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足の裏や指が痛む人が増えてます!こんな病気が隠れているかも!

ヒトが二足歩行を始めたときから、私たちの身体を支えてくれているのが、ふたつの足。あの小さな面積で、重たい身体を頑張って支えていることを思うと、なんだか健気な部位に思えてきますよね。

でも、やはり身体全体の重みがかかる足は、負担や痛みが生じることもしばしばあります。今回は、足の中でも特に足首から先、いわゆる「フット」の部分の痛みにスポットを当てて、どんな病気やケガなどが考えられるのかを見ていきます。

これを読めば、私たちをいろんなところへ運んでくれる足を、もっともっと大切にしたくなるかもしれません!

ハイヒールを履く人は注意!足の横や指が痛んだら外反母趾かも!

女性の足指が痛むとき、外反母趾であることは意外なくらい多いものです。ご存じの方も多いと思いますので、今回は外反母趾について、ごく簡単にご紹介しておきます。

外反母趾の症状

外反母趾の症状には、

  • 足指の痛み
  • 足指が曲がる
  • 親指付け根横の骨の変形

というものがあります。直接的な症状はこのようなものですが、外反母趾を放置すると肩こり・頭痛・自律神経失調症など、様々な不調につながることもありますので、お気を付けください。

外反母趾の原因

なぜ外反母趾になってしまうのかというと、大元には悪い歩き方があります。足の指をしっかり使わないで歩くことで、足底の筋肉が刺激不足となってしまいます。

パンプスやハイヒールなど、指の部分が狭くなっている靴だと、どうしても足の指を使わない歩き方になってしまいがちなこともあり、外反母趾となってしまうのです。

外反母趾の治療法

ビリビリとした痛みが不快な外反母趾ですが、治療法にはいろいろな方法があります。

  • テーピングや装具など
  • ストレッチやマッサージ
  • 運動
  • 手術

手術は最終手段と考え、まずは足指のストレッチやテーピングなどを試すとともに、歩き方の改善をすると効果的です。

いずれにしても、自己判断はさらなる悪化を招いて危険です。足指の変形や痛みを感じたら、お早めに整形外科を受診しましょう。

外反母趾は、女性にはお馴染みの病気だよね。足指の痛みだけで済むならマシで、頭痛や肩こりにまでなっちゃうこともあるのか!

靴だけじゃなく、歩き方の癖を改善することも大切なんだな!

滑液包炎から疲労骨折まで!大きな負担が加わる踵に起きる病気

ここでは、踵(かかと)周辺に起きる痛みの原因となる病気やケガについてお話します。「足へん」に「重い」と書いて「踵」です。その漢字が表すように、踵は足の中でもより大きな負担がかかりやすい部位です。それゆえに、痛みが出やすい部分でもあるんです。

よくある滑液包炎とは

かかと部分のよくある痛みとして、まず「滑液包炎」というものが挙げられます。滑液包炎は、かかとの中でも部位によってさらに細かく、以下のように分類されます。

  • 踵骨下滑液包炎
  • 踵骨後部滑液包炎
  • アキレス腱皮下滑液包炎

しょう液性粘液嚢という部分が炎症を起こしてしまうのが、踵骨下滑液包炎です。踵骨後部滑液包炎とアキレス腱皮下滑液包炎は炎症が起きるものです。

滑液とは衝撃から骨や関節などを守るためのもので、歩きすぎ、スポーツ時の負担、靴が合わない、といったような原因で踵への負担がかかりすぎた結果、痛みや腫れという症状が現れるのが、滑液包炎です。

治療法は、かかりすぎた負担を減らすことです。具体的には、

  • 靴を替える
  • 靴にパッドを入れる
  • スポーツを休む

これらの対策をとって様子を見れば、治癒していくことが多いです。

アキレス腱炎

かかとといえば、アキレス腱が有名ですよね。このアキレス腱に炎症が起きてしまう「アキレス腱炎」も、かかとに痛みや腫れが起きるものです。

アキレス腱炎の原因は、やはり過度の負担です。スポーツや立ち仕事などでアキレス腱に刺激や負担がかかりすぎると起こりやすいものです。

治療法は、原因を取り除くことです。スポーツや立ち仕事が原因ならば、練習やお仕事を少しお休みしたり、靴にパッドを入れたりして、アキレス腱への負担を減らすことで、基本的には治っていきます。

いったん治っても、再び同じように負担をかけ続ければ再発してしまうリスクはあるので、テーピングや、運動やお仕事の前後にストレッチをするなど、再発しないような対策も重要になってきます。

踵骨の疲労骨折

疲労骨折は事故などの大きな衝撃があったわけではなく、日常の負担の積み重ねで骨にひびが入ったり折れたりしてしまうものです。こんな疲労骨折が踵骨に起きてしてしまうことも、あるんです。

主な症状は、痛みです。走ったり歩いたりすると踵が痛むのが典型的な症状ですが、ひどいケースだと立っただけでも痛むことがあります。

原因は、これもまた踵への過度の負担です。マラソンなどスポーツをやっている人に多いですが、骨粗鬆症のある高齢者にも見られ、元々の骨の弱さも関係します。

治療法は、やはり原因を取り除いて休むことです。スポーツが原因なら練習を休むことが第一です。負担をかけないように過ごすことで、自然に治ります。

確かに、かかとにはすごく大きな負担が常にかかっていると言えるね。

歩けないほどの痛みが出てからだと治療も大変だから、立ち仕事やスポーツをする人は靴を工夫したり、足のストレッチをしたりして、予防に努めよう!

足の指先が痛い!原因は足だけじゃない!モートン病や痛風に注意

踵に続いて、次は足の指が痛む病気のご紹介です。その代表として、モートン病と痛風についてお話したいと思います。

モートン病

ちょっと聞き慣れない病名ですが、女性にとってモートン病は、他人事ではない病気と言えます。

中指と薬指の間にある深横中足靱帯と地面の間に神経が挟まれ、圧迫されるために痛みが起こるという病気です。

治療法は、

  • ハイヒールを履かない
  • 鎮痛薬
  • 靴にパッドを入れる
  • 手術

などがあります。まずはハイヒール等つま先立ちになってしまうような靴をやめて、経過観察します。多くのケースはそれで治っていきますが、それでも辛い場合は手術治療が検討されます。

痛風

足指が痛む病気として、痛風もあります。痛風と聞くと、中年男性の病気というイメージを持つ人が多いと思います。確かにその通りで、9割以上は男性と言われています。

しかし、痛風が女性に少ない理由として女性ホルモンの影響があるため、閉経を迎えて女性ホルモン量が減ると、つまり50代以降では男女差がなくなります。というわけで、女性も決して無縁の病気ではないんです。

痛風の症状は、足指の痛みです。痛風発作が起きると、歩けないほど痛むことも珍しくありません。この痛みの原因は、尿酸です。尿酸とはプリン体が代謝されてできる物質で、その尿酸が関節の中で結晶化して痛みが生じるのです。

痛風になってしまう要因は、以下のものが代表的です。

  • 遺伝
  • アルコール
  • プリン体を多く含む食事

治療としては、まず生活習慣の改善が挙げられます。飲酒やプリン体の多い食事を控えて様子を見ます。尿酸値が高く痛みも酷い場合は、薬を飲んで炎症を抑えます。生活習慣病との関連も大きいので、まずは生活習慣を見直すことが重要です。

女性はハイヒールを履く機会も多いから、モートン病には特に気を付けよう。指先までしっかり使って歩くことを意識して、できるだけ痛みが出てくるのを防ぎたいものだね。

閉経前後からは、痛風にも注意だね!

足裏の痛みでよくある病気がコレ!足底筋膜炎ってどんなもの?

足の裏が痛むとき、一番よく見られる病気が、この足底筋膜炎というものです。別名で足底腱膜炎とも呼ばれ、整形外科や接骨院などではとてもメジャーな病名です。

とはいえ、一般的にはそれほど知名度の高くないものかと思いますので、ぜひここで知識を蓄えておきましょう。

足底筋膜炎の概要と原因

この病気は、その名が表す通り、足底筋膜に炎症が起きるものです。

足底筋膜の使いすぎや経年劣化で炎症が起きます。スポーツ選手や長時間立ち仕事をする人に良く見られる病気です。40代以降に多いですが、若い人でもスポーツなどで足底筋膜を酷使すれば、発症する可能性もあります。

足底筋膜炎の症状

この病気の主な症状は痛みです。その痛み方には、特徴があるので比較的分かりやすい病気です。

朝起きた直後や、長時間座っていた後に歩きはじめたときに足の裏が痛み、しばらく歩いていると、その痛みが軽くなったり消失したりするのが特徴です。

これは、寝ている間や座っている間に炎症が改善したのに、歩きはじめたことによりまた負荷がかかり、炎症が復活するために起きる現象です。

その他には、かかと部分の前の方を押すと痛むのも、足底筋膜炎の特徴です。

足底筋膜炎の治療法

治療法には、以下のようなものがあります。

  • 薬物治療
  • ストレッチやリハビリ
  • 靴にパッドを入れる
  • 手術
  • 体外衝撃波

ほとんどの人が、塗り薬や湿布薬、ストレッチ、足を衝撃から守るパッドなどの簡単な治療によって治ります。

しかし、そのような治療でも回復しない場合や、痛みが強いケースでは、手術をすることも稀にあります。

また、従来の治療法で効果が出ない場合の比較的新しい治療法として、体外衝撃波が広まってきています。これは、機械で衝撃波を痛む部分に当てる方法で、神経や伝達物質に働きかけることによって、痛みが取れると考えられています。

朝起きて歩いたとき違和感や痛みがあるという人は、けっこう多いかもしれないね。足に負担がかかる生活をしている人は、要注意だ!

歩き始めが痛くてもすぐ治まるからといって、放置は良くない!早めに整形外科へ行くことをお勧めするよ!

足裏の中でも特に土踏まずが痛いなら、足底繊維腫の疑いアリ!

足底繊維腫は、痛む部分が足底筋膜炎と似ていますが、別の病気です。では、どんな病気なのか、くわしく見ていきましょう。

足底繊維腫の概要と症状

この病気は、足の裏、特に土踏まずの辺りに良性の腫瘍ができるものです。

痛みのある部分を触ってみると、硬い腫瘍があるのが分かるので、足底筋膜炎との区別は簡単です。腫瘍といっても良性なので、ガン化などの心配はありません。

足底繊維腫の原因

では、なぜ足裏に腫瘍ができてしまうのでしょうか。その原因は、まだまだ不明点が多いのですが、

  • 足裏への刺激
  • 感染

などが関係していると言われています。

足底繊維腫の治療法

足底繊維腫ができてしまったら、どう対処すればよいでしょうか。治療法としては、以下のようなものがあります。

  • 経過観察
  • 靴にパッドを入れる
  • 薬物治療
  • 腫瘍の切除

痛みが強くなく日常生活に支障がなければ、靴にパッドを入れたりしながら、そのまま様子を見ていくこともあります。しかし、痛みが気になるようなら、神経ブロックや鎮痛剤の注射や薬を使ったり、メスで切開して腫瘍を取り除く処置をすることもあります。

土踏まずが痛くて触ると硬いものがあるなら、足底繊維腫の疑いがあるね。痛みが気になるようなら、整形外科へ行ってみよう!

足の裏は、知らないうちに感染を起こしやすい部位なんだ。日頃から清潔を心がけて繊維腫を予防しよう!

こんなことも原因になるの!?その他の足に痛みを生じる要因

ここまで、足のいろんな部分に痛みをもたらす病気やケガについてお話してきました。しかし、他にも足の痛みを引き起こす要因となるものがあります。中には、足そのものに異常がなくても足に症状がでることもあるんです。

以下に、ご紹介してきたもの以外に足の痛みをもたらす要因を、いくつか挙げておきます。

糖尿病

糖尿病は生活習慣病のひとつですが、実に様々な合併症が出ることでも知られていますよね。その中のひとつに、足の痛みも含まれているのです。これは、「糖尿病性神経障害」の中の一症状です。

糖尿病性神経障害は、ひどくなると逆に痛みを感じなくなることもあります。そうなると、ケガや低温やけどなどに気づかず悪化してしまったり、化膿してしまうことも少なくありません。これが、足の切断に繋がってしまいます。

それを防ぐためには、何はなくとも糖尿病の治療をしっかりとすることです。生活習慣に気を付けて血糖値のコントロールをきちんとすることで、糖尿病性神経障害をはじめとする様々な合併症を防ぐことができます。

糖尿病のある方は、主治医と相談しながら、悪化させないようにお気を付けください。

魚の目

魚の目は、経験されたことのある方も多いかもしれませんね。足の裏や指にできる、皮膚病の一種です。角質が硬く分厚くなってしまい、真ん中に芯のようなものがあるのが特徴です。

主な症状は、歩くときの痛みや違和感ですが、特に何の症状もないこともあります。

魚の目の原因は、摩擦や刺激などに加え、何らかの感染があるとも考えられています。また、冷え性の女性は、魚の目になりやすいとも言われています。

治療法には、

  • 薬物治療
  • 外科的治療

の2つに大別されます。

市販の貼り薬を試しても良いですが、それでも治らなければ、皮膚科でレーザーやメスなどで切除してもらいます。芯から取らないと再発しやすいので、自己処理はせず専門医にお任せしましょう。

偏平足

人間の足には、土踏まずがあるおかげで、地面から足の裏にかかる衝撃が和らぎます。したがって、土踏まずが少ない偏平足だと、足裏に負担がかかりやすくなり、様々な症状を引き起こしてしまいます。

足裏の痛みもその症状のひとつで、他にも足首や脛などに痛みが生じることもあります。

なぜ偏平足になってしまうかというと、多くの場合は遺伝です。しかし、ハイヒールやスポーツなど、足に負担がかかりすぎて土踏まずが少なくなっていくこともあるため、注意が必要です。

偏平足を治すには、アーチのある中敷きを靴に入れて土踏まずを作る、ストレッチをするなどの方法があります。

糖尿病が原因になっている足の痛みは、放置すると大変なことになりかねない。糖尿病を甘く見ないで、しっかり治してね。

偏平足や魚の目も、見た目が悪いだけじゃなく痛むこともあるんだから、きちんと対策をしよう!

足への負担を少しでも減らして、痛みや変形を予防しよう!

足の痛みと、その元になる病気やケガについてお伝えしてきました。実にいろんな種類の病気がありましたが、多くの病気の原因は、やはり足への負担がかかりすぎることでした。

私たちの身体全体の重みと地面とに挟まれて、毎日毎日歩き続けているわけですから、よく考えてみれば当たり前ではありますね。そう考えると、足の痛みは頑張り続けた足からの悲鳴でもありますね。

靴や歩き方などに気を付ければ、予防・改善できる痛みも多いもの。一生自分の足で歩き続けるためにも、日頃から足をいたわってあげましょう。

ハイヒールは女性の足を美しく見せるものだけど、それ以上に美しいのは骨や指の変形や魚の目のない足。

お座敷のあるお店に行った時など、靴を脱いで足を見せる機会は意外と多いよね。そんな時にきれいな足を見ると、一気に好感度が上がっちゃうものだよ。

負担を減らせば、綺麗で痛みも出にくい足になれるはず。自分の足を大切にしてあげよう!