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外反母趾の原因はハイヒールだけじゃない!原因と症状を徹底解説

足を細く、スタイルをよく見せてくれる女性の必需品と言えばハイヒール。こだわりをもって、常に履いている女性も多いですよね。

そんなハイヒールを愛用している方にとって心配な病気…それが「外反母趾」です。若い女性に多く、ハイヒールを履いていると外反母趾になるよ!と注意された方もいるのではないでしょうか。

「自分はスニーカーしか履かないから関係ない」という方も他人事ではありません。実は、ハイヒールを履いていなくても外反母趾になってしまう可能性があるんです!どうして外反母趾になってしまうのか?その原因や症状など、意外と身近な病気と言える外反母趾について学んでみませんか?

外反母趾ってどんなもの?知ってる方も再確認!

まず最初に、「外反母趾とはどんな症状なのか?」というところからお話したいと思います。

もちろん知識として知っている方は多いと思いますが、具体的にどのような状態なのか、どうしてあのような症状が出るのか…。そこまで知っている方はそう多くはないのではないでしょうか?

まずは基礎知識として、外反母趾とはどうやって起こるものなのか?を知りましょう!

親指が小指側に押されることで外反母趾に!

外反母趾とは「足の指(関節)が変形してしまうこと」です。

ハイヒールなど窮屈な靴が外反母趾の原因、というのは有名な話ですが、てこの原理で足趾(足の指のことです)が曲がってしまうんですね。

更に、足裏のアーチがなくなることも影響アリ

足裏のアーチというと、「前方横アーチ」のイメージが強いですが、外側及び内側にもアーチがあり、それらがきちんと機能していることが健康な足といえるんですね。

もちろんそれぞれのアーチには役割があり、

アーチの箇所 役割
前方横 足裏にある血管や神経を圧迫から守る
内側縦 土踏まず部分。歩くときの足への衝撃を緩和させる働き
外側縦 足の小指をサポートし、立つときや歩くときに
安定するように保つ働き。他2つのアーチに比べると固め

と、いずれのアーチも非常に重要な役割を果たしていることがわかります。

次に外反母趾の種類をご紹介しますが、アーチがなくなることで発生する外反母趾もあるんですよ。

足の親指が小指側に圧力をかけられることで外反母趾になってしまうんですね。ハイヒールではなくとも、先端が細くなっている靴も最近多いですから気をつけないとアーチの崩れの原因にもなりそうです。夏はサンダルを履くことが多いのでマシですが、その他の季節はぜひ気をつけていただきたいポイントです。

驚きの事実!?外反母趾はなんと6種類もあった!

外反母趾と聞くと、どのような症状を思い浮かべるでしょうか。多くの方が、足の親指の付け根の部分がぽこっと膨らんで、親指自身はちょっと内側に入っているようなイメージになるのではないでしょうか。確かにそれは間違いではないのですが、それは外反母趾という症状の中のひとつといってもいいのかもしれません。

現在外反母趾を研究している方や整骨院などでは、外反母趾の症状からなんと6つに分類することが出来るとしています。それが、以下に挙げているものです。

  • 靭帯性外反母趾
  • 仮骨性外反母趾
  • 混合性外反母趾
  • ハンマートゥ性外反母趾
  • IP外反母趾
  • 病変性外反母趾

それぞれどのような状態なのか、福岡にある整骨院である「福岡外反母趾センター」による写真を交えてご紹介します。一見外反母趾には見えなくても、これも入るのか!と驚くのではないでしょうか。

外反母趾のイメージと言えばこれ、「靭帯性外反母趾」

最初にご紹介するのは「靭帯性外反母趾」です。

こちらは足の指の付け根にあるアーチの部分が伸びてしまった、もしくは緩んでしまったことにより親指が小指側の方向へ曲がってしまった状態です。また、靭帯性外反母趾になった方の80%は小指が親指側に反る「内反小指」があります。

症状が進行すると痛みはなくなるものの、脱臼状態となってしまい、さらにはむくみなど別のトラブルが起きる原因となってしまいます。

いわゆる「外反母趾」として一番代表的な症状であり、こちらのタイプだけを指して「外反母趾」という事も多いです。

親指の骨が出っ張ることで起こる「仮骨性外反母趾」

こちらの外反母趾は、親指が曲がってしまうことはないものの、親指の付け根の骨が出っ張って大きくなることにより、結果的に曲がって見えるような状態のものを言います。

親指の付け根を強く地面に当てるような歩き方をすることが原因で、この仮骨性外反母趾になってしまう可能性が高いので、ハイヒールを履いていなくても十分にこの外反母趾になる可能性はありえる、ということですね。

写真を見るとわかるように、タコのようになっています。この出っ張った部分が「過剰仮骨」という、本来は骨が必要な部分ではないものの、その部分を守るために過剰に形成された不完全な骨組織に当たります。

上2つの症状がひとつになった「混合性外反母趾」

これは見出し通り、足のアーチが伸びてしまうことによって起こる「靭帯性外反母趾」と、親指の付け根に過剰仮骨が形成されてしまうことによって起こる「仮骨性外反母趾」の両方の特性を備えた状態の外反母趾です。

中年以降の女性に多く見られる症状で、どちらの外反母趾も進行した状態のことが多いようです。

若い子に多い症状の「ハンマートゥ性外反母趾」

この「ハンマートゥ性外反母趾」は、「指上げ足(浮き指)」とも言われます。足の指がぎゅっと縮こまっていたり、逆に反り過ぎた状態なのが特徴です。また、別の特徴として若くスポーツをしている人に発生しやすい症状でもあります。

小中高生に発生したスポーツ障害の足の90%以上がこの「ハンマートゥ性外反母趾」なんです。

また、足の指がもともと長い方にも発生しやすいのが特徴の外反母趾です。

窮屈な靴、大きすぎる靴など自分のサイズに合わない靴を履いている場合になりやすい外反母趾でもあります。

親指の第2関節から曲がっているタイプ「IP外反母趾」

一般的な外反母趾では、足の付根の関節「MP」から曲がるタイプなのですが、この「IP外反母趾」は指先に近い関節「IP」から曲がってしまうタイプの外反母趾です。

ちょっとこのタイプは他の外反母趾とは変わっていて、原因が「不明」なことが挙げられます。他のタイプは病気であったり、靴のサイズが合わない、歩き方…といった明確な原因があるのですが、こちらは全くもってわかりません。

先天的にIP外反母趾になっている方もいるようですが、歩き方や靴の相性などで症状が出てくる方もいるようですね。

病気が原因で外反母趾に!?「病変性外反母趾」

最後も、これまでとはちょっと違う外反母趾です。何が違うかというと、原因が明らかに「病気」であること。リウマチやヘバーデン結節といった、関節が変形してしまう病気によって外反母趾になってしまった場合、こちらに分類されます。

これらの病気を患っていると、少しずつ足の関節が変形して外反母趾のような症状になってしまう…ということです。特に年齢が高い方の場合、この2つの病気が発症する可能性が高くなるので、この外反母趾のような症状が現れることが多いようです。

単純に外反母趾といっても原因や状態によって細かく種類がわけられているんですね。外反母趾と言えば靭帯性外反母趾」のイメージなので、足の指が内側に入っていないからといって自分は外反母趾とは違う…と思っていても、実は外反母趾だったなんて可能性もあるということです。一度写真と自分の足の状態を見比べてみてもいいかもしれませんね。

どうして外反母趾に?原因はハイヒールだけではなかった!

単純にハイヒールを履いているのが原因、というわけではないことがなんとなく5つに分類された外反母趾それぞれの症状によっておわかりいただけたのではないでしょうか。

それでは、どうして外反母趾になってしまうのか?みなさんがよく知っているものも含め、その原因について説明していきたいと思います。

ハイヒールをはじめ、自分の足に合わない靴は大きな原因に

まず最初の原因として挙げられるものは、みなさんもご存知の「合わない靴を履く」ことによる外反母趾です。特にハイヒールなど、足の先端にいくほど幅が狭くなっていく靴は要注意です。

ハイヒールを履くと足が細く見えて美しいのですが、外反母趾の原因としてはかなり大きなものと言えそうです。これは、先ほど紹介した分類でいうと「靭帯性外反母趾」に当たります。

上記で出てくる「開張足」ですが、これは足のアーチが崩れてぺたん、と偏平足のようになっている状態のことです。足の幅が広がってしまい、本来であれば親指と小指にかかる体重が人差し指・中指・薬指の内側3本にかかりやすくなり、靭帯性外反母趾の進行に繋がります。

スニーカーでも要注意!歩き方ひとつでも外反母趾の原因に!

「自分はハイヒールを履いていないから大丈夫」と思っている方も要注意。

歩き方や立ち方などの姿勢も、外反母趾の原因となるんです。

正しい歩き方として「かかとから着地して…」といわれることが多いですが、こちらは最近あまりよくないと言われています。なぜかというと、かかとに全体重をのせてしまうことによって、かかとに負担が大きくかかりすぎて身体に変調をきたしてしまう(腰痛になる・かかとの痛みが生じるなど)からです。

また、かかとから着地する歩き方をしている方の場合、足の指の付け根に力が入っていない「浮き指」状態で歩いていることに気づいていないことが非常に多いんです。付け根に力が入っていないとうまく体重を分散することが出来ず、アーチの崩壊やかかとの不調に繋がり、最終的には「ハンマートゥ性外反母趾」になってしまうことも。

最近の若い女性に多い「ぺたぺた歩き」も外反母趾に

それだけではなく、足の指の付け根で着地するようなぺたぺたとした歩き方、いわゆる「ぺたぺた歩き」も外反母趾の原因になります。

女性はパンプスやハイヒールといった、足(足の先)が圧迫されるような靴を履いている場合、歩く際に足の指を使わずに足の指の付け根を使うようになってしまいます。

そうなると付け根部分に歩く際の衝撃がダイレクトに伝わってしまい、そこで「守らなければ!」と過剰仮骨が形成され、「仮骨性外反母趾」の原因となってしまいます。

加えて、足の裏の筋肉が上手く発達せず「開帳足」や違うタイプの外反母趾になってしまうこともあります。

ハイヒールを履いてないから外反母趾にはならない、というわけではなく、スニーカーや足に優しい靴であっても歩き方が「ぺたぺた歩き」であれば外反母趾になる可能性は十分にあるということです。

足の指が動かせない、使っていない場合も要注意

足の指が曲げられない人が時々いますが、こちらも外反母趾の原因のひとつになります。親指以外の4本の指をぎゅっと丸めるイメージで曲げてみてください。第3関節まできっちりと曲がっていればいいのですが、曲げられない場合、曲がらない場合は注意が必要です。

足の第3関節は、足の美しいアーチを形成するために必要な部分なのですが、ここがきちんと動いていないとアーチが崩れやすく、「靭帯性外反母趾」が起こりやすくなってしまいます。

なんと、外反母趾の方の約70%が第3関節まで曲げることが出来ないようです。

生まれつきの足の形や遺伝的要素も

これまでの原因には当てはまらないのに外反母趾になっている場合の方は、遺伝的な要素などを含んだ「内的要因」が考えられます。女性は男性に比べて筋力不足なため、足裏や足指の筋肉が弱く外反母趾になりやすいと言われています。

母親が外反母趾、という場合は外反母趾になりやすい足の形の可能性もありますので、注意したほうがいいでしょう。また、リウマチなどのいわゆる「病変性外反母趾」も内的要因に当たります。

遺伝などどうしようもない部分もありますが、基本は「歩き方」「姿勢」「選んだ靴」によって外反母趾になるかどうかは大きく変わってくるということです。「自分は正しい歩き方をしている」と意識していない方も多いと思いますが、実はそれが間違っていた!なんてこともあるかもしれません。仕事上仕方なくヒールやパンプスを履いている…という方は、休日や内勤のときは出来るだけ足がラクな靴に履き替えるなど工夫をしてもいいかもしれませんね。

外反母趾が進行すると…?足の変形だけじゃない症状も!

外反母趾になったら大変!といわれることは多いですが、外反母趾になったあと、進行したらどうなってしまうのかまではあまり知らない、という方が多いのではないでしょうか。

実は、外反母趾は足が変形するだけでなく、身体の様々なところに悪影響を及ぼす、かなり厄介な病気なんです。一体どのような悪影響があるのか見て行きましょう。

痛みが出たら受診のサイン。まだ間に合う状態!

基本的な外反母趾の症状として変形の他、痛みを伴うことがあります。特に親指の付け根の関節部分に痛みを感じることが多いようです。これを「たまたま今日は多く歩いたから」「合わない靴を履いたから」と放置していると、どんどん外反母趾が進行する可能性があります。

そのまま放置しておくと、付け根の曲がった部分が靴とこすれて、「皮下滑液包炎(バニオン)」を引き起こす原因となります。この状態になると靴を履いていると常に痛みを感じるようになります。

また、足の親指の付け根をうまく使えていないことから、他の指の付け根部分が親指の付け根の代わりに体重を受けることとなり、このようにタコが出来てしまうことがあります。

この状態も痛みを伴うことがありますので、違和感や痛みを感じたら一度病院に行くのがよいでしょう。

最終的には親指が入り込む、この画像のような状態になってしまうことも…。こうなると脱臼してしまったり、歩行が困難になってしまいます。

足の痛みだけじゃない!併発する様々な悪影響がツラい

足の痛みが出てくるのも辛いのですが、それだけではありません。他にも様々な症状が併発するんです。

人間は無意識のうちに痛いところをかばってしまう性質があります。例えばかかとがちょっと痛くなったら、あまりかかとに負担をかけないようにつま先立ち気味になったりする経験は、誰しもがしていると思います。

外反母趾になった場合も同様に、足の痛い部分をかばって歩いたり立ったりするようになります。その影響で立ち姿勢・歩き方が悪くなり膝を痛めてしまったり、頭痛、肩こり、噛み合わせの異常が起こることもあります。

もっと大きな病気の原因となることもあります。例えば頚椎ヘルニアや自律神経失調症、疲労骨折といった病気の原因にもなってしまうんです。また、歩きづらくなる・歩けなくなることにより筋力の低下が見られ、肥満になりやすいというイヤな影響も。肥満は高血圧や糖尿病などリスクが高い病気の温床。外反母趾の及ぼす影響はとても広いものと言えます。

足というのはわたしたちの身体を支えてくれる大事な部分。そこの異常は足そのものだけでなく、身体全体への影響が大きいというわけですね。

自分は外反母趾?セルフチェックで確認してみよう

簡単ではありますが、自分が外反母趾かセルフチェックすることも可能です。親指がどれだけ内側に曲がっているか、以下のように診断が出来ます。

角度 状態
~15度 正常
15~20度 軽度の外反母趾
20~40度 中度の外反母趾
40度以上 重度の外反母趾

15度以上曲がっている場合は外反母趾の可能性が!病院へ一度いってみてもいいかもしれません。

ちなみに画像にある「内反小趾(ないはんしょうし)」とは、外反母趾の逆で、小指が内側に曲がってしまう疾患のことを指します。

原因は外反母趾と同様に圧迫による変形が多いため、内反小趾を患っている方は外反母趾も併発していることが多いようです。

足の痛みや変形はもちろん症状として出るものですが、歯のかみ合わせが頭痛の原因になるのと同じように外反母趾も頭痛や肩こりの原因にもなるんですね。重大な病気を引き起こすおそれもありますから、一刻も早い治療が大切です。

外反母趾になってしまったら、どんな治療法があるの?

既に外反母趾の自覚症状があり、なんとかしたい!と思っている方もいると思います。しかし(程度にはよりますが)変形してしまった足を戻す方法なんてあるのか、その点はちょっと疑問ですよね。

実際外反母趾の治療はどのようにして行われるのか、このトピックにて紹介していきましょう。外反母趾の治療方法は

  • 保存療法
  • 手術療法

の2種類です。どのような治療方法なのか、それぞれ解説していきます。

保存療法は対処療法で、改善の効果は薄め

まずは「保存療法」です。保存療法とは手術などを行わない、いわゆる対処療法のことを指します。人間の自然治癒力を利用し、少しずつ改善していく形になります。

保存療法として多いのは「足底板(アーチサポート)療法」です。これは患者さんの足にぴったりとフィットするインソールを作り、それを常に靴の中に入れておくことによって自然な足のアーチを取り戻し、外反母趾を改善させるというものです。特に「靭帯性外反母趾」の改善に役立ちます。

他には、矯正のための器具を足につけることもあります。

しっかりとしたものからサポーターのような柔らかい素材のものまで様々な種類があり、症状に合わせたものを使用します。夜寝るときだけつける、昼の短時間だけつけるなど強さによって装着する時間も変わります。

中には親指を固定するなど強力なものもありますが、痛みを伴うため長時間の使用は現実的ではありません。弱い力で長時間装着するものか、強い力で短時間のみ装着するものを利用することになります。

進行があまり進んでいない場合はサポーターだけでも効果が見られますが、外反母趾がかなり進んでいる場合は装具だけでは治らない可能性が高いです。

基本的に保存療法は改善効果自体は弱く、痛みを和らげるために使われることが多いようです。

確実に治すなら「手術療法」を選ぶべき

対して「手術療法」はその名前の通り、手術をすることで外反母趾を治す方法です。対処療法で効果がなかった場合や、重度の外反母趾の場合は手術療法となります。

手術では骨を切りずらして固定することで正常な位置に持っていくという方法が多く使われます。

基本は局所麻酔で行われますので、手術も日帰りでOKなところが多く、翌日から歩くことも出来ます。しかし、普段履いているような靴を履けるようになるまでには2ヶ月程度かかります。

保険も適用されますので、価格も入院な必要な場合で20万程度、日帰りでしたら10万円程度でしょうか。どれくらい外反母趾が進行しているか、手術が難しいものかなど状態によって変わるので医師と相談してみましょう。

外反母趾の進行度合いにもよりますが、軽度であれば保存療法で症状が緩和されることも十分に考えられます。しかし重度となると保存療法では対処できないことも多いので、手術するしかないケースの方が多いでしょう。出来るだけ気をつけて、重度の外反母趾にはならないようにしたいですね。

外反母趾にはなりたくない!どんな予防をすればいい?

歩くという行為はわたしたちから切り離すことは出来ません。大げさに言ってしまえば、歩くという行為をしていると外反母趾になる可能性があるといっていいでしょう。(もちろん歩かないことによる筋力低下も外反母趾の原因となるため、歩くことは大切ですが…)

そこで、外反母趾になるのを予防したいけどどういった対策を取ればいいの?という疑問を解消!外反母趾の予防策をご紹介します。

予防策として一番大事なのは、「正しい歩き方」

外反母趾の予防策として一番大切なのは、「正しい歩き方」を知り、それを実践することです。

正しい歩き方はかかとから着地して…というイメージが強いですが、この歩き方はかかとに負担がかかりすぎてしまい問題なのでは?と最近では言われています。現在正しい歩き方としていいと言われているのが、「足裏全体に体重をかける」ような歩き方です。

足裏全体で着地して体重を足裏全体で分散し、かつ足の指を使って歩く、これが外反母趾の予防策として非常に有効なんです。また、姿勢もよくなり無駄な足の筋肉を使用しないのでO脚や下半身太りの改善にも役立ちます。

リラックスタイムにながらで予防!「足指運動」も有効

足でグー・チョキ・パーを作るような足の指を開く運動は外反母趾の予防策として非常に有効です。

最初はなかなかうまく動かせないかもしれませんが、毎日続けているうちにだんだんと出来るようになってきますよ。

ポイントは思いっきり曲げ、伸ばすこと。足の指の関節ではなく、足の指の付け根の関節を曲げるようにしましょう。手を使って強めの力で曲げてもかまいません。次の日に痛みが残らない程度の強さでしっかりと曲げ、指を開く時は出来るだけ反らないように意識しましょう。

幅が広めの、自分に合った靴を履く

自分に合った靴を選ぶ、というのも予防策として効果的です。選ぶポイントは

  • 靴の先端が広いもの
  • 足の指が自由に動かせる程度のゆとりがあること
  • 材質が柔らかいもので出来ていること

です。硬い靴だとあまり指が動かず、またソールが硬いと着地の衝撃が足に強く伝わってしまうので外反母趾という点から見るとあまりよくないんです。もちろんヒールも高いものだと負担になりますので、あっても5cm未満の靴がいいですね。

また、トングタイプのサンダルや下駄は、足の指を使う効果が高いので外反母趾の防止にはオススメなんです。家の中では出来るだけ裸足でいる、というのも足の筋力を高めるため効果の高い予防策になっています。

開帳足を防止するために「背側骨間筋」を鍛える

他のトピックでも何度か触れていますが、足裏を形成するアーチがなくなるとぺたんこな足、すなわち「開帳足」になってしまいます。

開帳足になると、広がった筋肉を元に戻そうと余計な負担がかかり、外反母趾の原因にもなってしまうんですね。

そうならないためには「背側骨間筋(はいそくこっかんきん)」という筋肉を鍛えるのがオススメです。

具体的な方法は、「ゴルフボール」で足裏をゴロゴロしたり、足の指だけでゴルフボールをつかむようにすること!

最初はつかめないかもしれませんが、やっていくうちにだんだんつかめるようになっていきます。それだけ足指周りの筋肉が鍛えられてきている、ということですからめげずに続けて見てください。

インソールや靴下でも外反母趾予防が!?

運動や歩き方に気をつける、というのは基本とも言えるでしょう。

さらにプラスしたいのであれば、外反母趾を予防するためのインソールや靴下を考えてみてはいかがでしょうか。

インソールとして使用することによってきちんとアーチを保護し、外反母趾を予防(改善)することが出来ます。

また、外反母趾にならないように「テーピング」されている靴下もあります。親指と人差し指の間にわざと固めのテーピングを施し内側に行かないようにしてあったり、サポーターのように固めの部分を作り自然と足指が開くように設計されていたり…と足のケアにピッタリです。

価格もそう高くないので、一度試してみてはいかがでしょうか。

毎日一歩も歩かない、という方はいないと思いますので、やはり「歩き方」を改善するのが外反母趾の予防にはベストだと言えそうです。それにプラスして足指の運動をしたり、ストレッチをしてアーチを保つようにするのがいいでしょう。インソールや靴下などで、外側から予防するのもいいですね。

日頃の生活に気をつけて、足にいいケアをすることが大切

「ハイヒールを履いているから外反母趾になる」、これは多くの人が思ってきた、いえ、今でも思っている方が多いと思います。しかし、今回ご紹介したことによって、ハイヒールを履いていなくても外反母趾になってしまう可能性は十分にあるとおわかりいただけたのではないでしょうか?

普段からヒールが高い靴が好き!という方は特に毎日のケアが重要になってきます。休みの日は裸足やぺたんこ靴など、足に負担がかからないように過ごしたり、毎日欠かさずストレッチをしたり…といった、外反母趾にならないようにする予防策をしっかりと取り、自分のオシャレと足の健康の両方を維持していけるのが理想ですね。