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歯を白くする方法とは?ホワイトニングで美しい歯を手に入れよう

歯を白くする方法とは?ホワイトニングで美しい歯を手に入れよう

芸能人のような白い歯を手に入れるには、どうすればいいのでしょうか?

歯を白くする方法「ホワイトニング」には大きく分けて2種類あります。市販グッズで行うステイン除去によるホワイトニングと、歯科医師や歯科衛生士の指導のもと行う漂白によるホワイトニングです。

ホワイトニング歯磨き粉は使い方が間違っていると、逆に歯の着色が起こりやすくなるって知っていましたか?

黄ばんだ歯を白くしたい!という人のために、市販グッズで歯を白くする効果的な歯磨き方法や、歯科でのホワイトニングのメリットとデメリットを紹介していきます。

市販グッズで行うホワイトニングを紹介!歯を白くする効果的な方法

まずは自分でできるホワイトニング方法を2つ紹介します。

    <ホワイトニング方法(市販)>

  • ホワイトニング歯磨き粉を使う
  • 専用ジェルとLEDライトを使う

ではホワイトニング歯磨き粉の効果的な使い方から見ていきましょう。

ホワイトニング歯磨き粉を効果的に使う方法

日本のドラッグストアなどで販売されているホワイトニング歯磨き粉には、歯科で使われるようなホワイトニング剤が使われていません。そのため市販されている歯磨き粉を使って行うホワイトニングとは、主に「ステイン※除去」のことを指します。

ステインとは煙草や飲食物に含まれるヤニやタンニンなどの色素成分が、長期間にわたって沈着したもの。

歯磨きを怠ったり、頻繁に沈着しやすい色素成分の含まれるものを摂取したりすると、通常の歯磨きでは取り除けなくなります。

ホワイトニング歯磨き粉に配合されているのは、色素を分解する成分や歯の表面に付着したステインや着色を磨いて落とす成分です。

漂白効果のある成分は配合されていないため、歯科医師の多くは、歯を白くするものではなく白さを保たせるもの、として考えているようですね。

しかし個人差はありますが軽度の着色であれば、ホワイトニング歯磨き粉を使ったステイン除去だけでも歯を白くできる方法はあります。まずは次の3つを用意しましょう。

    <必要なもの>

  • ホワイトニング歯磨き粉
  • 歯専用の消しゴム(または通常の歯磨き粉)
  • フッ素ジェル

ホワイトニング歯磨き粉は安いもので300円、高いものだと4,000円程度です。また歯専用の消しゴムは500円程度、フッ素ジェルは1,000円程度で購入できます。

ステインを除去する歯磨きの手順は、次のとおりです。

<ステインを除去する歯磨きの手順>1、歯専用の消しゴム(または通常の歯磨き粉)を使い、着色の特にひどい部分のみを優しく磨く

2、着色が落ちてきたら口をすすぎ、よく洗い流す

3、ホワイトニング歯磨き粉を使い、磨き残しがないよう順番に優しく磨く

4、磨き終わったら、約10mlの水(コップに1cm程度)で30秒ほどすすぐ

歯磨き粉には研磨剤が含まれているため歯の着色を落とすことができますが、その反面歯の表面に細かい傷をつけてしまうので着色が付着しやすくなります。

そこでフッ素ジェルを使うと再石灰化を促してくれるため、傷を修復し、着色を防ぐことができます。
フッ素ジェル

フッ素ジェルを歯ブラシにつけ、歯をコーティングするように優しく磨き、軽く口をすすいだら完了です。

    <歯磨きの注意点>

  • 研磨剤入りの歯磨き粉・消しゴムの使用は週1回程度にする
  • 優しく磨く
  • 食後30分程度は歯磨きを控える

普段は研磨剤の入っていない歯磨き粉やフッ素ジェルで歯磨きを行い、研磨剤入りの歯磨き粉や消しゴムを使用したステイン除去は週1回程度に抑えましょう。

また飲食により口内が酸性になっていると、歯の表面が傷つきやすくなるので、食後すぐの歯磨きは控えるのがおすすめです。

LEDライトを照射して行うホワイトニング!

セルフで行うホワイトニングには、ホワイトニング歯磨き粉の使用のほかに専用のキットで行う方法もあります。
LEDライトを照射して行うホワイトニング

歯ブラシでブラッシングを行ったあと、表面の水分を拭き取った歯に専用のジェルを塗り、LEDライトを照射させる方法です。

こちらの商品の場合は、最初の効果が実感できるまでは、1回10分×2セットを目安に3~4日連続でホワイトニングを繰り返し、それ以降は歯の白さを維持する為、月1回程度の使用が推奨されています。

研磨して行うステイン除去の場合、除去と同時に歯の表面に傷がついてしまうため週1回程度がおすすめですが、この方法であれば一定期間集中して使用することができますね。

ここで紹介した方法は、次の項目で紹介する歯科でのホワイトニングの合間に、白さを保つために行うのもおすすめです。使用のタイミングは、利用している歯科に相談してみてくださいね。

歯科で歯を白くする!オフィスホワイトニングとホームホワイトニング

歯科でのホワイトニング方法については、主に次の2つが挙げられます。

    <ホワイトニング方法(歯科)>

  • オフィスホワイトニング
  • ホームホワイトニング

歯科で行うホワイトニングとは、ステイン除去ではなく「漂白」して歯を白くすることです。

ドラッグストアなどで購入できるホワイトニング歯磨き粉とは異なり、ホワイトニング剤の主成分は過酸化水素や過酸化尿素です。

オフィスホワイトニングは全ての工程を歯科で行い、ホームホワイトニングは歯科でホワイトニングトレー(マウスピース)を作成し、自宅でホワイトニングを行います。

各ホワイトニングの費用はクリニックによって異なりますが、目安は次の表のとおりです。

<ホワイトニングの費用の目安>

ホワイトニングの種類 費用の目安
オフィスホワイトニング 1回3万円~5万円程度
ホームホワイトニング 初回2万円~3万円程度(専用トレーの作成)
2回目以降5,000円程度(薬剤の購入)

ではそれぞれの詳細を見ていきましょう。

即効性の高いオフィスホワイトニング!そのメリットとデメリット

オフィスホワイトニングとは、歯の表面に「過酸化水素」が含まれるホワイトニング剤を塗り、ライトやレーザーで照射して歯を白していく方法です。まずはメリットから紹介します。

    <オフィスホワイトニングのメリット>

  • 即効性がある
  • 安全
  • 手間がかからない

オフィスホワイトニングは即効性があり、イベントなどに合わせて早く白くしたい、という人におすすめです。

またホワイトニングの工程を歯科医や歯科衛生士が行うため安全で、手間もかかりません。

ただしデメリットもあります。

    <オフィスホワイトニングのデメリット>

  • 持続性が低い
  • 痛みを感じる場合がある

即効性はありますが、持続性はあまり期待できません。

クリニックや歯の状態によっても差はありますが、3ヶ月~6ヶ月で元の色に戻ります。

そしてオフィスホワイトニングでは高濃度のホワイトニング剤を使用するため、ホワイトニング時もしくはホワイトニング後に痛みを感じる場合も。知覚過敏という症状で、歯周病などの度合いによって強い痛みを感じることがあるようです。

ただし個人差があるので、普段知覚過敏の症状がない人は痛みを感じる可能性は低くなります。

ホームホワイトニングは持続性が高い!そのメリット・デメリットとは

続いてホームホワイトニングについて見ていきましょう。

歯科では自分の歯に合わせた専用のホワイトニングトレー(マウスピース)を作り、それを使って自分の好きな時に歯に装着することで徐々に歯を白くしていく方法です。ホームホワイトニングでは「過酸化尿素」が含まれるホワイトニング剤を使用します。

ホームホワイトニングのメリットは次のとおりです。

    <ホームホワイトニングのメリット>

  • 持続性がある
  • 自分のペースでできる
  • オフィスホワイトニングより痛みにくい

オフィスホワイトニングに比べ即効性はありませんが、その分白さは長持ちしやすいのが特徴。一度白くなったら、平均で1年~2年ほど効果が持続します。しっかり白くしたい、という人におすすめです。

マウスピースを作成したあとは、1日2時間、自宅など好きな場所で好きな時に自分のペースで行えるのも魅力のひとつですね。

またホームホワイトニングでは塗布や管理を本人が行わなければならないため、薄い濃度のホワイトニング剤を使用しており、知覚過敏の症状が出にくくなります。

ではホームホワイトニングには、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

    <ホームホワイトニングのデメリット>

  • 手間がかかる
  • 白さを実感するまで2週間以上

ホワイトニング剤の塗布や管理だけでなく、マウスピースの装着やケアまで、すべて自分で行うため手間がかかります。またホワイトニングを始めてから2週間以上経ってからでないと、白さを実感することができません。

歯科で歯を白くするなら、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行う、デュアルホワイトニングもおすすめです。オフィスホワイトニングは即効性、ホームホワイトニングは持続性の高いホワイトニング方法なので、併用して行うことでより効果が期待できますね。

歯の着色の原因とは?色の濃いものや酸性度の高い食品に注意しよう

歯の着色は歯の乾燥や加齢などでも起こりますが、主な原因は飲食や喫煙です。着色を起こす成分には煙草の「ヤニ」や、食べ物や飲み物に含まれる「タンニン」などがあります。歯の着色の原因となる、主な食べ物や飲み物を見ていきましょう。

<着色の原因となる主な食べ物・飲み物>

食べ物 ・チョコレート
・ブドウ
・柿
・ブルーベリー
・カレー
飲み物 ・コーヒー
・赤ワイン
・白ワイン
・緑茶
・紅茶
・スポーツドリンク

表にある以外にも大豆食品や緑黄色野菜、炭酸飲料など、「色の濃いもの」や「酸性度の高いもの」が着色の原因になりやすいです

特にアルコールは歯の表面の水分を吸収してしまうため、着色を起こしやすくなります。

料理に欠かせないしょうゆやソース、ケチャップ、お酢などの調味料も歯の着色の原因です。お茶や野菜などは健康のためにも毎日の食事に欠かせませんよね。歯の着色を抑えるために、食品で制限するのは難しそうなので、次の項目で食べ物による着色を抑える方法を紹介していきます。

着色を予防して白い歯を保とう!

ホワイトニングで美しい歯を手に入れても、着色を予防しなければ歯の白さは失われてしまします。着色の予防方法は、次のとおりです。

    <歯の着色の予防方法>

  • 飲み物はストローで飲む
  • 食事中はこまめに水を飲む
  • キシリトールガムを噛む
  • 歯に着色しにくくする食品を食べる
  • 鼻呼吸を意識する

これらの予防方法を行うことで、歯に色素が付着する率を抑えられます。特に鼻呼吸を行うことで、口内が乾燥しにくくなるのでステインの付着を予防することができます。

歯に着色しにくくする食品については、次の表を見てみましょう。

<歯に着色しにくくする食品>

食品 効果
ごま 歯垢を削り落とす。
ニンジン ビタミンAが歯の表面を丈夫にする。
ブロッコリー 鉄分が歯の表面を酸から守るための膜をつくる。
パイナップル 歯のシミを落とす。
しょうが 口内の組織を健康に維持する抗炎症作用がある。
しいたけ 口内のバクテリアの成長を妨げる。
バジル 口内のバクテリアを減少させる。

そのほかリンゴやイチゴなどの果物や、セロリなどの野菜に含まれているリンゴ酸には、歯の汚れを落とす効果があります。

また食品で歯を白く保つ方法に、「ココナッツオイルを使って口をゆすぐ」という方法もあります。

ココナッツオイルで口をゆすぐ「オイルプリング」のやり方

バージンココナッツオイルを使用して行うオイルプリングという、うがい方法を紹介します。「うがい」と言っても「ガラガラうがい」ではなく、口内をゆすぐだけ。

オイルが歯の汚れを浮かし、除去してくれる効果があります。まずは次の2つを用意しましょう。

    <用意するもの>

  • エクストラバージンココナッツオイル
  • 塩水

塩水は60mlの水(約コップ1杯分)に、塩をひとつまみ入れて作ります。

オイルプリングのやり方は次のとおりです。

<オイルプリングのやり方>1、大さじ1杯程度のオイルを口に含む

2、オイルは飲み込まず口内をゆすぐ(合計15分~20分)

3、オイルを吐き出す

4、塩水でうがいをする

排水口がつまる可能性があるので、オイルはゴミ袋などに吐き出しましょう。

酸性度の高い食品を食べるときには、チーズや牛乳、ヨーグルトなどカルシウムが含まれる食品を一緒にとると、歯の表面を保護することができますよ。

ホワイトニングで白く美しい歯を手に入れよう!

ここでは市販グッズで歯を白くする方法と、歯科で行うホワイトニング方法を紹介しました。軽度の着色であれば、ホワイトニング歯磨き粉やLEDライトを照射するタイプのホワイトニングジェルで、ステインを除去して歯を白くすることができます。

しかし長期間放置してしまった着色を、市販グッズで落とすのは困難。頑固な着色には歯科でのホワイトニングがおすすめです。

全行程を歯科医師や歯科衛生士が行ってくれるオフィスホワイトニングには即効性、自宅で自分で行うホームホワイトニングには持続性があります。またオフィスホワイトニングに比べると、ホームホワイトニングは低価格です。

それぞれのメリットとデメリットを比較し、自分のライフスタイルや希望に合ったホワイトニングを選びましょう。