科別の看護師さんの仕事をご紹介

尿や性器の病気を診る泌尿器科!実は看護師の人間関係が良好?

尿や性器の病気を診る泌尿器科!実は看護師の人間関係が良好?

泌尿器科は、尿や排尿に関係する病気を診たり、性器に関わる診療を扱ったりする診療科です。この科の特色は男性の患者さんが多いことで、そのため男性の看護師さんが多く、女性の看護師さんの間ではあまり人気が無い科となっています。

ですが、女性が少ない分人間関係が良好になりやすく、また医療スキルも特別なものが求められるわけではないなど、働きやすい環境でもあります。

ただし、絶対に欠かせないことがあります。それは、デリケートな部分を扱う科だからこそ、患者さんに対して最大限の配慮を行う必要があるということです。

では、泌尿器科とは実際どんな職場なのか、どのような仕事をする必要があるのかなど、詳しく見ていきましょう。

泌尿器科で治療する病気はこれ!診察内容をご紹介します

泌尿器科は、主に尿に関係する病気や、性器に関する病気を扱う診療科で、かなり幅広い疾患を扱っている科です。

そこで、泌尿器科とはどのような診療科なのか、詳しく見ていきましょう。

泌尿器科はこんな診療科です!

泌尿器科のある総合病院によると、泌尿器科は以下のように位置づけられています。

泌尿器科とは一体どういう科なのでしょうか?
それを正確に説明できる方は少ないと思います。
普段はあまりなじみのない診療科で、受診しにくいという印象をもたれていませんか?
泌尿器科は尿および性器に関する領域(泌尿生殖器)で、主に外科系を中心として診る診療科ということになります(内科系は腎臓内科という科があります)。
但し婦人科が有るので生殖器関連では男性が中心になります。
引用元:総合病院 松江生協病院 泌尿器科

簡単にまとめると、尿と性器に関わる領域を外科的に診る診療科だということですね。扱う臓器としては、以下のものが挙げられています。

  • 腎臓
  • 尿管
  • 膀胱
  • 尿道
  • 陰茎
  • 精巣
  • 前立腺

泌尿器科があるのは総合病院だけではなく、クリニックもありますよね。では、クリニックではどのよう考えで治療が行われているのかも合わせて見てみましょう。

クリニックの説明を見てみると、総合病院と同じような案内がされています。

尿と排尿に関すること一切、男性性器に関すること、ED、性病、包茎、男性性機能障害(早漏など)や、男性更年期障害を治療しております。
引用元:あらき腎・泌尿器科クリニック

尿や性器に関することから性機能に関することまで、幅広く診察の対象としていることがわかりますね。

泌尿器科で扱う体の部分

泌尿器で扱う体の部分を図にしたものが、以下の部分です。
泌尿器科で扱う体の部分
かなり広範囲にわたっているのがわかりますね。

具体的な病名

それでは、実際にどのような病気を扱うのか、見ていきましょう。数多くあるので、いくつかのグループに分けてご紹介したいと思います。

腎臓や尿路、男性生殖器などにできる腫瘍

  • 副腎癌
  • 腎臓癌
  • 腎盂・尿感癌
  • 膀胱癌
  • 前立腺癌
  • 陰茎癌
  • 精巣腫瘍・精巣癌

腎臓に関する疾患

  • 腎不全
  • 慢性腎臓病

尿路を閉塞させる疾患

  • 尿路結石(腎結石や膀胱結石など)
  • 水腎症

排尿機能に関する疾患

  • 前立腺肥大
  • 神経因性膀胱炎
  • 過活動膀胱
  • 尿失禁
  • 尿路感染症

男性の生殖器に関する疾患

  • 陰囊水腫
  • 包茎
  • 男性不妊症

病院やクリニックによって診療内容に違いもあり、これ以外の病気を扱うこともありますので、一例をご紹介しました。主に、これらの病気に対応するのが、泌尿器科です。

自由診療でこんな治療も!

自由診療とはなりますが、泌尿器科では以下のような治療を受けることもできます。

  • ED治療
  • 包茎治療
  • パイプカット
  • 疲労回復を目的としたにんにく注射
  • アンチエイジングを目的としたプラセンタ療法

これらの内容には、周りの人には相談しにくいものも含まれています。言えずにいるうちにさらに気になり、ますます状況が悪くなるという悪循環にも陥りやすくなります。

自由診療ではあっても、これらの症状も診てもらえ、人には言いにくいことを直接専門家に相談できるというのは、とても心強いですね。

これらも、場合によっては保険が適用されることがあります。

泌尿器科の特徴

泌尿器科では性器に関する病気も扱いますが、女性の場合、性器に関する病気にかかった場合婦人科を受診することも多いので、泌尿器科では圧倒的に男性の患者さんが多く、その比率は男性:女性が8:2くらいであるという現状があります。

そのため、働いている看護師にも男性が多いという点で、他の科と大きな違いがあります。

女性特有の症状を扱う場合も!

泌尿器科は男性が受診する割合が多い科だとご説明しましたが、実は女性特有の悩みを抱えて受診する人もいます。例えば、以下のような病気です。

  • 腹圧性尿失禁
  • 膀胱炎
  • 骨盤性器脱

腹圧性尿失禁は女性に多い尿失禁で、咳をしたり重いものを持ち上げたりするなどお腹に力が入った時に、尿意を感じているわけではないのに尿が漏れる症状が出る病気です。尿失禁には他に切迫性尿失禁という種類もありますが、これは男女ともに起こりがちです。

膀胱炎も男女ともに起こりますが、女性は男性に比べて500倍もかかりやすいと言われています。さらに、女性の二人に一人が経験するとも言われますから、どれだけ女性の発症率が高いかわかりますね。

骨盤性器脱とは、簡単に言うと骨盤のヘルニアのことです。産道が緩むことによって、骨盤の臓器が飛び出してくるという症状が出る病気です。

泌尿器科が扱う病気にはこのように女性特有のものもあるのですが、男性の患者さんが多いため、女性は泌尿器科を受診しにくい実情があるのも事実です。そのため、女性の患者さんが来院しやすいよう、専用外来を設けている病院もあります。

泌尿器科は、尿と性器に関する領域を全てカバーしていて、とても幅広い範囲を扱う診療科なんですよ。男性の患者さんが8割を占めていますが、中には女性特有の病気もありますので、女性の患者さんも来院されます。

自由診療も含めると、ED治療や包茎治療など、さらに扱う範囲が広がりますね。

具体的にはどんなことが行われる?泌尿器科での処置や手術の内容

先ほどご紹介したように、泌尿器科では体の広い範囲の病気を扱っていますので、処置や手術の種類も様々です。

そこで、もう少し泌尿器科の仕事がイメージしやすくなるように、泌尿器科ではどのような処置や手術が行われているのか、いくつか例を挙げてご紹介したいと思います。

尿道が詰まった時に尿を外に出す処置

尿道に尿が詰まってしまうと、尿が外に派出できず腎臓に尿がたまり、腎臓が炎症を起こして熱が出たり、ばい菌が全身に回ることで敗血症になったりなど危険な状態に陥ることがあります。さらに、この状態が続くと腎臓の機能が失われることあります。

そこで、以下のような方法で腎臓にたまっている尿を外に出す処置を行います。

  • 腎瘻造設術
  • ダブルジェイステント造設術

腎瘻造設術とは、局所麻酔をしたうえで、超音波で腎臓の様子を見ながら腰から針を刺す方法です。その針をだんだん太くし、最終的には尿を外に出すためのチューブを挿入することを目的としています。

ダブルジェイステント造設術は、膀胱鏡を利用し、尿管口から腎臓に向かってワイヤーを挿入する方法です。挿入したワイヤーに沿わせる形で尿管ステントを挿入すると、腎臓と膀胱の間にバイパスができます。

導尿

尿道口から膀胱内にカテーテルを挿入して、尿を排泄する処置です。導尿は、以下の2つの目的で行われます。

  • 清潔な尿を採取することで尿の中の細菌検査を行うため
  • 排尿障害によって膀胱内に残った尿を排泄するため

膀胱洗浄

注射器に吸い上げた生理食塩水を、カテーテルを通じて膀胱の中に注入する処置のことです。注入した生理食塩水は、後から排出します。膀胱洗浄は、以下のような目的で行われます。

  • 血尿が出ている時
  • 濁った尿が出ている時
  • 浮遊物などがあって尿閉になる可能性がある時

癌の切除手術

泌尿器科で扱う器官に癌ができている時には、切除手術を行うこともあります。例えば膀胱癌や前立腺癌などがそれに当たります。

尿路変更術

腎臓から送られた尿が体外に排出されるように、尿路を作るための手術のことを言います。尿管や膀胱が取り除かれた時や、腎臓が上手く機能しなくなった時などに行われます。

尿路結石を砕く手術

尿路に結石ができた時には、以下のような方法で結石を取り除きます。

  • 体外衝撃波手術
  • 細径軟性尿管鏡を利用しての砕石
  • 経皮的腎砕石術
泌尿器科では、導尿や腎瘻造設術のように尿に関わる処置を始め、様々な処置が行われています。

また、泌尿器科で扱う臓器に癌ができている場合は手術を行うなど、手術が多く行われている診療科でもあるんですね。

泌尿器科に向いているのはコミュニケーション能力が高い人!

ここまで確認してきたように、泌尿器科は排尿に関する病気や性器に関する病気を扱いますので、とてもデリケートな診療内容となります。だからこそ、患者さんへの配慮がとても大切になります。

では、具体的にどのようなことに気をつければいいのでしょうか?泌尿器科で働くために求められる能力について見ていきましょう。

基本的な看護スキル

泌尿器科に転職しようと思った段階で、特別な看護スキルを身につけている必要はありません。看護師として通常必要とされる看護スキルや知識があれば、問題はありません。

ですが、先ほども触れたように、女性の場合性器になにか異常を感じたら婦人科を受診することが多いため、男性の患者さんが圧倒的に多いということは基本的な知識として知っておく必要があります。

医療機器の扱いを覚えること

泌尿器科に転職する際に特別なスキルは必要なくても、そこで仕事を続けていくなら覚える必要のあることがあります。

それは、泌尿器科で扱われている医療機器は種類が多く、高額なものも多いからです。そのため、転職後それらの扱いを覚える必要があるのです。

コミュニケーション能力

泌尿器科では、普段人目にさらさない部分を診てもらうこともあり、とてもデリケートな診察を行う診療科となっています。そのため、患者さんの方も羞恥心を感じたり、不安に思ったりすることが多いものです。

そのため、受診すること自体に抵抗があり、病院に行くかどうかをさんざん悩んでから来院する人もいるほどです。

そこで、説明をきちんとするなど、患者さんとコミュニケーションをしっかり取ることによって、不安などを取り除く必要があります。そのため、コミュニケーション能力が求められます。

患者さんに精神的に寄り添って、ケアすることが求められるわけですね。

羞恥心を捨てること

泌尿器科に多い看護師の仕事として、手術前の剃毛があります。これは、手術の邪魔にならないように陰毛を剃ることを言いますが、直接男性の陰部を診ることになりますので、実際のところ抵抗があるという看護師も多いものです。

ですが、患者さんの方からしても、当然そのような部分を見られることは恥ずかしいと感じることでもあります。それを、看護師の方が恥ずかしがったりまごまごしたりしたら、患者さんの恥ずかしい気持ちを余計に増幅させてしまいます。

しかも、陰部に傷をつけるわけにはいかないという理由もありますので、看護師の方が羞恥心を感じて動揺することはできません。

それ以外にも、処置のために陰部を目にする機会が多いので、冷静になり淡々と処置を行った方が、患者さんの居心地も良くなります。だからこそ、羞恥心を捨てられることが大切なのです。

勉強熱心であること

最初に確認したように、泌尿器科の扱う病気はかなり多く、尿に関する尿路など以外にも腎臓の病気や性病まで、幅広く対処する必要があります。

さらに、透析が必要な人や、癌の人など、全身をケアすることが必要な患者さんに対応することもあります。それには、循環器全体や呼吸器全体など、幅広い知識が必要です。また、化学療法などもたびたび行われるため、それに対する理解も求められます。

そのため、勉強熱心で、新しいことをどんどん身につけていくことができる人材が求められます。

現場の看護師の声

実際に泌尿器科で看護師として働いている人は、以下のような心構えをしています。

泌尿器科では年間、多くの手術を行います。特に先進医療であるロボット補助下前立腺摘出術や、腎移植といった当院でなければ施行することのできない手術が増加しています。
尿路ストーマのケアなど、排泄に関わるケアも多くあります。羞恥を伴うデリケートな問題も多く、看護師の誠実な姿勢が問われ、また看護師自身の知識や技術も要求されます。その関わりの中で患者さんが「良くなった」と喜ぶ姿に私たちも嬉しくなります。

引用元:岡山大学病院看護部 泌尿器科/消化器内科

手術の際や、日常のケアの時にどんなことを心がけているのかが、現場の声からわかりますね。

実際に泌尿器科の現場で働いている看護師さんの言葉からもわかるように、泌尿器科では手術が多いので、それを知っておく必要がありますね。また、様々な機器を扱いますので、意欲を持って学んでいく姿勢も大切です。

さらに、デリケートな部分を扱う診療科であることから、コミュニケーション能力を発揮し、誠実に患者さんと対応することも求められるんですよ。

泌尿器科では検査や手術が多い!主な看護師の仕事とは

泌尿器科では、診る病気の特性上、検査や手術が多く行われるという特徴があります。そのため、検査や手術の介助などの仕事を多くすることになります。また、それだけではなく、外来に関係することもあります。

では、実際のところ、泌尿器科の看護師はどのような仕事をしているのでしょうか?具体的に確認しましょう。

手術介助

泌尿器科では、先ほども確認したような手術が行われています。その手術の準備をしたり、術後の処置やケアをしたりするのも看護師の仕事です。先ほど触れた剃毛も、術前の処置に当たります。

泌尿器科では手術が多く行われているので、手術介助をする機会も多いと言えます。

検査介助

泌尿器科では、様々な検査が行われていますので、一例を見てみましょう。

  • 尿検査
  • カテーテル検査
  • 内視鏡検査
  • X線検査

これらの検査の介助をすることも、看護師の仕事です。

外来

外来患者さんのバイタルチェックを行ったり、問診を行ったりすることもあります。また、医師の診察の介助もします。患者さんへの説明を担当することもあります。

また、採血や点滴も看護師の仕事となることがありますので、輸液管理などもする必要があります。

不安を抱えている患者さんとしっかりコミュニケーションを取ることも、仕事の一つです。

病棟でのケア

入院施設がある病院で働いている場合、病棟でのケアも仕事となります。日常的な処置やケアはもちろんですが、治療方針の説明などもする必要があります。

また、患者さんの不安を聞き、コミュニケーションを図ってその不安を取り除くように働きかけることも大切です。

人工透析

最初に泌尿器科で扱う体の部分について確認しましたが、腎臓の病気も泌尿器科で治療が行われます。そのため、泌尿器科では、腎臓病の治療の一環として人工透析を行うこともあります。

総合病院だけではなく、透析室を持っているクリニックもあります。そのため、総合病院で勤務する時だけではなく、クリニックで働く場合も人工透析に関わることがあります。その際、看護師が透析を行うこともあります。

泌尿器科では外来を担当することはもちろん、手術介助や検査介助も重要な仕事となりますね。また、病院やクリニックによっては透析に関わることもあります。

入院施設がある場所で働く場合は、入院患者さんのケアにも関わることになります。

泌尿器科に変わる前に知っておくべきメリットデメリット

泌尿器科に変わってみようかな…と思った時、どんなメリットやデメリットがあるのかはとても気になるところですよね。

では、これまでの内容も踏まえつつ、ズバリ泌尿器科で働くことのメリットとデメリットをまとめたいと思います。

泌尿器科で働くメリット

泌尿器科で働くメリットとしては、以下のような内容が挙げられます。

  • 人間関係が良好になりやすい
  • 夜勤や休日出勤が無いことも多い
  • アルバイト・パートの形態で働きやすい

泌尿器科は、男性の患者さんが多く、また陰部の周辺を診ることが多いという特性上、男性看護師が配置されやすい診療科です。また、それらの理由から若い女性の看護師が敬遠しがちなこともあって、女性看護師もベテランの人が勤めていることが多くなっています。

そのため、人間関係のトラブルが起こりにくく、働きやすい職場である可能性が高いのです。

入院施設がある病院ではそういうわけにもいきませんが、クリニックであれば夜勤や休日出勤が無い職場も多くあります。それから、アルバイトやパートの形態での募集もあるため、そのような働き方が希望の人には助かる診療科でもあります。

泌尿器科で働くデメリット

それでは次に、デメリットを確認してみましょう。デメリットとしては、以下のような内容が挙げられます。

  • 男性患者が多く、扱う病気もデリケートなものが多い
  • 剃毛が多いなどの特色があるので女性看護師にとっては選びづらい
  • セクハラに遭う可能性がある
  • 患者の容体が急変することがある
  • 給料が低め
ここまで確認してきたように、泌尿器科は男性の患者さんの方が多く扱う病気もデリケートなものが多くなっています。また、他の科でもあることはあってもそれほど頻繁ではない剃毛を、たびたび行うことがあるなど、特殊な環境であることは確かです。

それが苦になると言う人は、泌尿器科を転職先に選ぶのは難しいかもしれません。それから、セクハラを受けやすいという報告もあります。ですが、それが患者さんの不安の表れであることもあるため、それに対する対応ができることも求められます。

それから、透析を行っている患者さんがいたり、癌の患者さんがいたりなど、容体が急変するような状況にある人も多く通っています。そのため、患者さんの容体が急変する可能性があることを知っておく必要があります。

とはいえ、ここで挙げたことは、泌尿器科以外でも起こりうる問題も多くあります。

最後に、給料が低めになるという特徴もあります。なぜかというと、日勤のみであったり、アルバイトやパートといった勤務形態での働き方があったりするからです。さらに、クリニックが多いことも、給料が低めになる原因の1つになっています。

具体的に言いますと、看護師全体の年収が470万円くらいであるのに対し、泌尿器科の看護師は350万円から400万円程度の年収になると予想されます。

泌尿器科で働くメリットは人間関係が良好になりやすいこと・夜勤や休日出勤が少ないこと・アルバイトやパートなどの多彩な勤務形態で働きやすいことが挙げられます。

一方で、デメリットは男性患者さんが多くデリケートな部分を扱う診療科であること・剃毛など特有の処置があること・給料が低めであることなどが挙げられます。

これらを知った上で、転職するかどうかを考えたいものですね。

総合病院は求人が少ない!転職するなら病院かクリニック!

では、ここまでの内容を読まれて、泌尿器科への転職を考えようかなと思った方に向けて、転職先を探す際の注意点をご紹介したいと思います。

総合病院は求人が少ない!

実は、総合病院の泌尿器科の求人は、とても少ないのが現状です。

そのため、泌尿器科への転職を目指すのなら、総合病院を探すよりも泌尿器科のみを持つ病院またはクリニックを探す方がお勧めです。

病院やクリニックの場合、直接ホームページ上で募集の案内を出しているところもあるので、自宅の近くにあるなど働きやすい場所があれば、求人をしているかどうかホームページ上で確認する方法もあります。

ホームページ上で求人情報を公開している場合、応募の流れや募集要項などを詳しく確認できる場合もあります。

同じ病院やクリニックでも、外来や病棟の看護師と、透析室専門の看護師を別々に募集しているところもありますので、例えば透析室で勤務したいなどの詳細の希望がある場合は、より希望に合った仕事に就ける可能性があります。

直接応募する以外にも、求人情報を活用したり、転職コンサルタントのお世話になったりする方法でもいいですね。

外来のみ?入院施設を持っている?

泌尿器科の病院やクリニックの中には、外来のみのところもあれば、入院設備を持っているところもあります。そのため、どのような働き方をしたいかによって、どのタイプの病院やクリニックを選ぶかを考える必要があります。

泌尿器科の病院やクリニックには日勤のみのところも多いのですが、入院設備があるところでは夜勤もあります。どのような勤務形態で働きたいかにも関わってきますので、転職先選びは慎重にしましょう。

実は、総合病院では泌尿器科の求人が少ないのが実情です。そのため、泌尿器科への転職を考えるのであれば、泌尿器科のみを持つ病院や、クリニックを中心に求人を探す方がお勧めです。

病院やクリニックの場合、入院施設がある場所も無い場所もありますし、また透析室を持っているところもそうでないところもあります。そのため、どのような施設なのかよく調べてから応募することが大切なんですよ。

職場の人間関係が気になるあなたには泌尿器科がお勧めです!

以上の内容から、泌尿器科で働く際に知っておくべき点を確認しておきましょう。

まず、泌尿器科は男性患者が圧倒的に多い診療科です。それに伴って、コミュニケーション能力や冷静さが求められます。

メリットは人間関係の良さと夜勤や休日出勤の少なさなどで、デメリットは男性患者が多いことで女性が応募しづらい、給料が低めなことなどが挙げられます。

職場における人間関係は、働きやすさを大きく左右します。

そのため、職場の人間関係が気になるという人には、泌尿器科は特にお勧めの診療科と言えます。

泌尿器科の特徴を知った上で、そこで働けそうかどうかを考えてから転職先を決めたいものですね!