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トイレが近い方は要注意!あなたはもしかしたら膀胱炎かも!?

「最近トイレの回数が増えたような気がする…」

「なんかトイレをするときに痛みを感じる…」そんなことはありませんか?

体調が悪いときや、寒い時などでもこれらの症状は出てくるのですが、もしかしたらそれは「膀胱炎」の症状かもしれません。

「女性なら一度はかかる病気」と言われるくらい、女性の発症率が高い「膀胱炎」。今までかかったことがある方も、これまで経験したことがない方も、一度膀胱炎について学んでみませんか?

女性に多い膀胱炎。主な症状はどんなもの?

実際かかってしまった方もいるかもしれませんが、膀胱炎の症状って具体的にどのようなものなのかをまずは説明していきたいと思います。また、膀胱炎といっても実は種類があるんです。

最初は膀胱炎の主な症状と、種類について学びましょう!

一番多いのは「急性膀胱炎」!その症状とは?

膀胱炎にかかる中で、一番多いのが「急性膀胱炎」です。一般的に「膀胱炎になってしまった」という際の膀胱炎はこの急性膀胱炎のことを指します。

女性がかかることが非常に多く、こちらのグラフを見ても一目瞭然。

「今までかかったことがない」という方も、今後かかる可能性は十分にありそうです。

さて、そんな急性膀胱炎の主な症状は

  • 何度もトイレに行きたくなる
  • 排尿後に痛みがある
  • 残尿感がある
  • 尿が白く濁ることがある・血が混じった尿が出ることがある
  • 下腹部の痛み
  • 下腹部の違和感(張り)

といったものです。

軽度の膀胱炎であれば「何度もトイレに行きたくなる」といった、いわゆる頻尿の症状が見られます。膀胱炎の方の場合、1日10回以上トイレに行くことも珍しくありません。その際に膀胱炎とは気づかずに放っておくと、排尿後に痛みが出てきたり、残尿感が出てくるといった症状があらわれます。

膀胱炎の際に感じる痛みは「しみるような痛み」。膀胱が炎症を起こしているため敏感になっており、小さな刺激で痛みを感じてしまうようになるんです。

さらに炎症が進むと排尿時に激しい痛みを伴ったり、出したくても出せない…といった重い症状にレベルアップしてしまいます。この頃には下腹部に違和感を覚えるほどなので、「何かしらの病気である」と気づけます。

ここまでになると非常にツライので、軽いうちに気づいて治しておきたいですね。人によっては37度以上の熱を伴うこともあります。また、膀胱炎は非常に再発しやすい病気としても有名です。

軽い症状が慢性的に続く「慢性膀胱炎」

膀胱炎になる方の8割程度が「急性膀胱炎」と言われていますが、他にも種類があります。そのひとつが「慢性膀胱炎」です。

慢性という字のごとく、膀胱炎の症状が慢性的に続いている状態のことを言います。ですが急性膀胱炎に比べて症状は全体的に軽く、自覚症状がないことも多いです。

主な症状としてあらわれるのは

  • 何度もトイレに行きたくなる
  • 排尿後に軽い痛みがある
  • 残尿感がある

といったもの。急性膀胱炎が再発しているうちに慢性的になってしまったケースや、糖尿病や膀胱結石など他の疾患が理由で慢性的に膀胱炎になってしまっているケースがあります。

明らかに尿に血が混じる「出血性膀胱炎」

急性膀胱炎や慢性膀胱炎の場合、血が混じることがあっても少なかったり、また、白濁するだけで血が混じることがない場合もありますが、この「出血性膀胱炎」は見ただけで尿に血が混じっていることが明らかにわかるのが特徴の膀胱炎です。

後ほど膀胱炎の原因として詳しく説明しますが、一般的な膀胱炎はの原因は細菌です。しかし、出血性膀胱炎の場合細菌ではなくウィルスが原因であることがほとんどです。(その中でも「アデノウィルス」が原因となるものが一番多いです)

主な症状としてあらわれるのは

  • 排尿時に痛みがある
  • 血尿が出る
  • 残尿感がある

といったものです。特に小さい子がなりやすい膀胱炎ですので、小さな子どもをお持ちのお母さん方は注意してあげる必要がある病気です。

他とは違った症状の「間質性膀胱炎」

他の膀胱炎とはちょっと違う症状の膀胱炎に「間質性膀胱炎」があります。これは排尿時の痛みなどはないものの、

  • 何度もトイレに行きたくなる
  • 急な尿意が出て我慢できない
  • 膀胱痛がある

といった症状があらわれます。具体的な原因はわかっておらず、尿もきれいで白濁したり血液が混じることがありません。

痛みや濁りがないから膀胱炎じゃないかも…と思っていても、間質性膀胱炎という可能性があります。

膀胱炎と似ていても違う!放っておくと「腎盂炎」になるかも?

膀胱炎と似ている症状でも、実は違う病気である可能性もあります。それが「腎盂炎(じんうえん)」です。

腎盂とは尿が集められる部分で、膀胱ではなくここに細菌による感染で炎症を起こすことがあります。

腎盂炎も女性に多く、年齢も膀胱炎と同様に20歳代~40歳代に見られることが多いため膀胱炎と勘違いしてしまうこともあります。

膀胱炎は自然治癒でも治せるため、膀胱炎の経験がある方は自力で治してしまうこともあるでしょう。しかし腎盂炎だった場合は治療が出来ないままとなります。

腎盂炎の特徴として、悪寒を伴う高熱があります。風邪と勘違いしやすいのですが

ふるえを伴う高熱が出た、かつ他の風邪の症状がない

という場合、腎盂炎を疑ってみてもいいでしょう。直接命にかかわる病気ではありませんが、慢性になってしまうと非常に面倒です。

基本的に膀胱炎というと、急性膀胱炎がほとんどです。症状も間質性膀胱炎を除きほぼ共通していますので、自覚症状がある場合は治療を受けましょう。軽い症状の場合はたまたまかも?と思いやすいですね。

膀胱炎の原因は何?どういった人がなりやすいの?

膀胱炎といっても種類があることや、放っておくと(これはどの病気でも同じですが)身体によろしくないことなどわかっていただけたのではないかと思います。

それでは、次に膀胱炎になってしまう原因は何なのか…という点に迫っていきたいと思います。

膀胱炎のほとんどの原因が「細菌による炎症」!

一般的な膀胱炎(急性膀胱炎・慢性膀胱炎)の原因は細菌による炎症です。

膀胱が細菌に感染し炎症を起こすことで排尿時に痛みを感じたり、細菌を外へ出すためにトイレに行きたくなったり…といった症状があらわれるんです。

細菌に感染するルートは尿道からがほとんどで、膀胱炎の原因となる細菌は

  • 大腸菌
  • ブドウ球菌
  • セラチア菌
  • プロテウス
  • 肺炎桿菌
  • 腸球菌

などがありますが、その中でも大腸菌が原因の8割程度を占めています。

不潔だったり免疫が低い時に膀胱炎になってしまう

とはいえ、膀胱にも免疫能力がありますし、排尿することで細菌を排出することが出来ますので、簡単に膀胱炎になるというわけではありません。

なのにどうして膀胱炎になってしまうのか?それは、体調や生活によって免疫力が低くなったり、細菌が繁殖しやすい環境になることがあるからなんです。

ストレスが溜まっていたり、疲れていると身体の免疫能力が低下してしまいます。免疫能力が低いときに風邪をひいてしまうように、膀胱炎にもなりやすくなります。また、身体の冷えも抵抗能力を下げてしまうため、膀胱炎になりやすい身体を作ってしまう原因になります。

また、性行為のあとに排尿をしない、トイレを我慢する、おりものシートや生理用のナプキンを長時間取り替えないといった、細菌がたまりやすい環境を作ることでも膀胱炎になりやすくなってしまうんです。

どうして女性の方が膀胱炎になりやすい?その理由は身体の構造

細菌が尿道を通り膀胱で炎症を起こす、という仕組みだけを見ると男性でも女性でもそう差はないように思えます。しかし女性であれば5人に1人はかかっているというほど女性の発症率が圧倒的に高い病気。その理由は身体の構造にありました。

女性の尿道は、男性の1/4程度しかないため細菌が入りやすく、膀胱炎になりやすいのです。身体の構造を見ると一目瞭然!女性の方が膀胱炎になりやすいのも納得ですね。

どんな人が膀胱炎になりやすい?当てはまっているかチェック!

これらの原因を踏まえて、どんな人が膀胱炎になりやすいのかをまとめました。あなたは当てはまっているものがありますか?

項目 内容・補足など
トイレをガマンする
ことが多い
立ち仕事や接客といった、あまりトイレにいくタイミングが
ない方は排尿による細菌の排出が出来ないため、
膀胱炎になりやすいです。
また、膀胱内に細菌がいる時間が長いのも原因に。
トイレで拭くのがヘタ 後ろから前に向かって拭いたり、ささっとしか拭かない方は
細菌が残っていたり、尿道に細菌が入り込む可能性が高くなります。
生理時のナプキンや
おりものシートを
あまり取り替えない
蒸れやすく細菌が繁殖しやすい状態になります。そのため、
膀胱内に細菌が入り込む可能性が高くなります。
性交渉の後に
トイレにいかない
性行為によって細菌が付着する場合があります。
排尿することで感染を防ぐことが出来ますが、放置しておくと
細菌が繁殖したり、尿道に入ることもあります。
膀胱炎の原因は細菌による感染。なので、清潔にしていれば膀胱炎になる確率はぐっと低くなるということです。特に夏は蒸れやすく細菌が繁殖しやすいので、こまめにトイレにいくなど予防が必要ですね。

病院は恥ずかしい?でもきちんと診察を!検査と治療方法は?

膀胱炎は自力で治せる病気でもありますが、膀胱炎に似た別の症状の病気もあるため、きちんと病院で検査などを受けることを推奨します。

ちょっと恥ずかしい…と思うかもしれませんが、健康には変えられません!具体的にどのような検査をするのか、どのような治療法を受けることになるのか、そもそも何科に行けばいいの?といった、膀胱炎の検査や治療について詳しく知りましょう。

ベストなのは「泌尿器科」。「内科」や「婦人科」でも

膀胱炎の検査や治療にベストなのはやはり「泌尿器科」です。しかし近くに泌尿器科がない!という場合、内科や婦人科でも診察してくれることがあるようです。

内科などで診察を受けて治療が完了すれば問題ありませんが、何度も膀胱炎を繰り返すような場合や、尿に血が混じった場合などは泌尿器科でしっかりと検査を受けたほうがいいでしょう。別の病気の可能性もあります。

病院で受ける検査はどんなもの?

病院では、主に

  • 尿検査
  • 尿細菌培養検査
  • 超音波検査(エコー)

が行われます。症状の重さによってその種類や内容は変わります。

尿検査では、出始めではなく途中の「中間尿」と言われる部分を採取します。尿検査で白血球の数や細菌などをチェックします。重度の症状が出ている場合(立っているだけで痛い、下腹部に違和感がある)には、導尿といって尿道に直接管を入れる検査をします。

導尿はかなり痛いらしいので、できればここまでの症状になる前に検査に行きたいですね…。

エコーでは、膀胱炎でなく腎盂炎でないか、など別の場所の病気か否かをチェックするために行われます。繰り返し膀胱炎を発症しているような場合はエコー検査が行われることがありますが、最初(初診)からエコー検査が行われることはあまりないかと思います。

これらの検査に加えて、どのような生活をしているのか(トイレに行きやすい環境か、など)を聞く問診もあります。

治療は基本的に抗生物質を飲めばOK。治療期間も短い

膀胱炎と診断された場合、抗生物質を出されることがほとんどです。日数にして3~5日分くらいの量になるかと思います。

服用してから1~2日で症状が改善されますが、きちんともらった薬はすべて飲みきりましょう。飲み切らないことで表面的な症状の改善はされていてもまだ膀胱内に細菌が残っている場合があるからです。

残った状態の細菌がまた膀胱炎を引き起こすと、次回の治療時に同じ薬が効きにくくなってしまうこともあるため、症状が改善されてももらった分の薬はきちんと飲み切ることが大切です(ただし、医師の指示が違う場合はそちらにしたがってください)。

軽度の症状なら自分で治したり、症状を緩和させることも可能

医師の治療とは別に、自分でもある程度症状を緩和させることが出来る「セルフケア」も膀胱炎(急性膀胱炎)なら可能です。

具体的なケア方法は

  • たくさん水分を摂る
  • 身体を温める

の2点。トイレにいく回数を増やし、排尿によって最近を排出する、かつ身体を温めて免疫能力を高める…という感じですね。軽度の膀胱炎ならたくさん水分を摂るだけ(特に紅茶など利尿作用が高いもの)で症状が改善することもありますよ。

軽度の膀胱炎なら自然治癒も望めますが、本当に治っているのか心配…と考える方はきちんと病院で診察を受ける方がいいでしょう。自己判断で「治った」とするのは危険な場合もありますからね。

膀胱炎にならないために気をつけておきたいポイントはコレ!

膀胱炎になったらきちんと治療する!これは非常に大切なポイントですが、そもそも膀胱炎にならないためのケア、つまり「予防」も非常に大切なポイント。膀胱炎になりやすい女性ならなおさら!ですよね。

膀胱炎にならないために出来ることは意外と多いんです。予防のポイントを知って日常生活に取り入れましょう!

これが一番!「トイレをガマンしない」

最初のポイントはやっぱりコレ。トイレをガマンしないことです。トイレをガマンすることで尿が膀胱内に長時間溜まることになります。時間が長くなればなるほど細菌が繁殖しやすくなりますので、こまめにトイレにいきましょう。

どうしても職業柄長時間トイレに行けないという方も、休憩時には必ずトイレにいく、ということを心がけてみてはいかがでしょうか。

水分を多めに摂取して、トイレに行きやすくする!

トイレをガマンしないという、最初のポイントに繋がるものですが、水分を多めに摂るのも重要なポイントです。

普段からなかなかトイレにいかない、という生活習慣の方もいると思います。しかしその習慣は膀胱炎を引き起こす原因になってしまうかもしれません。3~4時間ごとにトイレに行くのがベストと言われていますので、それをサポートするためにも多めの水分を摂取するのが大切なんですね。

飲み物の指定は特にありませんが、普段からトイレにあまりいかないと自覚がある方は利尿作用がある紅茶や緑茶を取り入れるといいかもしれません。

外陰部は常に清潔に!菌の繁殖を防ぐ

先ほど、どうして女性の方が膀胱炎になりやすいのか…その理由として尿道が短いこと、また膣や肛門の近くに尿道があることでした。

そのため、外陰部を清潔に保っておくことで膀胱炎の予防や、カンジダなど他の病気の予防にもつながります。

おりものシートや生理のナプキンは3時間おきには取り替えるようにしましょう。ビデの利用も有効ですが、あまり利用し過ぎると逆に常在菌(常にある菌で、わたしたちの身体にとって有効な役割を果たしてくれるもの)までいなくなってしまいますので、やりすぎには注意です。

また、排便時には前から後ろへ拭くことを心がけましょう。

性交渉の後は早めにトイレに行く

性行為によって、尿道から細菌が入ってしまうことがあります。そのため、性行為が終わった後はできるだけ早くトイレにいくことで細菌を体外に排出することが出来ます。

雰囲気もあり難しいところかもしれませんが、健康のため!もちろんパートナーの身体も清潔であることが基本です。性行為の前にはきちんと身体を洗い、終わった後もシャワーなどで身体を清潔に保つのがベストですね。

冷えは大敵!夏でも身体は冷えるのでケア必須

万病の元と言われる「冷え」。もちろん膀胱炎の原因にもなるのがこの身体の冷えです。

冬は気をつけていても夏は暑いから身体が冷えない、と思っている方、それは大きな誤解です!

オフィスはクーラーが入っているので、冬よりも身体が冷えてしまうことも。夏こそしっかりと冷え対策を取りましょう。

具体的には湯船に浸かる、足元をしっかりと温める…などなど。一定以上の体温を維持して、免疫能力の向上に努めましょう。

過度なダイエットやストレスには要注意!

身体の免疫能力が低下することで膀胱炎になってしまいます。そのためダイエット中で栄養不足気味になっていたり、過度なストレスを抱えている方は体調を崩しやすく、免疫能力が低くなっているため膀胱炎になりやすいんです。

最近疲れぎみ、ちょっと食事を控えている…という方は要注意。体力がないと風邪など他の病気にもかかりやすくなります。

いずれの予防策も特別難しいことはなく、日常生活の中でこれらの項目に気をつけているという方も多いのではないでしょうか。

日常的になりやすい病気。慢性にならないように注意して

膀胱炎は、普段何気なく過ごしていてもかかってしまうような病気です。人によって免疫能力などはもちろん違いますから、かかりやすい方・かかりにくい方がいるのは事実です。

ですが、普段「特に行きたくないから」とトイレにいく回数を減らしていたり、「トイレにいくのが嫌だから」とわざと水分を摂るのを控えているような場合、膀胱炎にかかってしまう確率はぐっと上がってしまいます。

膀胱炎に一度なったからといってすぐに慢性化するわけではありませんが、膀胱炎になった原因を改善しようとせずに、「かかったらまた薬を処方してもらえばいいや」という気持ちでいると慢性膀胱炎になってしまいます。さらに腎盂炎などほかの病気になる可能性もあるので、慢性化は避けたいところですね。

膀胱炎の予防対策はどれも簡単なものばかり。まだなったことがない方でも、「いつ自分がなるかわからない」という気持ちで、膀胱炎の予防を意識するようにしてみましょう。

女性にはかかかりやすい病気がいくつかありますが、膀胱炎もその一つです。ただ、できるだけ水分を摂るようにしたり、トイレの回数を意識して増やすなどすれば十分に予防が可能です。

自分の体調を管理し、病気の予防に努めるのも素敵な女性のポイントのひとつ。健康的な女性は私をはじめ男性にとって魅力的ですよ。