> > 意外な効果効能が!大病予防もダイエットもコーヒーにお任せ!

意外な効果効能が!大病予防もダイエットもコーヒーにお任せ!

朝は1杯のコーヒーから始まるという方も、きっと多いのではないでしょうか。朝だけじゃなく、食後やおやつタイム、ちょっとした休憩にもコーヒーが飲みたくなることって、よくあります。

実は、そんな毎日のコーヒーが、知らず知らずのうちにあなたを健康にしてくれているかもしれないんです!

カフェインのせいもあってか、どちらかというと不健康なイメージも強いコーヒーですが、びっくりするような健康効果もいっぱいなんです。

ただの眠気覚ましにしておくのはもったいない、目からウロコのコーヒーの健康パワーをじっくりご覧ください!

コーヒーはやっぱりダイエットに効く!?体脂肪を燃やす効果も!

コーヒーにダイエット効果があるという噂を、聞いたことがありませんか?この噂、実は本当だったのです!コーヒーに含まれるクロロゲン酸類には、脂肪燃焼効果があることが、いくつもの研究で明らかになっているんです。

クロロゲン酸ってどんな成分?

アンチエイジング効果などで知られているポリフェノールは、ほとんどの食べ物や植物に含まれていて、植物自身が酸化から身を守るために働く成分です。

光合成によって植物の中で生産され、その植物の苦みや渋み、色素となる成分です。赤ワインやブルーベリーなどに多く含まれていることでも有名ですよね。

ポリフェノールには非常にたくさんの種類があり、緑茶に含まれるカテキン、大豆に含まれるイソフラボンもポリフェノールの一種なんですよ。

そして、今回の主役であるクロロゲン酸も、このポリフェノールの一種で、別名コーヒーポリフェノールとも呼ばれ、コーヒー豆に多く含まれる成分なんです。

なぜクロロゲン酸で脂肪が減るの?

気になるお腹周りの脂肪や体重まで減らしてくれるクロロゲン酸ですが、どんなメカニズムでダイエット効果が生まれているのでしょうか。

簡単にいうと、クロロゲン酸の働きにより、脂肪燃焼を邪魔する酵素の発現や働きが低下することや、その影響によって脂肪燃焼を進める酵素が活性化することなどによって、ダイエット効果が生まれるというわけです。

脂肪をエネルギーに代える働きを活発にしてくれるので、コーヒーによって痩せるだけではなく太りにくくもなるという、うれしいサイクルが作られるのですね。

クロロゲン酸で胃が荒れる!?

ダイエット効果があるクロロゲン酸ですが、摂取法によっては困った作用も起こり得ます。コーヒーを飲むと胃が荒れるという人がいますよね。これも、実はクロロゲン酸の作用なんです。

クロロゲン酸は胃酸の分泌を活発にするので、胃が弱い人だとコーヒーによって胃が荒れてしまうことがあるのです。

また、特に胃弱というわけではなくても、空腹時に胃酸が出過ぎると、胃が荒れることにつながります。胃が荒れると口臭の原因にもなってしまいます。

そのため、空腹時にブラックコーヒーだけを飲むのは、避けた方がよいでしょう。空腹時にコーヒーが飲みたいなら、おやつとともに飲むか、ミルクを入れて飲むことをオススメします。
コーヒーのダイエット効果は比較的よく知られていますが、そこにはクロロゲン酸というポリフェノールが関係していたのですね。

効率よく脂肪を燃焼し、ウエストやヒップのサイズダウンも可能なので、女性のみならず中性脂肪が気になる男性にも、コーヒーは最適な飲み物と言えますね。

アレルギーや感染症に悩む方、必見!腸内免疫力を高めるコーヒー

コーヒーと言えば味だけではなく、芳醇なあの香りも重要な要素を占めていますよね。その香りの元となる成分の中に、免疫力を高めるパワーがあるんです。

コーヒー豆のガス抜きとは

市販のコーヒーにはガス抜きという処理が施されていることをご存知ですか?新鮮なコーヒー豆は、炭酸ガスをたくさん含んでいます。ガスが抜ければ抜けるほど、コーヒーの鮮度や素晴らしい香りは失われていきます。

でも、香り高く新鮮なままが良いからといって、このガスをそのままにしてコーヒーを袋や缶などに詰めてしまうと、炭酸ガスが膨らんで袋が破れたりする危険があるのです。

というわけで、市販のコーヒー豆はガス抜きしてあるため、香りも本来の新鮮な豆にくらべるとずいぶん減ってしまっているのです。

腸管免疫とは?

ここでいったん実験から離れ、コーヒーの香気成分によって活性化される腸管免疫とはどんなものか見てみましょう。

私たちの身体には免疫系があり、これによって安全なものと危険なものを見分け、危険なものが体内に侵入すると排除する働きをします。

腸管免疫とは、免疫系の中で最も大きなもので、食べ物などの安全なものと、病気の元となる細菌を見分けるという役割を果たしています。

この腸管免疫の機能が低下してしまうと、細菌を排除し切れなくなり、様々な炎症や風邪など不快な症状が起こってしまいます。

逆に腸管免疫が働きすぎてしまうと、安全なものなのに間違えて危険と判断してしまい、体外に排出しようとしてしまいます。これが、いわゆるアレルギーです。

つまり、コーヒーの香気成分をしっかり体内に摂りいれて腸管免疫が活性化すると、炎症や感染症、アレルギーなどを予防できるというわけなんです。

腸管免疫活性効果を得るには

市販のコーヒーはガス抜き済みであることはすでにお話しました。では、上記の研究結果をふまえ、腸管免疫を活性化させたるためには、どんなコーヒーが良いのでしょうか。

  • 新鮮な豆を買ってきて自宅で挽く
  • いったん袋を開封したら豆を密閉容器に移し替える
  • 深く挽きすぎない

このような工夫で、ガスが抜ける程度を少しでも減らすことができます。考えてみれば、どれも鮮度や香りを逃さないための工夫と一緒ですよね。

香り成分の中に腸管免疫活性効果があるわけですから、香りを逃さないようにすればよいというわけですね。

新鮮な豆を家で挽いていただくコーヒーは、味も香りも最高ですよね。そんな香り高いコーヒーには、アレルギーや感染症を予防できる効果も含まれているというわけですね。

腸内免疫力を高めておけば、風邪やアレルギーだけじゃなく、がんや自己免疫疾患など大変な病気のリスクも下げることができます。

いいことだらけですから、香り成分が損なわれていないコーヒーを意識して飲むようにしたいですね!

1日3杯でがん予防!?コーヒーと浸潤結腸がんの気になる関係

次にご紹介するコーヒーの健康効果は、がんについてです。

今や、日本人の2人に1人はがんになると言われている時代です。コーヒーによってその割合を少しでも減らせるなら、こんな有り難いことはないですよね。

女性の浸潤結腸がんを防ぐ

大腸がんの進行度と部位ごとに、コーヒーを一日にどれくらい飲むかによって、発がんリスクに差があるかを調べた国立がん研究センターの研究があります。

1日に3杯以上コーヒーを飲むグループで結腸がんリスクが56%低くなり、コーヒーを飲む量が多いほどリスクが低くなるという傾向が見られましたそうです。

「浸潤がん」というのは、比較的初期段階の粘膜内にとどまっている「粘膜内がん」と対になる概念で、粘膜を超えたところまで進行しているがんのこと。

つまり、この研究によると、大腸がんの中でも結腸がんの、より進行してしまっている浸潤がんの発病リスクが、コーヒーによって低下するという結果が出たのです。

飲むなら1日3杯以上のコーヒーを

しかも重要なところは、1日2杯までだと統計的に有意な差はなく、1日3杯以上のコーヒーによって、浸潤結腸がんのリスクが低下するという点です。

やはり進行した結腸がんのリスクを減らすには、コーヒーが効果的と言えますね。

ただし、この結果は女性にのみ言えることです。この研究では、男性にこのような効果が見られない理を飲酒や喫煙が関係しているためと考えていますが、はっきりした理由はまだ分かっていないようです。

発ガン性を抑える仕組み

がんだけでなく、血糖値の上昇を抑え、糖尿病予防になる可能性を減らす効果もあるのです。つまりコーヒーは、生活習慣病予防にも効果的というわけです。

また、研究の中で女性の浸潤結腸がんのリスクを減らすという結果が出たのは、コーヒーによるコレステロールを抑える効果などの他に、ヘテロサイクリックアミンなどに対抗する作用も挙げられています。

肉や魚の焦げた部分に発がん性があると聞いたことがありませんか?ヘテロサイクリックアミンとは、この焦げ部分に含まれる発がん性物質のこと。

コーヒーには、このような側面からもがんを予防する効果があるんですね。

1日3杯のコーヒーで、女性が結腸がんになるリスクを減らせるのですね。男性の結腸がんについては効果が認められませんでしたが、男性の前立腺がんについてはコーヒーで予防できるかもしれないという仮説の元に研究がすすめられているそうです。

他にも、コーヒーを飲む人は飲まない人に比べて肝がんに罹りにくいというデータもあり、日々コーヒーとがん予防についての研究がなされています。コーヒーのさらなる効果が明らかになることを、今後も期待したいですね!

風邪もガンも予防できる!毎日のコーヒーブレイクで健康になろう!

コーヒーには、日常のちょっとした風邪予防から大病のリスク低減まで、幅広い健康効果があることが分かりました。

コーヒーの習慣がある方は今後も続けていただき、普段コーヒーを飲まないという方にもぜひ、コーヒーブレイクをおすすめしたいと思います。

がんや脳卒中のリスクを減らせるのだから、寿命だって伸びそうですよね。みんなでコーヒーを飲んで、元気に長生きしちゃいましょう!

カテゴリー