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患者数は男性の3倍!?女性に起こりやすい片頭痛の原因と予防法

たまに起こるズキズキとした痛み、時間がたてば解決すると分かっていても、やはりキツイと感じてしまうのが偏頭痛です。この偏頭痛、実は男女別で見てみると、女性は男性の3倍もの有病率であるという事は知っていましたか?

なぜ女性に多いのか、それは偏頭痛が女性ホルモンの乱れによって起こることが多い為なのです。女性ホルモンと偏頭痛の関係、偏頭痛が起きた時の対策、そして予防法など、女性だからこそ知っておきたい偏頭痛についての情報をご紹介しましょう。

偏頭痛は女性ホルモンと関係あり!?そのメカニズムとは

偏頭痛が生じるタイミング、実は女性ホルモンと関係しています。

偏頭痛が女性ホルモンと強く関係していることもあり、女性の患者数が男性よりも多いという実態になっているわけです。

女性ホルモン量の変動で痛みが…その原因は頭部の血管にある

偏頭痛による痛みは、頭部の血管が拡張するために引き起こされるとされています。

片頭痛が起こる原因は、頭やそのまわりの血管が広がりすぎて、周辺の神経が刺激されたり、血管周辺に炎症が広がって痛みを発生します。

血管の拡張を引き起こしてしまう要因は、次のようなものです。

  • ストレス
  • 疲労
  • 人混みや強い日差し

これらが刺激となって脳が興奮状態となり、頭部血管を拡張して痛みを引き起こしているわけですね。

女性ホルモン変動は月経とも関連あり!月経関連偏頭痛とは

女性ホルモンの変動によって偏頭痛が生じるということは、当然月経周期とも関連があることになります。月経に関連して起こる片頭痛は、月経関連偏頭痛と病名がついているぐらいなのです。

この月経関連偏頭痛は、女性ホルモンであるエストロゲン、プロゲステロンの分泌量が減少する排卵期と月経の2・3日前に起こりやすくなっています。

女性ホルモン量が不安定になることが刺激となり、偏頭痛を引き起こしてしまうとされているのです。

月経関連偏頭痛は、起こるタイミングがあらかじめ分かっているものです。ですから、タイミングを見て先に薬を飲んでおくという対応をとることも可能です。

月経時に偏頭痛が起こりやすいという人は、一度病院で相談してみると良いでしょう。

偏頭痛が女に多いのは女性ホルモンが関係しているせいなのですね。痛みの原因も頭部血管拡張によるものだとは知りませんでした。

しかし、血管を刺激になってしまう要因が分かれば対策も出来るかもしれません。しっかりとチェックしておきたいですね。

痛みの原因は頭部血管の炎症!偏頭痛時は運動や入浴は控えよう

偏頭痛で頭部に痛みが生じるのは、頭部血管の炎症が原因だとされていることは紹介しました。

頭部の血管が拡張していると痛みが起こってしまうので、血管を拡張させるような行動をしてしまえば痛みがひくことはありません。

偏頭痛を起こしている時に控えなければいけない行動、それは以下の3つです。

  • マッサージ
  • 運動
  • 入浴
痛みが出ると、その場所を押す・ほぐすなどのマッサージしてしまいがちですが、これは血行を促してしまう行動ですから逆効果です。
運動や入浴も、血管が拡張した状態を維持し続けてしまうので痛みが治まりません。

偏頭痛が起きたときには、対処法を間違えないよう注意しておきましょう。

偏頭痛になったら血流を阻害する行動が効果的!?

では、偏頭痛になったときにはどうすれば良いのでしょうか。効果的なのが、血流を阻害する行動です。

  • こめかみを押さえる
  • こめかみを冷やす

血流を阻害することで、拡張した血管の収縮を促すと良いという理由ですね。

偏頭痛は一時的なもので長時間持続するものではありませんが、痛みを和らげる方法の1つとして知っておくと良いでしょう。

片頭痛に市販薬は効かない!?片頭痛の治療薬とは

頭痛がする場合は、市販の頭痛薬・鎮痛剤を服用するという人は少なくないはずです。しかし、片頭痛の場合はその限りではありません。同じ頭痛だから市販薬で効くはず、そう思っている人は要注意です。

なぜなら、片頭痛は市販薬が効かないのです。市販の鎮痛薬は、軽い症状であれば多少の効果があるかもしれません。しかし、片頭痛の原因は血管が拡張しているという点です。

市販の鎮痛薬には、拡張した血管を収縮させるような働きがありません。ですから、片頭痛に市販薬は効かないのです。片頭痛に効果がある薬は、病院で処方してもらうことが可能となっているのです。

片頭痛の治療には、当然投薬という選択肢があります。その際用いられるのは、トリプタン系薬剤が一般的であり、次のような薬が挙げられます。

  • イミグラン
  • ゾーミッグ
  • レルパックス

これらは、片頭痛の症状が出始めたときに飲むものとなります。処方される薬は、片頭痛の対処法として用いるようになっているわけです。

片頭痛の予防法として用いられる薬もあります。以下に例を挙げておきましょう。

  • Ca拮抗薬
  • β遮断薬

片頭痛の場合は、むやみに市販薬を服用しているとかえって身体に悪影響を与えてしまう可能性があります。片頭痛には市販薬は効果がないということをしっかりと認識し、症状が重い場合は医療機関を受診するようにしておきましょう。

痛いときはマッサージ!とか思っていましたが、逆効果となるケースもあるとは知りませんでした。無知というのは恐ろしいことですね。

偏頭痛の痛みは安静が一番ということです。血流を促すのではなく、血流を阻害することが効果的ということは知っておきたいですね。

ストレスや疲労も原因に!?偏頭痛を予防する3つのポイント

偏頭痛の原因となる頭部血管の拡張を引き起こしてしまう要因となるのは、女性ホルモン量の変動だけではありません。

先ほども紹介した通り、ストレスや疲労も頭部の血管を刺激し、拡張させてしまう要因となり得るのです。

しかし、要因が分かっていれば予防することも可能です。偏頭痛を予防する3つのポイントをチェックしておきましょう。

  • ストレスを溜めない
  • 栄養バランスのとれた食事をとる
  • 人混みや日差しの強いところを避ける
ストレスがかかっている間は偏頭痛は起きにくいのですが、実はストレスから解放されたときに一気に血管が拡張してしまうことがあります。
ですから、日頃からストレスを溜めないようにしておくことが重要となるのです。

また、騒音や強い日差しはそれが刺激となって血管が拡張してしまうリスクがあるので、そういった場所に行くのは出来るだけ避けるということも偏頭痛の予防に繋がります。

偏頭痛予防に効果がある栄養素とは

また、偏頭痛を予防するためにはバランスのとれた食事も重要です。偏頭痛に効果があるものですと、マグネシウム、ビタミンB2、フィーバーフューがその代表です。

マグネシウム、ビタミンB2が含まれる食材は、次の通りです。

栄養素 含まれる食材
マグネシウム 豆類、魚介類、海藻類
ビタミンB2 レバー、うなぎ、さば、納豆、いくら、卵

このように、様々な食材に含まれています。普段からいろいろな食材を食べるように気をつけておけば、摂取するのは難しくないでしょう。

あとはフィーバーフューですが、あまり聞きなじみがない人が多いのではないでしょうか。

フィーバーフューとは

夏白菊と呼ばれる植物で、偏頭痛の予防・改善に効果があるとされています。サプリメントで販売されているが、妊娠中・授乳中の摂取は控えたが方が良い

フィーバーフューは妊娠中はNGという注意点はありますが、偏頭痛予防のためのサプリメントとして知っておくと良いでしょう。

普段から注意していれば防げる偏頭痛もあるということですね。やはり、対策法を知っているか知らないかというのは大きな差だと言えます。

ストレスを溜めない、食事の栄養バランスを考える、このことは片頭痛だけでなく美容効果にも繋がることですから、日ごろから意識しておきたいですね。

起こるタイミングと時間に違いが!偏頭痛と頭痛の特徴とは

ここまで偏頭痛について紹介してきましたが、頭痛と偏頭痛の違いは知っていますか?頭痛と偏頭痛の違い、それは起こるタイミングや持続時間にあります。

一般的な頭痛は慢性頭痛と呼ばれ、次の3つに分類されます。

  • 偏頭痛
  • 緊張型頭痛
  • 群発頭痛

それぞれの特徴について見ていきましょう。

偏頭痛 緊張型頭痛 群発頭痛
生じるタイミング 痛む時間 痛む場所
ときどき
週2回~月に1回程度
4時間から72時間 頭の片側
毎日のように痛む
もしくは月の半分程度は痛む
30分から7日間 頭部全体、後頭部など
1~2か月間に集中する 15分から3時間程度 頭の片側

このような違いがあるわけです。頭痛と偏頭痛は仲間ではありますが、別の症状である、別の病気であると認識しておきましょう。

重大な病気が隠れている恐れも!?症候性頭痛の見極め方

偏頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛は慢性頭痛と呼ばれるもので、脳自体に異常はありません。

しかし、何らかの病気が原因となって引き起こされる症候性頭痛の場合は、命に関わることもあります。

症候性頭痛の原因と成り得る代表的な病気は、次の3つです。

  • 脳出血
  • くも膜下出血
  • 脳梗塞

病気による頭痛では、次のような症状が起きることが多くなっています。

  • 今までにない強い痛み
  • 突然起こる激しい頭痛
  • 手足のしびれや痙攣が伴う

このような頭痛が生じた場合は、出来るだけ早く病院へ行って診察を受けるようにして下さい。

偏頭痛と頭痛は別の物なのですね。痛む場所やタイミングにこんな違いがあるということは知らなかったのでは?

普通の頭痛じゃないものは、病気によって引き起こされている恐ろしいものである可能性があるというのは怖いことですね。何か変だと思ったら、すぐ病院に行くようにしましょう。

偏頭痛は女性に多い!痛むときは安静にし、日々の生活で予防を

偏頭痛は、女性ホルモンの乱れが原因となって引き起こされることも多い為、女性に多い病気です。女性ホルモンの乱れ以外でも、疲労やストレスなど刺激が与えられれば、血管が拡張し痛みを生じてしまいます。

月経時のホルモンバランスの乱れは仕方ないとしても、ストレスや食生活など日々の生活で気をつけていれば、片頭痛は予防することが出来る病気です。

痛みが出た時は血流を促進させないよう安静にし、痛みを悪化させないよう運動やマッサージ、入浴を避けるようにしておきましょう。