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フィッシュ活動や離島医療支援を行う!長崎県の病院を紹介

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長崎県には看護部で独自の取り組みを行っている病院や、離島医療支援を行っている病院があります。

長崎大学病院の看護部では、職員が楽しく仕事ができるように「フィッシュ活動」を実施。また、現場を離れていた看護師が職場に復帰しやすくするため「復帰支援スクール」を開校しています。

長崎県には594もの島があり、そのうち72島は有人島です。

離島にも医療提供を行う工夫をしているのが、独立行政法人国立病院機構長崎医療センター。長崎医療センターにある救命救急センターでは、医療ネットワークシステム「あじさいネット」を利用して、多くの離島へ医療支援を行っているんですよ。

この記事では「長崎大学病院」と「独立行政法人国立病院機構長崎医療センター」を紹介します。

看護師が働きやすい職場づくりに取り組む!長崎大学病院

長崎大学病院の看護部では、看護師が働きやすい職場を作るための活動をしています。

活動内容は次の通りです。

長崎大学病院看護部の主な取り組み
  • フィッシュ活動
  • 復帰支援スクール

まずはフィッシュ活動の具体的な取り組みについて、詳しく見ていきましょう。

看護師がいきいきと楽しく働ける職場を目指す!フィッシュ活動

長崎大学病院の看護部では、看護師が楽しく働ける職場を目指すため「フィッシュ活動※」に取り組んでいます。

フィッシュ活動とは

楽しく仕事をして、働きがいのある職場にするための活動のこと。アメリカのシアトルにある魚市場が行った取り組みから、フィッシュと名付けられました。

フィッシュ活動の基本は次のとおりです。

フィッシュ活動の基本的な考え方
  • 仕事を楽しむ
  • 相手を喜ばせる
  • 自分の態度を選ぶ

この考え方をもとに、看護師たちはプラス志向で日々の看護を行い、職務満足度の向上に努めているんです。

フィッシュ活動の主な取り組みとして、「サンキューカード」があります。

サンキューカードには、一緒に働く職員に対して「素晴らしい」と感じたことを記入。例えば「患者さんに真摯に向き合い、ケアや対応が良い」、「いきいきと毎日の仕事を楽しんでいる」など実際に感じたことを書きます。

サンキューカードを一緒に働く職員に送ることで、サンキューカードを受け取った相手は仕事のモチベーションや職務満足度が向上。さらにサンキューカードを一番多くもらった人は、毎月看護部から表彰されるのです。

ほかにもフィッシュ活動の一環として、病棟で作成した新聞を壁に貼ったり、患者さんの誕生日を職員みんなでお祝いしたりすることもあります。フィッシュ活動で、職場の活性化を図っているんですね。

現場を離れていた看護師の職場復帰支援を行う!復帰支援スクール

長崎大学病院の看護部では「復帰支援スクール」を開校しています。

復帰支援スクールとは、育児や諸事情などで現場を離れていた看護師の職場復帰を支援するプログラムです。

プログラムの内容は次の通り。

復帰支援スクールのプログラム
  • 医療安全と最近のインシデント傾向
  • 最近の看護動向
  • 感染対策
  • 電子カルテシステム研修
  • 看護技術演習
  • 情報交換

復帰支援スクールのプログラムにある講義は、全て受講する必要はありません。気になる講義や、不安を感じる演習だけを受講することもできるんです。

さらに復帰支援スクールを受講中は、託児サービスの利用も可能。小さな子どもがいる場合も、安心して復帰支援スクールに通うことができます。

長崎大学病院の基本情報
住所 長崎県長崎市坂本1-7-1
最寄り駅
(所要時間)
JR浦上駅
(徒歩10分)
病院HP 長崎大学病院
病床数 862床
福利厚生 ・保育施設
・看護師宿舎

長崎大学病院では、看護師・助産師による看護専門外来を開設しています。専門的な知識や技術を持った看護師・助産師が、患者さんやその家族に療養上の相談・指導・ケアを行うのです。

救命救急センターで離島医療支援を行う!長崎医療センター

独立行政法人国立病院機構長崎医療センターは、国立病院としては初めてドクターヘリコプターを導入。救命救急センターを設置し、24時間体制による高度な救急医療を提供しています。

長崎医療センターにある救命救急センターの特徴は次のとおりです。

長崎医療センター「救命救急センター」特徴
  • ドクターヘリの基地病院
  • 長崎県DMAT(災害医療派遣チーム)の統括
  • 離島医療支援
  • 離島急患ヘリ搬送患者の受け入れ

救命救急センターではドクターヘリでの医療提供はもちろん、DMATとして大規模災害や集団災害における医療提供も行います。

さらに離島の患者さんに対しても、医療が提供できるよう取り組んでいるんですよ。

離島医療支援を行うために活用しているのが「あじさいネット」です。あじさいネットについて、詳しく見ていきましょう。

長崎県の離島にある病院ともネットワークで繋がる!あじさいネット

長崎県内の多くの病院が、医療ネットワークシステム「あじさいネット※」を利用しています。

あじさいネットとは

患者さんの診療情報を、複数の医療機関で共有できるシステムのこと。各医療機関において、患者さんの検査・診断・治療内容・説明内容を正確に理解できます。安全で高品質な医療を提供することが可能です。

長崎医療センターも参加するあじさいネットは、全国に先駆けて実現した医療ネットワークシステムです。

あじさいネットは、全国に先駆けて構築された医療ネットワークとして注目され、今後も医療の質の向上が期待されています。

あじさいネットの主なサービスは、患者さんの診療情報を各医療機関で閲覧できることです。ほかにもテレビ会議システムや、救急画像診断サービスなどで情報を共有しています。

長崎医療センターの救命救急センターは、あじさいネットの救急画像診断サービスを活用。離島の重度救急患者を対象に、遠隔画像診断をしているんです。

長崎医療センターは、離島にある医療機関とインターネット回線で接続。救命救急センターの救急医が、必要に応じて患者さんの診断をします。専門性の高い救急医が診断することで、患者さんに提供する医療の質を上げることができるのです。
独立行政法人国立病院機構長崎医療センターの基本情報
住所 長崎県大村市久原2-1001-1
最寄り停留所
(所要時間)
バス停「長崎医療センター」
(徒歩1分)
病院HP 独立行政法人国立病院機構長崎医療センター
病床数 643床
福利厚生 託児所

長崎医療センターは国立病院機構としては初の、病院ゆるキャラ「ヘリドッグ太」を病院公認マスコットとして認定しました。長崎医療センターの内科医師によって考案された「ヘリドッグ太」は、院内行事や採用説明会などで活躍しています。

看護部独自の取り組みや離島医療支援をする長崎県の病院に注目!

長崎県には看護部で独自に活動する病院や、離島の患者さんに医療提供する病院がありましたね。

長崎大学病院ではフィッシュ活動の取り組みや、復帰支援スクールを開校。看護師がいきいきと楽しく仕事ができるよう、取り組んでいるのです。

長崎医療センターの救命救急センターでは、あじさいネットを活用して離島医療支援を行っています。離島の重度救急患者を、遠く離れた場所から遠隔画像診断しているんですよ。

長崎県にある有人島の全てに病院があるわけではありません。

病院のない離島にも医療提供するため、さまざまな取り組みが行われています。

長崎県の病院がどんな工夫をしているのか、これからも注目してみてください。