちに健康効果を取り入れていたのでしょう。

納豆はどのようにできる?

納豆の原料となる大豆に、納豆菌が作用して発酵が起こり、納豆ができます。

納豆菌は枯草菌という種類の仲間で、枯草や藁、空気中などいたるところに存在している菌です。

この納豆菌と煮豆を合わせて30~45度程度に温めると、納豆菌が増殖し、大豆にはなかったにおいやネバネバ、栄養素が生まれます。これが納豆です。

先ほど、納豆の誕生は煮豆と藁が出会ったためと考えられているとお伝えしましたが、藁は納豆菌が増殖するのにとっても適した湿度と温度を保ってくれたため、煮豆が納豆に変身できたと考えられます。

偶然できるくらいですから、納豆ができる仕組みは案外単純なんです。煮豆と納豆菌(納豆でもOK)、適度な温度と湿度さえあれば、家庭でも納豆を手作りすることができますよ。

納豆に含まれる栄養

納豆に含まれる基本的な栄養素は、以下の通りです。

  • たんぱく質
  • ビタミンB、ビタミンE、ビタミンK
  • カリウム
  • マグネシウム
  • 鉄分
  • カルシウム
  • 食物繊維

良質のたんぱく質から、ビタミンやミネラルまで、一通りの優れた栄養素が含まれていることが分かります。

納豆の原料である大豆も栄養価に優れた食品のひとつですが、大豆には無いのに、発酵して納豆になることによって生まれる栄養素もあります。

その代表的なものとして、ビタミンB2やビタミンK2が挙げられます。これらは、免疫力アップやアンチエイジング効果が期待できる栄養素なので、これだけでも納豆は積極的に食べたい食品と言えますね。

ネバネバの正体とは?

納豆と言えばきっと誰もが思い浮かべるのが、あの糸を引くネバネバ。このネバネバって、一体何なのでしょうか。

これは、納豆菌が大豆のたんぱく質を分解するときにできるグルタミン酸と、糖の一種からできています。

納豆はかき混ぜる回数が多い方が、より糸を引いてネバネバが強くなりますよね。

ネバネバの元となるグルタミン酸とはうまみ成分の一種。つまり、納豆をかきまぜればかきまぜるほど、美味しくなるとも言えるんです。

また、身体に良いものとして有名なナットウキナーゼという酵素も、このネバネバの中に含まれており、これは大豆にはない納豆独自の成分なのです。

大豆そのものも体に良い食べ物として知られていますが、その大豆に納豆菌が作用して納豆に変身すると、それまでなかった効果的な栄養素が生まれるんですね。

血液サラサラ効果などで有名なナットウキナーゼは、ネバネバの中に含まれる栄養素です。かき混ぜる回数が多いほど、ネバネバが増して栄養素も多くなりますから、頑張ってかき混ぜましょう!

免疫や女性ホルモンに効果!納豆は女性の健康を支えます!

健康成分として名高いイソフラボンは、きっと誰もが耳にしたことがあるはずですよね。まずは、納豆だけでなく大豆にも共通する成分である、大豆イソフラボンの効果についてご紹介したいと思います。

女性ホルモンを助ける大豆イソフラボン

イソフラボンは「女性ホルモン様物質」と呼ばれることもあり、構造も働きも女性ホルモンに近いものなんです。

女性ホルモンの分泌は、年齢、自律神経の乱れやストレスなど様々な要因で低下しがちなものですが、そんな時にイソフラボンが女性ホルモンの代わりに頑張ってくれるというわけです。

大豆より納豆の方がオススメ!

大豆でももちろんイソフラボンは摂れますが、納豆の方がよい理由があるんです。発酵というプロセスがより体内へ吸収しやすい形に変えてくれるのです。

つまり、大豆そのものや、豆乳などの発酵していない大豆製品よりも、納豆の方がより効率的にイソフラボン及びその女性ホルモンへの効果を得られるんですね。

女性ホルモンが活性化されれば、生理不順や不妊などのお悩みが改善し得るだけでなく、美肌やバストアップといった美容効果まで期待できるので、やはり女性には納豆をおすすめしたいですね。

免疫力アップでガン予防もお任せ!

もうひとつ、さらなるイソフラボンのありがたい効果をご紹介いたします。

イソフラボンの一種であるイソフラボンアグリコンには、免疫力アップや抗菌作用だけでなく、なんと、がん細胞の抑制や、がんの放射線治療に負けないようにする効果まであるというのです。

がんは免疫力低下によって引き起こされる一面もありますから、納豆ががん予防になるのはもちろん、すでにがんになってしまった人にも、悪化の予防や放射線治療を続ける助けとなってくれるんですね。

引用の中にもあるように、1日1パックの納豆でこんなすごい効果を得られるなんて、女性はもちろんのこと、家族みんなで食べると良い食品なんですね。

イソフラボンは女性ホルモンを助ける効果があることで有名ですが、大豆よりも納豆の中のイソフラボンの方がより吸収されやすくて効果的なのは、意外と知られていないかもしれません。

しかも、免疫力アップも期待できますから、風邪からガンなどの病気まで予防してくれるとは、納豆のイソフラボンはすごいですね!

納豆で血糖値の上昇を抑える!生活習慣病を寄せ付けない!

次なる納豆のパワーは、食後の血糖値の上昇を抑える効果です。納豆に含まれる食物繊維が、血糖値に働きかけてくれるんです。

納豆が食後の血糖値を上げ過ぎない!

お酢で有名なミツカンですが、納豆メーカーとしても、長年おいしさだけではなく納豆の健康効果を研究し続けています。

そのミツカンによる成人男性を対象とした、納豆と血糖値の関係についての研究結果は、白米だけに比べて、納豆ごはんを食べた場合は、血糖値が抑制されていたそうです。

ごはんと納豆の組み合わせが、血糖値の上昇をもっとも抑えてくれるという結果だったのです。

食物繊維が効く!

上記の研究によれば、大豆よりも納豆の方がより血糖値の上昇が抑えられるという結果になっています。その理由は血糖値の上昇を抑えるのは食物繊維の働きによるもので、しかも納豆に含まれる食物繊維は大豆よりも多かったのです。

イソフラボンだけでなく、食物繊維や血糖値という側面から見ても、やはり大豆より納豆の方が高い効果を発揮してくれるんです。

納豆で生活習慣病を防ぐ!

食後に血糖値が上がりすぎたり、その後急激に下がったりということを繰り返していると、糖尿病につながってしまいます。

糖尿病は生活習慣病のひとつですから、血糖値をうまくコントロールすることでじゅうぶん防ぐことができる病気です。

そのためにも、納豆が一役買ってくれるというわけです。白米など、糖分の高めな食事には特に、納豆を合わせたいですね。

ナットウキナーゼなどの有効成分に比べると、納豆に食物繊維が多く含まれることはあまり知られていないかもしれませんね。でも、糖分の多い白米を食べても、納豆の食物繊維のおかげで、食後の血糖値の上昇を抑える効果があるんです。

ご飯と納豆という定番の組み合わせには、こんな効果があったんですね!

納豆の栄養成分をダイエットにも活用!キムチを合わせれば最強?

女性の多くが関心を持っている、ダイエット。いろんなダイエット法がありますが、納豆もダイエット効果のある食品のひとつなんです。

大豆サポニンの効果

サポニンという成分をご存じですか?納豆の原料である大豆をはじめ、様々な食品に含まれており、それぞれその食品の名前が付けられています。なので、大豆に含まれているのは「大豆サポニン」と呼ばれています。

大豆サポニンの効果は、以下のようなものがあります。

  • 血栓予防
  • 脂肪燃焼効果
  • コレステロール値を下げる
  • 免疫力向上
  • 肝機能改善
  • 痰や咳を抑制する

血液の流れを良くして血栓ができるのを予防するなど、健康に良い効果がたくさんありますが、ここで注目すべきは脂肪燃焼やコレステロール値に関する効果です。

大豆サポニンによって、身体に脂肪がつきにくくなったり、悪玉コレステロール値が下がったりするため、ダイエット効果が期待できるのです。

おすすめはキムチとの同時摂取

上記のダイエット効果は、もちろん納豆を食べるだけでも有効ですが、キムチも合わせて摂取すればもっと効果的です。

その秘密は、発酵食品どうしならではの乳酸菌、つまり善玉菌にあります。キムチには、乳酸菌がたくさんいます。この乳酸菌を納豆菌が助けるのです。つまり、納豆の納豆菌が悪玉菌を抑制し、善玉菌が増えるのを手助けするのです。

腸内に善玉菌がたくさんあれば、その整腸作用によって便秘などにもなりにくく、常にお腹はスッキリです。肥満にもなりにくくなります。

納豆とキムチは、それぞれ体に良いものですが、このようにお互い助け合ってさらなる効果を生み出すのです。

キムチ納豆の作り方

このように、納豆によるダイエット効果を狙うなら、毎日のメニューにキムチ納豆を取り入れのるはとってもおすすめです。

キムチ納豆の作り方は、とっても簡単。

キムチを5ミリくらいに刻んで、よくかき混ぜた納豆と合わせて混ぜるだけです。

キムチが苦手という人もいるかもしれませんが、納豆と混ぜることによって食べやすくなります。栄養バランスもさらによくなりますから、ぜひ試してみて下さいね。

納豆にはヘルシーなイメージを持っている人も多いと思いますが、実際に大豆サポニンや善玉菌を増やすなど、ダイエットにつながる効果もあるんですね。

発酵食品の仲間であるキムチと組み合わせれば、その効果は倍増します。キムチ納豆はダイエットに最適の食材と言えますね!

納豆パワーで骨を強くしよう!女性は若いうちから骨粗鬆症対策を

納豆の持つ優れたパワーをいろいろ見てきましたが、まだ終わりではありません。納豆には骨を強くする効果もあるんです。特に女性は必見ですよ!

ビタミンKが骨を強くする

骨粗鬆症の治療薬にも用いられているビタミンK。納豆に豊富に含まれる栄養素であるビタミンKが、骨折を防いでくれます。

ビタミンKは、納豆以外にもチーズや卵などに含まれていますが、その中でも納豆に含まれるビタミンKが一番、骨折予防には有効だと考えられています

納豆のビタミンKが特に有効な理由

ビタミンKはK1とK2に分けられ、ビタミンK2をさらに細かく分類すると、チーズや卵などに含まれるMK-4と、納豆に多く含まれるMK-7に分けられます。

納豆に含まれるビタミンKは長時間働いてくれるため、より高い効果が期待されているというわけです。

ビタミンK以外にも、骨を強くする栄養素がいっぱいの納豆。丈夫な骨を作るためには欠かせない食材です。

納豆で骨粗鬆症予防!

骨関連でもうひとつ、納豆を食べている人とそうでない人との、骨粗鬆症に関する内容です。

大まかに言うと、納豆を食べている人は骨粗鬆症に関する骨折が少ないという結果です。

更に詳しく見ると、最近の納豆を食べた頻度が多いだけでなく、20歳や40歳という若い頃の納豆摂取が多い人も、骨折が少なかったという結果も出ています。

若い頃の納豆摂取量が、高齢になってからの骨粗鬆症や骨折と関連があるということです。

  • 骨の成長期である20歳頃までにできるだけ骨量を増やしておくこと
  • 骨量が減りはじめる40歳頃からの骨量を最大限にキープすること

が、閉経後の急激な骨量減少にも耐えて、骨粗鬆症を予防するための秘訣なのです。

女性ホルモン量が減ることとも関連し、閉経後の女性に多い骨粗鬆症。骨折してしまいやすく、それが原因で寝たきりにもなりやすいため、骨を丈夫にしておくことは元気な老後を過ごすためにはとても大切なことです。

そのためにも、若いうちから納豆を摂取すると良いんですね。様々な食材の中でも、納豆のビタミンKが一番有効というのは、ぜひ知っておきたい情報ですね。

昔も今も、納豆は女性の身体を芯から強くしてくれる食材だった!

免疫力向上、女性ホルモン活性化、骨を丈夫にするなど、私たちの身体を内側から支えて強くしてくれる、とってもありがたい効果でいっぱいの納豆。

効果を得るための目安量は1日1パックと、手軽に食べられる量に有効成分がぎゅっと詰まっているのも、続けやすくてうれしいポイントです。

おばあちゃんになっても元気でいるためにも、すべての女性に納豆習慣をおすすめいたします。

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