あらゆる病気に効果絶大!タマネギの優秀な効能を知ろう!
あなたのお家には、どんな野菜が常備されていますか?きっと、「タマネギ!」と答えた方も多いはず。
カレーや肉じゃがに八宝菜、サラダやドレッシングなんかにも、和洋中を問わず料理に大活躍のタマネギですが、健康効果が高い食材であることは、すでにご存じですよね。
有名なのは血液サラサラ効果ですが、日々の研究により、それ以外にも実に様々な健康効果が、タマネギに秘められていることが明らかにされています。
読めばきっと、今まで以上に料理に使いたくなるに違いない、そんなタマネギの優れた効果効能をどうぞご覧ください!
健康パワーは紀元前から!知ってた?タマネギの基本情報
私たちの食生活に欠かせないタマネギですが、どんな歴史や栄養があるかご存じですか?
これらの基本的な情報を知っておくと、料理にもっと効果的に使えるようになりますよ。ぜひ、ご覧下さい。
玉ねぎの歴史
タマネギの起源は諸説ありますが、現在のイラン周辺というのが一般的な説です。その起源は相当古く、その後の栽培されたタマネギの記録でも紀元前にまでさかのぼります。
しかも、ピラミッドを作る肉体労働者に配られていたとは、当時からすでにタマネギの健康パワーが利用されていたことの証とも言えますね!
その後かなりの時を隔てて、日本でタマネギが食用として広まったのは、明治以降と言われています。当初は馴染みのない食材ということで、なかなか一般家庭に普及しなかったタマネギですが、『玉ねぎがコレラに効く』という噂が広まり、爆発的に売れるようになりました。
魔除けに使われたり、コレラに効くと盲信されたりと、タマネギには人に効果を期待させる何かが、今も昔もあるようです。
しかも、その期待される効果にはきちんと裏付けがあることが、日々の研究で分かってきています。
タマネギの種類
タマネギには、下記のようにいくつかの種類があります。
種類 | 特徴 |
---|---|
黄タマネギ | もっとも一般的なタマネギ 水分が少なく長期保存がきく |
赤タマネギ(紫タマネギ) | 表面や中身の皮が紫 辛みが少なく生食に向く |
白タマネギ | 皮も中身も白 甘みがあって生食に向く |
新タマネギ | 春先の黄タマネギを早めに収穫したもの 辛みが少なく生食に向く |
黄タマネギ以外は長期保存が難しいので、買ったら早めにサラダやオニオンスライスなどにして食べることをおすすめします。
それぞれに美味しさや合う料理があるので、基本的にはお好みで選んでいただけますが、
- 黄タマネギは血液サラサラ効果がある含硫有機化合物が豊富
- 赤タマネギはアンチエイジング効果のあるアントシアニンが豊富
というちょっとした違いもありますので、これらの効果が欲しい方はこちらを積極的に選ぶと良いですね。
タマネギに含まれる栄養
タマネギが栄養豊富であることは、広く知られていますよね。でも、基本的な栄養素としてどんなものが含まれているのか、もう一度ここでおさらいしておきましょう。
- 炭水化物
- 食物繊維
- ビタミンB類
- ビタミンC
- 葉酸
- カルシウム
- 鉄分
- リン
- カリウム
ビタミンやミネラルがきちんと含まれていること、特にビタミンBの一種で、お腹の赤ちゃんの病気を防ぐ効果のある葉酸が豊富なことは、女性にとってはうれしいポイントです。
毎日食べたい!生活習慣病を予防したいなら、ぜひタマネギを!
生活習慣病とは、その名の通り、日々の生活習慣が原因で発症してしまう病気の総称です。ということは、生活習慣を見直せば、予防や改善がじゅうぶん可能ということでもありますよね。
タマネギには、そんな生活習慣病を予防・改善する効果があるのです!
元にあるのは血液サラサラ効果
前の章で、タマネギの血液サラサラ効果のメカニズムを見てきましたが、なぜ血液はサラサラの方が良いのでしょう?
その理由とは、まず命の危険にもつながるような、
- 動脈硬化
- 脳卒中
- 心筋梗塞
というような怖い病気が防げるからです。生活習慣病が酷くなると、このような怖い病気になってしまうことが多々あります。
つまり、タマネギの生活習慣病予防効果は、動脈硬化などを防ぐ血液サラサラ効果と同じメカニズムと言えますね。
高脂血症を予防・改善!
高脂血症とは、血管の中の悪玉コレステロールや中性脂肪が多く、血液がドロドロになっている状態。放っておくと、血管が詰まってより深刻な事態を引き起こしかねません。
タマネギは、そんな高脂血症だけでなく、高血圧に対してもすぐれた予防・改善効果があると明らかにした研究です。
糖尿病患者の血糖値も改善!
実に80%もの糖尿病患者において、血糖値やヘモグロビンA1c(この値が基準値を超えると糖尿病の危険性があります)の低下という効果が見られました。
糖尿病は悪化すると腎症や神経・視力障害など様々な合併症を引き起こす、恐ろしい病気です。
これらの合併症も、タマネギで改善するケースがたくさんあるとのことで、やはりタマネギの生活習慣病への効能は、間違いないもののようですね。
予防的に玉ねぎを食べることももちろん大切ですが、すでに数値が悪くなってしまった方もあきらめずに、有効成分ケルセチンを摂るべく玉ねぎ料理を食べましょう!
タマネギの効果はまだある!ダイエット向きの食べ方もご紹介!
血液サラサラ効果やがん予防など、ありがたいタマネギの効果をお伝えしてきましたが、なんとまだまだあるんです。
タマネギの様々な効果
比較的知られていないタマネギの効果を、一挙にご紹介します。
- 気管支ぜんそくの発作抑制
- 骨粗鬆症
- 解毒
- 肝機能の強化
- 視力強化
- 老化防止
- 抗炎症作用
- 抗酸化作用
- 殺菌作用
これらの効果は、すでにご紹介済みのケルセチンのほか、硫化アリルやグルタチオンやという成分などがもたらすものと考えられています。
タマネギにはいろんな有効成分が含まれているんですね。しかも、血液をサラサラにするケルセチンは他の食材にも含まれているとはいえ、タマネギのケルセチンが一番吸収が良いのです。
タマネギでダイエット!
ご紹介してきた様々な健康効果に加え、たまねぎにはダイエット効果も期待できます。
タマネギにはピリッとした辛みや、切ったときに涙が出てくる作用がありますが、これは硫化アリルという成分のため。この硫化アリルには、脂肪の吸収を抑える効果や悪玉コレステロール値を下げてくれる効果があるのです。
オススメの食べ方は、酢玉ねぎ。お酢の疲労回復を始めとするいろんな効果と玉ねぎの健康効果が一気に得られる、ありがたいものなのです。作り方は、以下の通りです。
2 好きなお酢に漬けて一晩冷蔵庫に入れたら完成
お好みで、ハチミツを入れても良いですね。お酢は何でも構いませんが、酸っぱさが苦手な方は、りんご酢などがオススメです。
ポイントは、切った玉ねぎを水にさらさないこと。水にさらすと、硫化アリルなどの有効成分が水に溶けだしてしまうため、健康効果が減ってしまうんです。
完成した酢玉ねぎは、そのまま食べたり、液体の部分を「玉ねぎ酢」として飲むのもいいですが、サラダや冷やし中華のトッピングにするととてもおいしいですよ。
玉ねぎ氷もおすすめ!
この酢たまねぎは、冷蔵庫で一週間から10日くらいは保存できます。食べきれないときは、細かく刻んで冷凍庫へ。そうすれば簡単に「酢玉ねぎ氷」に変身します。
また、普通の「玉ねぎ氷」も、さらに使い勝手の良いものとしてオススメです。玉ねぎ氷の作り方は、以下の通りです。
2 玉ねぎをポリ袋に入れて、袋の口を開けたまま耐熱皿に乗せ、レンジで20分ほど加熱する
3 玉ねぎを袋にたまった汁ごとミキサーに入れ、適宜水を加えてミキサーで液状にする
4 製氷皿に入れて粗熱が取れたら冷凍庫で凍らせる
完成した玉ねぎ氷は、カレーに入れたり、お味噌汁に入れたり、水とコンソメを加えて玉ねぎスープにしたりと、どんなお料理にも使えて万能です。時短にもなりますね。
ダイエットは続けることが大切ですから、酢玉ねぎや玉ねぎ氷のような常備菜にしておくと便利です。毎日お料理に使えば、きっと健康的にダイエットできますね。
健康効果は無限大!何はなくとも家族みんなでタマネギを!
常備菜のタマネギはどの家庭でも食べられているはずですから、一度に使う量をもう少し多くするという形なら、結構簡単にたくさん食べることができそうですよね。
これからも毎日タマネギを食べて、がんや生活習慣病をはじめとする様々な病気を跳ね返しちゃいましょう!
一年中、毎日いろんな料理に使えるのも、玉ねぎの優秀なところです。生でも煮ても焼いても美味しいので、毎日口に入れましょう!