看護師は辛い職場ばかりじゃない!転職してハッピーライフ

「憧れだった看護師になれたけど、実際働いたら辛い。もう辞めたい。」そんな風に悩む看護師も多いのではないでしょうか。
でもちょっと待ってください!看護師は資格職だからこそ、転職に有利なんですよ。病院にも様々な種類がありますし、病院以外にも治験コーディネーターや訪問看護師など、求人は多く存在します。
看護師は給与が上がりにくい傾向がありますが、転職で職場を変えることで、給与の大幅アップも可能です。
収入重視の人は夜勤や休日出勤で手当を増やせば年収600万円も夢ではありませんし、職場によっては日勤のみで年収600万円を稼ぐことも可能です。
ライフワークバランスを重視したい人には残業や夜勤なしの職場が、もっとスキルアップをしたいという人には大学病院がおすすめです。
実際にほとんどの都道府県で看護師は不足しており、売り手市場なんですよ。「看護師の仕事が辛い」と感じたら、転職がおすすめです。
今回は看護師の転職理由や、転職先を選ぶときのポイントを詳しく紹介します。
看護師の転職理由ランキング!看護師を辞めたい理由とは
日本看護協会によると2012年の看護師の離職率は、新卒看護師が7.5%、常勤の看護師が10.9%でした。看護師の離職理由は様々です。
【看護師の退職理由ランキング】
順位 | 理由 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 勤務時間が長い | 21.9% |
2位 | 夜勤の負担が大きい | 17.8% |
3位 | 医療事故への不安 | 14.9% |
4位 | 休暇が取れない | 14.4% |
5位 | 上司との関係 | 11.3% |
その他にも「雇用形態の不満」「同僚との関係」「給与の不満」などが挙げられました。
この表を確認すると様々な理由がわかりますが、約5人に1人が勤務時間の長さを退職理由で辞めていることがわかります。
また、2位には夜勤の負担が、4位には休暇が取れないことがランクインし、残業や夜勤などの長時間労働で体調を崩すなど、看護師の身体に大きな負担がかかっていることが推測できます。
さらにそんな激務であるにもかかわらず、給与の昇給幅はあまりないと「給与の不満」につながっています。病院によって昇給額の差は大きく、30~40代には病院が違うだけで月収に10万円以上の差がついてしまうんです。
看護師が辞めるのは様々な理由がありますが、当サイトで今後詳しく説明していきます。
看護師は出会いがない!?結婚できない理由とは
看護師の中には、女性ばかりで職場に出会いがなく、夜勤や残業、休日出勤で忙しくて婚活もできず、結婚したくてもできないという人もいます。
また女性看護師の平均年収は477万円ですが、自分より高収入の男性を見つけようとするとなかなかうまくいきません。
2015年のDODA調べによると「500万円以上の収入を得ている正社員の割合」は20代で11%、30代で35.8%であり、その中の未婚男性と出会う必要があるからです。
そのため看護師の未婚率は、その他の職種の女性に比べて高い傾向があります。またせっかくお付き合いできても、生活リズムが合わずすれ違い、別れしてしまうこともあるんですよ。
しかし職場だけでも、医師や看護師、薬剤師だけでなく、不規則な勤務形態に理解のある救命救急士や警察官、消防士、自衛官、製薬会社や医療機器メーカーの社員との出会いなどがあります。
看護師は「白衣の天使」というイメージがあり、実際に2014年にゲストハウスウェディングを展開するアニヴェルセルが行った調査「『妻にしたい!』と思う、憧れの職業」では堂々の3位だったんですよ。
当サイトの「看護師も出会いは作れる!結婚できないと感じたらすべきこと」の中で、看護師の未婚率が高い理由や相性のいい職種、出会いの場などを詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
看護師の夜勤はきついが手当で稼げる!辛いときの対処法とは
看護師の職務内容で辛いことの1つに「夜勤」があります。看護師の夜勤は1か月のうち72時間以内にしなくてはならないというルールがあり、2交代制の場合は夜勤の回数が月4回までとなります。
夜勤は体力的・精神的に辛いことも多いですが、その分深夜手当は高額なので、給与アップにつなげることができます。
日本看護協会の「2014年病院における看護職員需要状況調査」によると、三交代順夜勤手当の平均は4,190円、深夜金手当の平均は5,259円、二交代制夜勤手当の平均は10,859円でした。
夜勤が眠かったり疲れで辛いときは、睡眠サイクルの90分に合わせて仮眠をとると、すっきり起きられて疲労の回復効果も高まりますよ。
一方で夜勤専門である「夜勤専従」として夜間のみで働くことで、体内時計の乱れを減らすことができます。
夜勤専従の看護師数は増えています。給与が高いことが魅力で、2交代制の場合は夜勤1回につき3万円前後を得ることができます。
夜勤専従の場合は非常勤が多く夜勤の回数も上限もないため、月に30万円以上稼ぐこともできます。
夜勤が辛いときの緩和法や化粧の崩れ対策、さらに転職を考えたとき夜勤のない職場はどんなところがあるのか、今後当サイトで詳しく紹介します。
年収600万円も夢じゃない!転職がおすすめの理由
看護師の年収は労働者全体の平均に比べ高い傾向にあります。転職サイトのDODAによると、2015年の正社員の平均年収は440万円であり、女性看護師の平均年収である477万円はこの平均を超えているんです。
1年目から手取りも多くもらえますが、昇給幅は緩やかです。
看護師の状況 | 平均税込給与総額 |
---|---|
高卒+3年過程卒の新卒初任給 | 262,565円 |
大卒の初任給 | 270,806円 |
勤続10年、31~32歳 | 318,117円 |
平成23年度の「厚生労働省・賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は20~24歳が400万円前後で始まり、40歳を過ぎたあたりから500万円を超えます。しかし労働者全体に比べ昇給幅は小さく、30代後半からは労働者全体平均が看護師の平均を超えます。
給与を上げるには、基本給与や昇給幅が大きい病院に転職するのがおすすめです。
病院によって昇給額の差は大きく、30~40代には病院が違うだけで月収に10万円以上の差がついてしまうんですよ。
病院によっては年収600万円を超えることも夢ではありません。規模の大きい病院で、夜勤やボーナスが高く、これまでの経験年数を評価してもらえる職場を狙って転職をしましょう。
年収を転職によって上げるためのコツを、今後当サイトで詳しく紹介していきます。
看護師はほとんどの都道府県で不足している!
看護師が不足している現状では一人分の業務量や夜勤の負担が大きく、結婚・育児と両立できず退職する看護師が多いんです。
平成18年度の衛生行政報告例によると、病院で就業する看護師数は25~29歳を境に急激に減少しています。
退職した後に復帰しない看護師も多く、2006年の日本看護協会のデータから推計した看護師数(助産師・保健師を含む)は、離職者が8.13万人に対し再就業者が5.93万人となりました。
退職者が多いと、経験の浅い看護師が責任のあるポジションを任されることになり、事故への不安が大きくなったりプライベートとの両立が困難になり、さらなる離職者の増加につながります。
高齢化が進む中で、特に訪問看護ステーション、社会福祉施設などで看護師の需要は今後も増加するとされており、看護師の定着・養成の促進や再就業支援が課題となっています。
看護師が不足する背景や厚生労働省が打ち出している解決策など、今後当サイトで詳しく紹介していきます。
大学病院の看護師はスキルアップに最適!中途採用で入るには
大学病院で看護師が働くメリットは様々ありますが、まずは「知識が身につく」という点が挙げられます。大学病院には重症度の高い患者が多く、大きな手術のために県外から通院や入院をする患者もいます。
大学病院では最先端の高度医療や専門的知識を学ぶことができるため、専門看護師や認定看護師の資格取得もできます。また診療科目も多く、複数の診療科目を経験することもできます。
さらに気になる年収ですが、経験や役職手当により、経験が10年以上あれば大学病院の方が一般の病院よりも高くなります。
一般の病院に比べ昇給率やボーナスが高いのもメリットの1つです。そのため10年以上看護師やめ経験があり、知識をさらに身につけ年収を上げたい看護師には大学病院への転職がおすすめです。
ただし大学病院は患者の重症度や入退院のペースが違うため忙しく、中途採用での離職率が高いのが現実です。転職を希望する場合は、大学病院勤務のメリットデメリットをしっかり理解したうえでチャレンジするといいですよ。
大学病院の看護師の年収やボーナス、退職金、業務内容、休みなど詳しい内容は当サイトで今後詳しく紹介します。
看護師の仕事が辛くなったら転職も考えよう!
また激務であるにもかかわらず、給与が上がらない、低いと不満もたまってしまいがちですし、女社会であるがゆえに人間関係がうまくいかず、辞めたくなる人も多いんです。
結婚したくても休みは疲れ切って婚活もできず、せっかく付き合うことができても、生活リズムの違いで別れてしまうことも。さらに結婚すると家事や育児などと両立できず、看護師を辞めてしまう人も多くいます。
しかし看護師は資格職であり需要も多いため、転職にはとても有利なんですよ。日勤のみで月収50万円以上稼ぐことができる職場もあるので、ライフスタイルに合わせて転職することがおすすめです。