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認知能力も冷え性も!傷まで早く治す!ココアの効果は無限大!

“ソフトドリンクの中で、一番好きなものって何ですか?きっと、「そう言われるとカフェに入って注文するのは、やっぱりコーヒーか紅茶かな」という方が多いですよね。

では、ココアはどうでしょう?意外とわざわざ注文することって、少ないかもしれませんね。

そんなふうにコーヒーや紅茶に比べると、ちょっと存在感が薄いココアですが、実は既に有名なポリフェノールの効果はもちろん、それ以外にもあっと驚くような効能あふれる優れた飲み物なんです!

ここでは、そんなココアの持つ健康効果をじっくり掘り下げてみますので、ぜひ最後までご覧ください。きっと、明日からのドリンク選びが変わってきますよ!

こんな歴史が?飲む前に絶対知っておきたいココアのすべて

ココアといえば、家庭で飲む場合は、粉末にお湯かミルクを注いで作る甘いものをイメージしますよね。あの粉末の大元は、何からできているか考えたことってありますか?

ここでは、せっかく飲むなら知っておきたいココアの元やその歴史、栄養などココアのすべてをご紹介します。

ココアは何からできてるの?

ココアは、カカオマスの実からできています。まずは、カカオマスの歴史からお話を始めましょう。

カカオはアメリカ大陸に起源があると考えられ、特に南米大陸に古くからたくさん自生していました。そして、大変貴重なものとして扱われてきました。

スペイン征服前の古代マヤやアステカ文明の時代には、現在の中南米周辺で共通のお金として使われていたそうです。

その後、スペイン人からヨーロッパにカカオマスが伝わり、そこでもたちまち貴族たちに気に入られ、大量に口にされるようになりました。

初期のココアは固かった?

17世紀以前まではただカカオをすりつぶしただけの状態で飲まれており、チョコレートに近い固さの、非常に濃いココアだったと言われています。それが、現在のココアに近づく転機が19世紀前半に訪れます。

1828年ごろにオランダのカスパルス・ヴァン・ホーテン(1770年-1858年)が、カカオマスから油脂を分離し粉末化する手法を開発し、ココアと名付けて売り出した。脱脂することで当時の技術でも細かい粉にすりつぶすことができるようになり、湯に溶けやすくなった。
引用元:Wikipedia

引用文中にもある「バンホーテン」というココアの有名メーカーの名前を、きっとみなさん聞いたことがありますよね。それは、世界で初めて飲みやすいココアの製法を開発した人の名前だったのですね。

そして、引用文からも分かるように、カカオマスから油脂(ココアバター)を分離させることで、ココアになるのです。

このとき、油脂が多いとチョコレートに、油脂を少なくするとココアになります。つまり、チョコレートとココアは同じカカオマスからできる、姉妹みたいなものなんですね。

ココアの日本での歴史

ヨーロッパでのココアがほとんどチョコレートのような固さだった頃、日本にもチョコレートが伝わりました。

1797年に、ヨーロッパと貿易があった長崎で、遊女がチョコレートをもらったとの記録が残されています。日本でも、最初は現在のような飲み物のココアとしてではなく、チョコレートが最初だったんですね。

その後、明治時代にはいくつもの製菓メーカーによってチョコレートが製造・販売され、日本人の口にもなじむようになってきました。

そして、チョコレートとしてではなく、飲み物のココアとして日本で最初に開発されたのが、森永のミルクココア。それはヨーロッパから100年ほど遅れて、1919年のことでした。

ココアの栄養

ココアとチョコレートがとても近い関係にあることが分かりましたが、どちらも甘くて歯や身体にあまり良くないイメージを持つ方も、きっと多いですよね。

一般的なココアやチョコレートには、お砂糖がたっぷり入っているので、そのイメージは正しいとも言えます。

だからといってココアを敬遠するのは、もったいない!お砂糖が含まれていない純ココアもあるので、虫歯や肥満が気になる方はぜひこちらを飲んでみて下さい

そんな純ココアに含まれる栄養素は、こんな感じです。

  • たんぱく質
  • 脂質
  • 糖質
  • 食物繊維
  • カリウム
  • マグネシウム
  • カルシウム
  • ナトリウム
  • 鉄分
  • 亜鉛

特筆すべきは、食物繊維の多さ。食物繊維を多く含む野菜の代名詞でもあるゴボウよりも、ココアの方がたくさん含まれています。

カルシウムなどのミネラル分も豊富ですし、ごく微量ながら、メーカーによってはビタミンEが含まれているものもあります。

この後詳しくご紹介しますが、大きな健康効果のあるポリフェノールやテオブロミンがたっぷりなのも、優れた点のひとつです。

ココアはチョコレートと同じカカオマスからできていたのね。油脂の量が違うだけで、別物になるなんて面白いわ。

糖分が心配だったけど、純ココアならダイエット中の女性でも気にせずにココアの効果を実感できるわね!

ケガをしたらココアを飲もう!傷や皮膚の再生に驚きの効果!

ココアが美味しく飲めるようになった歴史や栄養素が分かったところで、ここからはココアの驚くべき効果を順番にご紹介していきます。

まずは、ココアがケガにも効くというお話から。

ココアで傷が早く治る

大学病院の救命救急センターには、大きなケガをした人や瀕死の人が次々と運ばれてきます。そんな救急センターで、チョコレートを食べた患者さんがメキメキと回復したことをきっかけに、カカオの研究が始められました。

チョコレートで傷が回復した理由には、皮膚の再生に必要な微量元素の亜鉛が多く含まれていることがひとつ、そして、カカオに含まれるポロフェノールには、過剰な炎症を抑制する働きがあることが考えられます。
そこで、ココアを餌に投与したラットと、投与しないラットで傷の治りぐあいを比較する実験を行ったところ、ココアを投与されたラットのほうが、傷の直りが早いことが確かめられました。
引用元:埼玉医科大学救命救急センター

救命救急の現場で体験的に分かったチョコレートやココアの効果が、ラットの実験でも実証されたというわけです。

傷が回復する秘密は亜鉛

引用文中にもあったように、傷を治すには皮膚の再生が必要で、それには亜鉛が重要な役割を果たしています。

表のように、ココアは亜鉛が大変多く含まれていて、気軽な飲み物の中では一番多いとも言えますよね。

また、せっかく皮膚が再生して傷が治りかけても、そこが炎症を起こしてしまったら意味がありません。

ココアに含まれるポリフェノールには炎症抑制効果があるため、治りかけた傷が再び炎症を起こすのを防いでくれます。

つまりココアは、皮膚の再生&炎症抑制というダブルの効果で、傷を素早く回復させてくれるというわけです。

歳を重ねると傷の治りも遅くなるもの。救命救急にかかるほどの大怪我ではなくても、傷を早く治したければ、亜鉛のためにもココアがオススメね。

亜鉛は味覚障害も防げるから、より美味しくココアを味わいながら健康になれそうね。

生活習慣病もシャットアウト!カカオポリフェノールのスゴイ実力

次にご紹介するココアのパワーは、高血圧や血栓、動脈硬化など、いわゆる「生活習慣病」と呼ばれる諸症状への効果です。

ココアポリフェノールが循環器病を防ぐ

様々な血液や循環器の病気を診断・治療・研究している、国立循環器病研究センターによる発表を引用します。

ココアの血圧への影響を調べた研究がいくつかありますが、それらをまとめて解析すると、ココア摂取によって血圧は平均して収縮期には4.7mmHg、拡張期に2.8mmHg下がっています。
ココアやチョコレートはプロシアニディンなどのポリフェノールを豊富に含んでいます。ココアの摂取により血管の機能がよくなることが示されていますし、動脈硬化にもよい影響があると考えられます。
引用元:国立循環器病研究センター

つまり、ココアによって高血圧や動脈硬化を予防・改善する効果があることが期待されているんです。

また、循環器病で死亡する確率も、チョコレートやココアを摂取している人の方が少ないことが分かっています。

コレステロールが気になる人にもココアを

美味しいものに溢れている現代の日本では、健康診断でコレステロール値が高いことを指摘される人も多いですよね。そんな方にもココアがオススメです。

高コレステロール血症や高脂血症といった生活習慣病を改善するためには、過度の飲酒や喫煙をやめることや運動以外にも、

  • 食物繊維
  • 抗酸化作用のある食品
  • 血栓を防ぐ食事

も大切だと言われています。これら3つすべてを叶えるもののひとつに、ココアが挙げられます。

ココアにはたくさんの食物繊維が含まれていることはすでにご紹介しましたが、抗酸化作用や血栓予防効果もあるんですね。

チョコレートやココアは太るというイメージを持っている人が多いんじゃないかしら?そのイメージは真逆だったのね!

コレステロールや血圧が高い人こそ、ココアを飲むべきなのね。勉強になったわ!

夏でもホットがオススメ!冷え性改善にはホットココアが効果大!

さて、暑い季節には少々不釣合いかもしれませんが、この章ではホットココアの効果効能についてご紹介します。

熱い飲み物は、身体を温めてくれますよね。冷え性に悩む女性たちにはすでに常識です。でも、同じホットドリンクでもココアには特に優れたあったかい効果があるんです!

冷え性にはホットココアが一番効く!

我が国最初のココアを売り出した森永が、ココアと他の飲み物とで冷え性への効果がどう違うかを研究したレポートを引用します。

ココアを含む各種ホットドリンクとアイスドリンクを飲んでもらい、サーモグラフィーで手の甲の表面温度を測りました。

試験飲料は、ホットドリンクとしてココア、コーヒー、緑茶、お湯の4種類、アイスドリンクとしてココア及び麦茶の2種類としました。ホットドリンクは70~75℃に、アイスドリンクは0~3℃に保った飲料をそれぞれ100ml飲んでいただきました。人によって効果の程度は異なりますが、平均すると、ココアが他の飲料に比較し温度上昇の維持が長く保たれることが分かりました。
引用元:森永製菓株式会社

サーモグラフィーは赤い方が温度が高く、青くなるほど低くなることを表します。画像を見れば一目瞭然なように、お湯や緑茶よりもココアを飲んだときの表面温度が、一番高くなっています

しかも、1時間経っても手の甲が温かいままなんて、冷え性の方にはちょっと信じがたい効果ですよね!

アイスココアでも効果あり!?

冷え性に効果的なのは、ホットココアなのは間違いありません。でも、どうしても真夏にはアイスドリンクが飲みたいという方もいますよね。

そんな方は、アイスココアはいかがでしょう?

上に引用した研究では、ホットだけではなくアイスドリンクについても同時に調査しています。

その結果、アイスココアを飲むと表面温度は下がるけれども、冷たい麦茶に比べると下がりにくく、身体をそれほど冷やさずにアイスドリンクが飲めることが分かりました。

真夏に暑い屋外から帰ってきて、汗を収めるために冷たいものが飲みたい!っていうときには、ぜひアイスココアがオススメです。

ホットココアほどではないにせよ、冷たい飲み物なのに、あまり身体を冷やさないとは、ココアの実力は本当にすごいんですね!
真夏でも冷房のかかった室内にいると、身体はどんどん冷えていくものよね。そんなときでも、ホットココアなら効率的に身体が温まるのね。

飲んだ直後だけでなく、温め効果が1時間以上も続くなんて、冷え性の人にはうれしい事実ね。

ココアで頭をリフレッシュ!認知能力や計算能力までアップする!

最後にご紹介するのは、ココアの認知能力向上効果です。なんと、身体の健康だけでなく、認知能力や計算能力をアップさせる効果がココアにはあるんです!

ココアでより多く正確に計算問題が解けた!

ココアに含まれるポリフェノールやテオブロミンには、認知能力が上がる効果があることが分かっています。この効果をさらに深く解明しようとした研究があります。

中学生にココアや対照飲料(キャラメル風味飲料)を飲んでもらい、そのあとに計算問題を解いてもらうという実験をしました。その結果、

ココアまたは対照飲料(キャラメル風味飲料)を摂取してから 45 分後に、ココアの摂取群は対照飲料摂取群に比較して回答数および正答数ともに有意に増加したことが判りました。また、誤答率が低い被験者(被験者全体の約 75%)による統計処理を行ったところ、ココア摂取群と対照飲料摂取群の差はより顕著になり、各試験飲料を摂取してから 45 分後と75 分後に回答数および正答数に有意差が認められました。
引用元:森永製菓・四天王寺大学の共同研究

このように、ココアを飲んだグループは、計算問題をより多くこなすことができ、しかも正解率も高かったということが分かったのです。

この効果は、カカオポリフェノールや有効成分テオブロミンの作用であると考えられており、ココアのおかげで認知能力や計算能力がアップするのは間違いないことと言えます。

テオブロミンとは?

この研究においても、認知能力や計算能力をアップさせた作用を持つプリフェノールやテオブロミン。ポリフェノールはご存知の方も多いですが、テオブロミンはちょっと聞き慣れない名前かもしれませんね。

テオブロミンとは、有機化合物アルカロイドの一種で、自然界ではカカオにしか含まれない貴重な成分です。カカオの苦味の元となっている成分でもあります。

このテオブロミンは、認知能力向上だけでなく、様々な治療薬にも使われるくらい効果の高い成分なんです。

血管拡張薬や利尿剤としても使われ、先にご紹介したココアの高血圧改善効果は、このテオブロミンのおかげでもあります。

他にも、集中力や記憶力をアップさせる効果や、リラックス効果、自律神経調整効果もあると言われています。
ココアを飲むと疲れが取れて頭がすっきりすると感じていたけど、それは気のせいではなかったのね!

受験生におすすめなのはもちろん、大人でも仕事に集中したい時などにはココアが助けになってくれそうね。

頭も表皮も体内も全部お任せ!ココアの効果はマルチだった!

世間では、まだまだ「ココアは甘い子供向けの飲み物」と思い込んでいる方が少なくないですが、ここまでお読みいただけたなら、そんなイメージはどこかへ飛んでいってしまったのではないでしょうか。

生活習慣病が気になる中年男性や、冷え性の女性、元気に外遊びをして生傷が絶えない子どもたちや、お勉強を頑張りたい子どもたち、それぞれ皆に嬉しい効果をもたらしてくれるココアは、季節を問わず家庭に常備したい飲み物ですよね。

飲み物を買う時、ココアは選択肢になかったという人も少なくないでしょうが、よく見るとコンビニにもココアのパック飲料が置いてあります。これからは、ココアでティータイムも悪くないですよ!

ココアがこんなに素晴らしい飲み物だったとは、本当にうれしい驚きだわ!

ただ飲むだけでも美味しいけれど、食パンに振りかけたり、手作りスイーツに使ってみたりと、いろんな味が楽しめそうね。

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