女性が喜ぶ効果効能満載！本ワサビは美や健康の引き立て役！

お寿司にお蕎麦、ひつまぶしなど、和食には欠かせないアクセントである、本わさび。これがないと、味が締まりませんよね。

鼻にツーンと抜けるさわやかな刺激が楽しめるのは、日本の大人の特権かもしれません。そして、本わさびに秘められたたくさんの効果効能を得られるのもまた、本わさびの味を楽しめる人ならでは。

辛くて苦手だという方も、本わさびが持つ美や健康に関する効果を知ったら、思わず食べたくなっちゃうかもしれません！

それでは、本わさびの実力をご覧ください。

本ワサビって何だろう？日本人なら知っておきたいわさびの基本

一番身近な本わさびと言えば、スーパーなどでよく見かけるチューブ入りのもので、緑色の硬そうな茎と葉っぱが付いた元々の本わさびの姿は、なかなかお目にかかることがありませんよね。

だからこそ、日本人なら今一度知っておきたい本わさびの基本を、ここでおさらいしておきましょう。

本わさびって何？

「本わさび」と聞くと、「本がつかない、ただのわさびとは違うの？」という疑問が浮かびませんか？そもそも、「本わさび」とは、何なのでしょうか。

本わさびとは、西洋わさびと対になる言葉で、日本原産のものを「本わさび」と呼びます。

そう、お刺身やそうめんの薬味などでよく見かける、あのわさびのこと。つまり、私たち日本人にとっては、本わさび＝普通のわさびと思っていただいてよいかと思います。

似てるけど別物の西洋わさび

ちなみに、西洋わさびとは東ヨーロッパ原産のホースラディッシュのこと。黄色くて、本わさびと似た辛みがありますが、品種的には別物です。

デパ地下などでローストビーフを買うと、西洋わさびの小袋がおまけで付いてくることがありますよね。このように、西洋わさびはお肉料理によく合います。

この西洋わさびは、実は市販のチューブ入りわさびの中にも含まれていることが多いんです。チューブ入りわさびは、「練りわさび」とも呼ばれる、日本の食卓にはおなじみのもの。

そのパッケージに「本わさび」と書かれていても、原材料名を見ると「本わさび」だけでなく「西洋わさび」の名も登場しています。

栽培できる環境が限られている本わさびと比べて、西洋わさびは安価で簡単に作れるので、こうしてチューブ入りわさびの原料としても使われているんです。

もちろん、チューブに「本わさび」と書いてあれば、本わさびもしっかり入っています。

ただ、生の本わさびから今回ご紹介する効能を最大限に摂るためには、やはり茎状のものを食べる前にすりおろす方が効果的です。

本わさびの歴史

本わさびは、アブラナ科の植物で、既にお伝えした通り日本原産のものです。

歴史は案外古く、奈良時代には薬用として使われていたとする資料もあります。そして室町時代には、現在のように薬味として使われていました。

日本原産で、しかも私たちの祖先がこんなに古くから本わさびを薬用や食用にしていたなんて、日本人の味覚や健康に合うはずですね。

本わさびの種類

本わさびには、栽培する場所によって以下の2種類に分けられます。

• 水わさび
• 畑わさび

水わさびは、文字通り渓流や湧水で栽培され、「谷わさび」「沢わさび」とも呼ばれています。

わさびは水がきれいな場所でしか作れないというお話は、耳にしたことがある方も多いですよね。それは、この水わさびのことで、たくさんのきれいな水や一定の気候条件などが必要になります。

一方、畑わさびは水わさびと違って、土の畑で栽培するため、水わさびよりも比較的場所を選ばずに作ることができます。

本わさびの栄養

わさびと言えばからいというイメージですが、辛み成分以外にはどんな栄養素がふくまれているのでしょうか。

• 炭水化物
• 食物繊維
• ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK
• 葉酸
• カルシウム
• マグネシウム
• 鉄分
• リン
• 亜鉛

本わさびには、こんなにも多くの栄養素が詰まっていました。

ビタミンCは特に豊富に含まれており、これはビタミンEなどと共に、美肌や免疫力アップなどの美容効果が高いので、女性にはうれしいポイントですね。

また、ビタミンKも豊富で、これは止血効果や骨の健康を保つ効果があるので、特に閉経後の女性には大変ありがたい成分です。

本わさびが辛い理由

意外なことに、本わさびの茎をそのままかじっても、辛くはないんです！辛味を出すためには、すりおろすことが必要なのです。

すりおろすことで、わさびの細胞組織が破壊され、「ミロシナーゼ」という酵素の働きで辛子油配糖体が分解され、辛味が出るのです。

こうして生まれた辛み成分はAITCとも呼ばれ、この後ご紹介する健康パワーを持つ成分となります。

本わさびの辛み成分で血流改善！抗菌作用で食中毒予防も可能！

ビタミンやミネラルなど、一般的な栄養素も豊富に含まれている本わさびですが、ここからはより効果的な有効成分についてご紹介していきます。

本わさびの抗菌作用

本わさびの辛み成分であるAITCには、血流改善以外にもいろんな効果があります。抗菌作用も、そのひとつです。

この抗菌作用によって、O-157や寄生虫、細菌やカビなどの繁殖を抑える効果があります。

お刺身に必ず添えられているワサビは、美味しさのためだけではなく、生魚に繁殖しやすい寄生虫や細菌の動きを抑えるための役割も果たしているというわけですね。

もちろん、その他の食品にもワサビの抗菌作用は有効です。夏場など、食中毒が心配な季節は、わさびを積極的に使うとより安心ですね。

女性なら見逃せない！うれしい美肌効果も本わさびの得意分野！

さて、次にご紹介したい本わさびの効能は、すべての女性が望んでいるであろう美肌効果です。少々聞き慣れない成分名も出てきますが、知っておいて損はないですよ。

6-MSITCとは？

本わさびに含まれる美肌効果がある成分とは、6-MSITCという記号のような名前がついたもの。この成分名を見ただけでは、何のことか分かりませんよね。

6-MSITCとは、簡単に言うと、本わさびをすりおろしたときに空気と触れることで発生する爽やかな香りの元となる成分から、強い辛みを抜いて有効成分を効率的に抽出したものです。

本わさびの効果は花粉症にも効く！抗酸化作用でガン予防も！？

もはや国民病と言ってもいいくらい、巷にあふれている花粉症。いろいろな治療法はあるものの、なかなか改善せず、ツラい症状に悩まされ続けている方も多いですよね。

先ほど、美肌効果があるとご紹介した6-MSITCですが、なんと花粉症にも効果があるんです！

抗酸化作用でガンも老化も予防！

6-MSITCの効果は、まだあります。この成分には、抗酸化作用もあるんです。

人間の細胞や身体は、紫外線やストレス、喫煙など様々なことが原因で、「活性酸素」という毒性の強い物質を発生させてしまいます。活性酸素は老化やガン、糖尿病など様々な悪影響を及ぼすもの。

こちらは、わさびメーカーの金印が行った実験データです。3か月間わさびエキスを摂取した人は、8-OHdG量（遺伝子のダメージを示す指標）が半分程度に低下したのです。

遺伝子のダメージは、ガンを始め様々な病気に直結します。

わさびの抗酸化力を利用すれば、活性酸素が作られるのを抑え、ガンや老化を予防できるというわけなのです。

サプリメントが効果的

花粉症やどこかに炎症を起こしている人はもちろん、そうでない人でも老化予防のために、積極的に6-MSITCを摂るようにするとよいですね。

確実に6-MSITCを摂取して花粉症改善や抗酸化作用を得たいのであれば、やはりサプリメントの方がおすすめです。

デトックス効果も！わさびダイエットでキレイに痩せよう！

ここまで、わさびのすごいパワーをたくさんご紹介してきました。最後にもうひとつ、女性に嬉しい効果についてお話します。それは、デトックス効果。これを利用して、美しくダイエットしちゃいましょう！

わさびのデトックス効果

6-MSITCには血流改善や花粉症など、様々な効果があることをお伝えしてきましたが、解毒作用があることも分かっています。

6-MSITCを摂取すると、肝臓の解毒代謝酵素が活性化され、体内の毒素や余分なものを排出しやすくなるのです。つまり、デトックス効果があるというわけですね。

しかも本わさびの解毒作用は、野菜の中でもトップクラスの高い効果を誇るものなんです。日常の野菜の中に、わさびもぜひ仲間入りさせたいものですね。

わさびダイエットとは？

デトックスは美肌や便秘解消など、美容健康効果があるのはもちろん、ダイエットにも効果があります。余分な毒素や水分、老廃物もむくみの原因ですから、デトックス効果によってこれらが排出されれば、きれいに痩せることも可能です。

日頃から毒素を排出しておかないと、がんや生活習慣病はもちろん、肥満体質になりやすいものです。

デトックス効果の高い本わさびを摂ることで、太りにくい身体になれるというわけなのです。

わさびダイエットで摂るべきわさびの量は、一日3gが目安です。この程度なら、無理なく続けられますよね。ただし、デトックス効果のある6-MSITCは本わさびにしか含まれていません。

なので、生わさびをすりおろして食べるのが、最も効果的です。それはちょっと大変という人は、チューブ入りでもかまいませんが、必ず本わさびがたくさん使われているものを選びましょう。「本わさび100％」と書いてあるものが良いですね。

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