看護師さんの辛い勤務環境

看護師も出会いは作れる!結婚できないと感じたらすべきこと

看護師も出会いは作れる!結婚できないと感じたらすべきこと

「結婚したいけど出会いがない!」「忙しくて婚活なんてやってられない!」そんな悩みを持つ女性看護師も多いのではないでしょうか。

夜勤や残業、休日出勤もある忙しい看護師にとっては、結婚したくてもできないという実情があります。せっかくお付き合いできても、生活リズムが合わず別れしてしまうことも。

しかし資格職で求人の募集も多い看護師だからこそ、婚活はとても有利なんですよ。看護師の仕事に理解のある職種なら、結婚後の満足度も高いんです。また相手の勤務地やライフスタイルに合わせて転職をすることもできます。

今回は看護師の婚活・結婚事情と「看護師が結婚できない」と感じたときすべきことを紹介します。

未婚率が意外に多い!看護師が結婚できない理由

看護師は「白衣の天使」というイメージもあり、2014年にゲストハウスウェディングを展開するアニヴェルセルが行った調査「『妻にしたい!』と思う、憧れの職業」では堂々の3位を獲得しました。

その一方で2011年に転職エージェントリクルートが現役看護師を対象に行った調査では、看護師の未婚率はなんと25~29歳で67.4%、30~34歳で50.4%と、他業種より高い結果が浮き彫りになっています。

なぜ男性から人気がある職業なのに未婚率が高いのでしょうか。その理由を詳しく見ていきましょう。

看護師は仕事が忙しく婚活に時間や体力を使えない

病棟に勤務する看護師は、夜勤や残業、休日出勤など激務です。そのため疲れも溜まってしまい「たまの休みぐらい、ゆっくり休みたい」と考えてしまう人も多いんです。

また婚活パーティーや合コンに行きたくても周りと時間が合わず、たとえお付き合いできても、生活のすれ違いや仕事の理解が得られず長続きしないケースも多いようです。

看護師の年収が高いため、相手に求める理想も高い

年収ラボによると、女性看護師の平均年収は477万円です。転職サイトのDODAによると、2015年の正社員の平均年収は440万円であり、女性看護師はこの平均を超えているんです。

看護師は高収入であるがゆえ、相手にも自分以上の年収を求めることもありますが、実際に20~30代で500万円以上稼ぐ男性は少ないんです。

500万円以上の収入を得ている正社員男性の割合(2015年DODA調べ)

年代 割合
20代 11%
30代 35.8%

その中の未婚者から結婚相手を探すわけですから、初めからかなりハードルが高くなるといえます。

結婚に不向きというイメージが婚活中の男性に先行していることも

看護師と一括りにしても、性格は当然人それぞれ違うもの。

しかし看護師と一括りにして「白衣の天使」というイメージを「勝手に」持っている男性は、「看護師はいつもニコニコして、優しく、気配りができる」と思い込んでいます。それに反する性格の場合「イメージと違う!」とマイナスポイントとなってしまうことも。

また婚活中の男性の中には、看護師に対して「気が強い」「自立心が強い」「勤務が不規則」という、これまた「勝手な」イメージを持っている人もいます。

これらの「勝手な」男性の「看護師というイメージ」が、家庭的な女性との結婚を夢見る男性には不向きであると思われ、ネックとなることもあるんです。

「30歳までに結婚したい」など、結婚年齢を決めている女性は、結婚相手の条件を絞ってみるのも一つの手です。2015年に婚活アプリ「マッチアラーム」が実施した調査によると、20~30代の独身女性の約6割が「結婚相手の理想は高いほうですか?」に「はい」と答えました。結婚相手の理想を下げることで、対象範囲も広がります。

看護師と相性のいい職種はやはり医療関係!

ここまで看護師の婚活事情をご紹介しましたが、せっかく結婚するなら当然、円満に過ごせる相手を選びたいですよね。

夜勤や残業、休日出勤もある看護師には、それらに理解がありメリットと捉える男性との結婚がおすすめです。

看護師の仕事に理解を得やすく、看護師が満足度の高い結婚生活が望める職種を紹介します。

医療関係者なら残業や夜勤の理解もある

不規則な勤務体系でも、医療関係者ならそれを承知でお付き合い・結婚をするので、結婚後の満足度も高い傾向にあります。

2012年に転職エージェントリクルートが現役看護師に行った調査で、相性満足度が5点中4点以上だったのは「医療関係の会社員」「看護師・医師以外の病院関係者」「医師」でした。

満足度が高い理由は「夜勤などの勤務の辛さを理解してくれる」などが挙げられています。

普段から看護師の実情を目にしている医療関係者との結婚が、やはり結婚生活の満足度が高いんです。

会社員や公務員は結婚後の満足度が低い傾向

規則的な会社員などとお付き合い・結婚をすると、不規則な勤務体系に理解が得られず、破局してしまったり結婚後も満足度が低くなることも。

前述のリクルートの調査では、満足度が4点未満だったのは「医療関係以外の会社員」「自営業」「公務員」などでした。

これらの職種は規則的な就業時間であることも多いため「緊急の呼び出しや土日勤務を理解してもらえない」「愚痴や相談をしても理解が得られない」といった、満足度が低い理由が挙げられました。

ただし「勤務時間が違うために、育児や家事をうまく分担できるというメリットにできた」という看護師もいるので、家事・育児に積極的なビジョンを持つ男性とお付き合いすることで満足度を上げることも可能です。
雇用の不安定化や女性の社会進出が進む中、若い世代では共働きに賛成する男性が多いです。2014年に婚活アプリ「マッチアラーム」が実施した調査によると「結婚後は共働きを希望しますか?」に対し、「はい」と答えた20~30代の独身男性は約8割にのぼりました。看護師は資格職で需要も高いため雇用も安定しており、婚活市場では有利です。

看護師の出会いの場5つ

ここまで看護師の婚活・結婚事情を紹介しましたが、実際にお付き合いするためにはまず出会うことが大切です。

看護師転職サイト「かがやきナース」が2013年に未婚の看護師100名に実施したアンケートでは、彼氏と知り合った場所は「友人からの紹介」が38%でトップ、次いで「職場」19%、「合コン」18%、「その他」10%、「学校」9%、「患者」6%、となりました。

実際に看護師がお付き合いを始めるための、出会いの場所とその理由を詳しく見ていきましょう。

  • 紹介
  • 職場
  • 合コン・婚活パーティー・お見合い
  • 同窓会
  • 趣味

彼氏持ちまたは結婚した友人からの紹介

「全く知らない人と付き合うのは怖い」という人には、彼氏持ちや結婚した友人からの紹介がおすすめです。

紹介でうまくいくためには、仲良い女友達に頼むのがコツです。自分の性格をよく理解していて、親身になってフォローしてくれると、なにかと相談しやすくうまくいきやすいんですよ。

実際に紹介でお付き合いや結婚に発展することも多いので、おすすめの方法です。

職場

1日の大半を過ごすのは職場で、激務ゆえに職場と家の往復という看護師も多いようです。しかしその職場で仕事を通じて、お付き合いに発展することもあります。

看護師の職場恋愛例

  • 医師・薬剤師・検査技師・男性看護師
  • 救急救命士・消防士・警察官・自衛官
  • 医療機器メーカー社員・製薬会社社員
  • 患者・見舞客

医師と看護師の場合、医師が研修医時代に付き合い始めることが多いようです。

また救急救命士・消防士・警察官・自衛官は男性自身も夜勤や休日出勤もあるため、看護師の不規則な勤務への理解もあるのでうまくいきやすいんですよ。

医療機器メーカーや製薬会社の社員は平均年収が高いため、自分よりも年収が高い相手を希望する看護師にぴったりです。

患者や見舞客とゴールインすることも実際にあり、職場での出会いは意外と多いんですよ。

合コン・婚活パーティー・お見合い

合コンは友人と気軽に参加でき人脈も広がるため、出会いの場として人気です。「合コン」と一口に言っても、幹事が数人の男女を集めて開催されるオーソドックスなものから、地域ぐるみで街の活性化を図った「街コン」まで、様々な合コンがあります。

合コンや街コンで好みの男性がいなくても、その場で仲良くなっておくと、後日他の男性を紹介してくれる場合もあります。実際に街コンの参加者からの紹介でゴールインしたカップルもいるんですよ。

年収や年齢など条件が決まっているなら、看護師限定の婚活パーティーやお見合いがおすすめです。合コンや街コンでは、年収や学歴などのレベルが合ってないと「失敗」に終わり時間の無駄になってしまうことも。

しかし看護師限定の婚活パーティーやお見合いなら、看護師の不規則な勤務にも理解を示しやすく、収入が安定した好条件の男性とピンポイントに出会うことができます。

同窓会

看護師に限らず、結婚のきっかけになることも多い同窓会。

2013年の婚活アプリ「マッチアラーム」調べによると「同窓会に恋の始まりを期待しますか?」に「期待する」「やや期待する」と答えた20~30代の独身男性が約7割いました。

実際に同窓会で再会し、学生時代は興味を持っていなかった異性とゴールインしたという経験談も少なくありません。

忙しいから、疲れているからと避けず、同窓会には積極的に参加するのがおすすめです。

異性と交流がある趣味

家や職場の近くで出会いを求めるなら、異性との交流がある趣味を始めるのがおすすめです。

異性と交流がある趣味

系統 具体例
グルメ 料理教室・お酒やコーヒーの勉強会
スクール(運動) ゴルフ・テニス・空手
スクール(カルチャー) マネー・書道・英会話
インドアアクティビティ フィットネスジム・ボルタリング
アウトドアアクティビティ サーフィン・ダイビング・ヨット・山登り

趣味を通して自然に異性と出会い交流ができるうえ、自身のストレス発散や気分転換にもなるため、一石二鳥です。

どの職場でも共通することですが、職場恋愛には元カノが同じ職場にいたり破局後に気まずくなったりと、リスクもつきもの。職場でのトラブルをなるべく避けたい人には、職場恋愛はおすすめできません。

結婚のための転職もあり!婚活しやすい職場に転職しよう

ここまでは今の職場で働きながら結婚相手を探す手段を紹介してきました。

しかし「激務だから婚活する時間も気力もない」「職場での出会いも、紹介も合コンの誘いも全くない」「見知らぬ人と積極的に話せない」という人もいるのではないでしょうか。

そんなときは思い切って婚活に最適な職場への転職もおすすめです。

婚活のために転職するメリットを詳しく見ていきましょう。

付き合ってもすれ違いで破局することも

職場に男性が少なく出会いが少なかったり、残業や夜勤、休日出勤も多い職場で婚活に行く時間や気力もない場合、お付き合いするまでのハードルは高いもの。

たとえお付き合いが始まっても、お互いに忙しく連絡を返せなかったり、時間が合わず生活がすれ違って破局してしまうこともあります。

婚活に有利な職場に転職

婚活の時間を取りやすい「夜勤・休日出勤なし」「残業少な目」などの条件である職場や、看護師の仕事に理解のある男性が多い職場に転職することもおすすめです。

婚活に有利な職場の具体例

  • 救命救急士や消防士、警察官との出会いが多い救命センター
  • 残業や休日出勤の少ない透析室、訪問看護、皮膚科など
  • 日勤勤務のできる放射線科や美容整形外科、脳神経外科など

資格職だからこそ、婚活に有利な職場への転職もできます。

美容整形外科での勤務については、夜勤なし!美容整形外科で働く看護師のメリット・デメリットで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

職場の出会いがなければ外に出て婚活しよう!

看護師の出会いや結婚について紹介しましたが、いかがでしたか。看護師は仕事も続けやすくイメージも良いため、婚活には有利です。

周囲の結婚ラッシュで焦ってきたら、まずは職場にいる男性に目を向けてみましょう。普段接する医師や看護師、薬剤師だけでなく、不規則な勤務形態に理解のある救命救急士や警察官、消防士、自衛官、製薬会社や医療機器メーカーの社員との出会いもありますよ。

職場恋愛を避けたい人は、外に目を向けて積極的に婚活の場に行くのがおすすめです。

合コンや街コンはもちろんですが、看護師限定のお見合い・婚活パーティーなら、より看護師の勤務に理解がある男性との出会いがあります。

また、ジムに通ったり英会話などの習い事をするなど、趣味の場から出会いを探すこともできますので、積極的に外へ出て自分にピッタリの男性を見付けてください。