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ココアの効果は無限大!認知能力や冷え性改善!傷を早く治す効能も!

ソフトドリンクの中で、一番好きなものって何ですか?きっと、「そう言われるとカフェに入って注文するのは、やっぱりコーヒーか紅茶かな」という方が多いですよね。

では、ココアはどうでしょう?意外とわざわざ注文することって、少ないかもしれませんね。

そんなふうにコーヒーや紅茶に比べると、ちょっと存在感が薄いココアですが、既に有名なポリフェノールの効果はもちろん、それ以外にもあっと驚くような効能あふれる優れた飲み物なんです!

ここでは、そんなココアの持つ健康効果をじっくり掘り下げてみますので、ぜひ最後までご覧ください。きっと、明日からのドリンク選びが変わってきますよ!

こんな歴史が?飲む前に絶対知っておきたいココアのすべて

ココアといえば、家庭で飲む場合は、粉末にお湯かミルクを注いで作る甘いものをイメージしますよね。あの粉末の大元は、何からできているか考えたことってありますか?

ここでは、せっかく飲むなら知っておきたいココアの元やその歴史、栄養などココアのすべてをご紹介します。

ココアは何からできてるの?

ココアは、カカオマスの実の中にある種子であるカカオ豆からできています。まずは、カカオマスの歴史からお話を始めましょう。

カカオはアメリカ大陸に起源があると考えられ、特に南米大陸に古くからたくさん自生していました。そして、大変貴重なものとして扱われてきました。

スペイン征服前の古代マヤやアステカ文明の時代には、現在の中南米周辺で共通のお金として使われていたそうです。

その後、スペイン人からヨーロッパにカカオマスが伝わり、そこでもたちまち貴族たちに気に入られ、大量に口にされるようになりました。

ココアとチョコレートの原料は同じ!

17世紀以前まではただカカオをすりつぶしただけの状態で飲まれており、チョコレートに近い固さの、非常に濃いココアだったと言われています。それが、現在のココアに近づく転機が19世紀前半に訪れます。

「バンホーテン」というココアの有名メーカーの名前を、きっとみなさん聞いたことがありますよね。それは、世界で初めて飲みやすいココアの製法を開発した人の名前です。

カカオマスから油脂(ココアバター)を分離させることで、ココアになるのです。

このとき、油脂が多いとチョコレートに、油脂を少なくするとココアになります。つまり、チョコレートとココアは同じカカオマスからできる、姉妹みたいなものなんですね。

ココアの日本での歴史

ヨーロッパでのココアがほとんどチョコレートのような固さだった頃、日本にもチョコレートが伝わりました。

1797年に、ヨーロッパと貿易があった長崎で、遊女がチョコレートをもらったとの記録が残されています。日本でも、最初は現在のような飲み物のココアとしてではなく、チョコレートが最初だったんですね。

その後、明治時代にはいくつもの製菓メーカーによってチョコレートが製造・販売され、日本人の口にもなじむようになってきました。

そして、チョコレートとしてではなく、飲み物のココアとして日本で最初に開発されたのが、森永のミルクココア。それはヨーロッパから100年ほど遅れて、1919年のことでした。

ココアの栄養

ココアとチョコレートがとても近い関係にあることが分かりましたが、どちらも甘くて歯や身体にあまり良くないイメージを持つ方も、きっと多いですよね。

一般的なココアやチョコレートには、お砂糖がたっぷり入っているので、そのイメージは正しいとも言えます。だからといってココアを敬遠するのは、もったいない!

お砂糖が含まれていない純ココアもあるので、虫歯やカロリーが気になる方はぜひこちらを飲んでみて下さい

そんな純ココアに含まれる栄養素は、こんな感じです。

  • たんぱく質
  • 脂質
  • 糖質
  • 食物繊維
  • カリウム
  • マグネシウム
  • カルシウム
  • ナトリウム
  • 鉄分
  • 亜鉛

ココアの栄養の中で特筆すべきは、食物繊維の多さ。食物繊維を多く含む野菜の代名詞でもあるゴボウよりも、ココアの方がたくさん含まれています。

ココアを飲めば、たくさんの食物繊維によって腸内の善玉菌が増え、便秘解消につながります。

女性にうれしい美容効果も!

またココアには、有名なココアポリフェノールも多く含まれていますので、女性に嬉しい老化予防や美容効果も満点です。さらにココアポリフェノールには、以下のような効果もあるんです。

  • ストレスをため込まない効果
  • 正常細胞の損傷を予防する効果
  • 感染症予防効果

ストレスも美容の大敵ですから、ポリフェノールを摂取することでストレスを解消できればありがたいですよね。

また、インフルエンザやピロリ菌などの感染予防や免疫細胞の働きを高める効果も分かってきています。ココアを日常的に飲むようにすれば健康に美しくなれそうですね!

ココアはチョコレートと同じカカオマスからできているのですね。油脂の量が違うだけというのは興味深いですね。

便秘解消や老化予防、がんや感染症予防など、ココアには美容健康効果がたくさんあるので、飲まないのはもったいないですね。糖分が心配という方も、純ココアにすれば安心してココアポリフェノールが摂取できます。

ケガをしたらココアを飲もう!傷や皮膚の再生に驚きの効果!

ココアが美味しく飲めるようになった歴史や基本的な栄養素が分かったところで、ここからはココアの驚くべき効果を順番にご紹介していきます。

まずは、ココアがケガにも効くというお話から。

ココアで傷が早く治る

大学病院の救命救急センターには、大きなケガをした人や瀕死の人が次々と運ばれてきます。そんな救急センターで、チョコレートを食べた患者さんがメキメキと回復したことをきっかけに、カカオの研究が始められました。

チョコレートで傷が回復した理由は、皮膚の再生に必要な微量元素の亜鉛が多く含まれていること、そしてカカオに含まれるポロフェノールには、過剰な炎症を抑制する働きがあることが考えられます。

傷が回復する秘密は亜鉛

引用文中にもあったように、傷を治すには皮膚の再生が必要で、それには亜鉛が重要な役割を果たしています。

ココアは亜鉛が大変多く含まれていて、気軽な飲み物の中では一番多いとも言えます。

また、せっかく皮膚が再生して傷が治りかけても、そこが炎症を起こしてしまったら意味がありません。ココアに含まれるポリフェノールには炎症抑制効果があるため、治りかけた傷が再び炎症を起こすのを防いでくれます。

つまりココアは、皮膚の再生&炎症抑制というダブルの効果で、傷を素早く回復させてくれるというわけです。

現代人は亜鉛不足になりやすいと言われていますが、ココアにはとても多くの亜鉛が含まれているので、手軽に摂取できますね。

そんな亜鉛の効果で、傷が治りやすくなって炎症も抑えることができるというのは、まだまだ知らない方も多かったのではないでしょうか。これからは、ケガをしたときにもココアを飲みたいですね!

生活習慣病もシャットアウト!カカオポリフェノールのスゴイ実力

次にご紹介するココアのパワーは、高血圧や血栓、動脈硬化など、いわゆる「生活習慣病」と呼ばれる諸症状への効果です。

コレステロールが気になる人にもココアを

美味しいものに溢れている現代の日本では、健康診断でコレステロール値が高いことを指摘される人も多いですよね。そんな方にもココアがオススメです。

高コレステロール血症や高脂血症といった生活習慣病を改善するためには、過度の飲酒や喫煙をやめることや運動以外にも、

  • 食物繊維
  • 抗酸化作用のある食品
  • 血栓を防ぐ食事

も大切だと言われています。これら3つすべてを叶えるもののひとつに、ココアが挙げられます。

ココアにはたくさんの食物繊維が含まれていることはすでにご紹介しましたが、活性酸素を退治する抗酸化作用や血栓予防効果もあるんですね。

ココアは甘くてカロリーが高いというイメージで、コレステロールや血圧が高い方には逆効果と思われがちですが、実は生活習慣病の予防や改善にも効果的だったんですね!

ココアやチョコレートを日常的に摂取することで、動脈硬化などの循環器系疾患で亡くなるリスクも減らせるそうです。親類にこのような病気で亡くなった方がいるならば、ぜひココアがおすすめです。

テオブロミンが認知・計算能力をアップ!脂肪蓄積を抑制する作用も!

最後にご紹介するのは、ココアに含まれる「テオブロミン」という成分のもたらす効果です。

テオブロミンには、認知能力や計算能力をアップさせる効果や、体内に脂肪が蓄積されるのを抑制してくれる効果があるんです!

ココアでより多く正確に計算問題が解けた!

ココアに含まれるポリフェノールやテオブロミンには、認知能力が上がる効果があることが分かっています。この効果をさらに深く解明しようとした研究があります。

森永製菓と四天王大学の共同研究において、中学生にココアや対照飲料(キャラメル風味飲料)を飲んでもらい、そのあとに計算問題を解いてもらうという実験をしました。

その結果、ココアを飲んだグループは、計算問題をより多くこなすことができ、しかも正解率も高かったということが分かったのです。

この効果は、カカオポリフェノールや有効成分テオブロミンの作用であると考えられており、ココアのおかげで認知能力や計算能力がアップするのは間違いないことと言えます。

テオブロミンとは?

この研究において、認知能力や計算能力をアップさせた作用を持つプリフェノールやテオブロミン。ポリフェノールはご存知の方も多いですが、テオブロミンはちょっと聞き慣れない名前かもしれませんね。

テオブロミンとは、有機化合物アルカロイドの一種で、自然界ではカカオにしか含まれない貴重な成分です。

このテオブロミンは、認知能力向上だけでなく、様々な治療薬にも使われるくらい効果の高い成分なんです。血管拡張薬や利尿剤としても使われ、先にご紹介したココアの高血圧改善効果は、このテオブロミンのおかげでもあります。

他にも、集中力や記憶力をアップさせる効果や、リラックス効果、自律神経調整効果もあると言われています。

テオブロミンが脂肪蓄積を抑制!

このテオブロミンには、さらにうれしい効果があります。それは、脂肪を身体に蓄積させないという作用。

ポリフェノールは他の様々な食材にも含まれますが、先述の通り、テオブロミンは自然界ではカカオにしか含まれません。ということは、食品で脂肪蓄積を防ぎたければ、ココアやチョコレートが欠かせないわけですね。

しかも、ココアやチョコレートは甘いものの中では太りにくく、満腹感も得られますから、ココアによるダイエットも可能というわけですね。

ココアを飲むと頭がスッキリすると感じる人もいるかもしれませんが、それは決して気のせいではないんですね。テスト前の学生さんにはもちろん、仕事に集中したい大人の方にもオススメですね。

しかも、ココアに含まれるテオブロミンという成分は、ダイエット効果もあるそうです。家族みんなで毎日飲みたいですね。

頭も表皮も体内も全部お任せ!ココアの効果はマルチだった!

世間では、まだまだ「ココアは甘い子供向けの飲み物」と思い込んでいる方が少なくないですが、ここまでお読みいただけたなら、そんなイメージはどこかへ飛んでいってしまったのではないでしょうか。

生活習慣病が気になる中年男性や、冷え性の女性、元気に外遊びをして生傷が絶えない子どもたちや、お勉強を頑張りたい子どもたち、それぞれ皆に嬉しい効果をもたらしてくれるココアは、季節を問わず家庭に常備したい飲み物ですよね。

飲み物を買う時、ココアは選択肢になかったという人も少なくないでしょうが、よく見るとコンビニにもココアのパック飲料が置いてあります。これからは、ココアでティータイムも悪くないですよ!

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