様々な目の病気を診る眼科は看護師の臨床経験がある人にお勧め!
眼科は様々な眼の病気に対応する診療科です。眼が治療の対象となることから、特殊な機械を使用することが多いですし、眼が見えにくい人に対しての気遣いが求められることもあります。
その反面、パートでの勤務ができる、夜勤が少ないといったメリットもあり、生活と両立しやすい職場でもあります。何より、命にかかわる症状がほとんどないため、人の命を預かるという負担感を感じにくいのが特徴です。
そのため、実は希望者が多い診療科でもあるんですよ。とはいえ、急を要する症状が無いわけではありません。
では、眼科ではどのような仕事をするのか、眼科で看護師になるとどのようなメリットやデメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
眼科は眼に関わる病気を診る診療科です!
眼科では、眼に関わる病気を診察・治療します。
眼はとても複雑な構造をしていますので、眼科は非常に専門性の高い診療科だと言えます。
眼が見えなくなると、日常生活にとても大きな影響が出ますので、生活の質を保つためにも眼は欠かせません。そのため、眼科は日常生活の質を保つ上で大切な診療科です。
では、眼科ではどのような病気の治療を行っているのか、具体的に見ていきたいと思います。
扱う病気は多岐にわたります!
では、多岐にわたる眼の病気について、具体的にどんなものがあるのか見ていきましょう。全ての疾患ではありませんが、主な治療内容についてご紹介します。
白内障手術
白内障は、眼の中にあってレンズの役割をする水晶体が、白く濁る病気です。もともとは透明の水晶体が白く濁ると、視界が白くかすんで見えにくくなりますし、また濁りがあると光が乱反射するので屋外に出るとまぶしさを感じるなどの不便もあります。
症状が進んでいくにつれ、日常生活を送ることが難しくなります。水晶体自体が濁っているので、眼鏡などを使用しても症状が改善することはありません。
そこで、濁った水晶体を摘出し、人工レンズに交換するという手術で治療をします。
緑内障治療
緑内障は、国内では40歳以上の人のうち20人に1人がかかると言われている、視神経に障害が出ることで視野が欠けていく病気です。実は、失明の原因第一位となっています。
一度障害を受けた視神経は元には戻りませんので、できるだけ早い発見と治療が大切になります。
老眼治療
眼の中には、レンズ役割をする水晶体の厚さを調節する、毛様体という名前の筋肉があります。その筋肉が、ピントを合わせています。
毛様体が収縮して、水晶体を厚くすることで、近くにあるものにピントを合わせているのですが、年を取ると毛様体の力が弱ったり水晶体がかたくなったりするので、ピントが上手く合いづらくなります。そのため、近くのものが見えづらくなります。それが老眼です。
そこで、多焦点眼内レンズという名前のレンズを眼の中に入れることで、矯正します。
硝子体手術
硝子体手術とは、眼の奥に起こる病気を治療するために行われる手術で、以下のような病気に有効です。
- 糖尿病網膜症
- 網膜剥離
- 網膜静脈閉塞症
- 黄斑前膜
- 黄斑円孔
レーシック
近視や遠視、乱視などを矯正するための屈折矯正手術としてよく知られているレーシックも、眼科で受けることができます。レーシックは、以下のような方法で行われます。
2、レーザーで蓋のような役割をするフラップを作成する。
3、フラップをめくってレーザーで角膜を削る。
4、フラップを元に戻して、角膜の形を整える。
オルソケソラトロジー
あまり聞き覚えの無い治療法かもしれませんが、オルソケラトロジーとは、寝ている間に特殊なコンタクトレンズを装着することで、角膜の形状を変化させることによって視力の回復を図る治療法です。
子どもの近視の進行を予防する効果も期待できると言いますから、すごいですよね。
スーパーライザー
スーパーライザーとは、菌赤外線治療器を使用して筋肉の緊張を緩和することで、血行を良くする治療です。血行が良くなることで、網膜血管閉塞症・緑内障性視神経委縮などの治療に効果を発揮します。
その他治療を行う病気
ここまで紹介したもの以外にも、以下のような治療も行います。
- 円錐角膜手術
- 涙道手術
- 翼状片手術
- 眼瞼手術
- 網膜光凝固術
- 霰粒腫切開
- ボツリヌス治療
ここまで紹介した治療は数多くありましたが、これ以外にも眼科で行う治療はあります。眼の病気から視力矯正まで、幅広く行っていることがわかりますね。
日常的な症状を診る以外に急を要する症状を扱うことも!
そこで、急を要する場合としてどのようなことが考えられるのか、確認したいと思います。ここで言う急を要する場合とは、当日中の受診が必要とされる目の病気のことで、広島県医師会は以下のように述べています。
今すぐ急いで眼科を受診しなければならない疾患には、外傷、緑内障発作、網膜中心動脈閉塞症の3つがあります。これらの疾患の場合は、たとえ、深夜や休日であってもすぐに眼科を受診しなければならず、次の日まで待つことはできません。
では、これらの疾患について順に説明します。今すぐに受診しなければならない疾患
1.外傷
2.緑内障発作
3.網膜中心動脈閉塞症
引用元:一般社団法人 広島県医師会
では、それぞれの場合について、症状と治療法をまとめます。
外傷
外傷には、以下の2つがあります。
- 穿孔外傷
- 薬物外傷
穿孔外傷とは怪我による外傷のことで、眼球が裂けたり穴があいたりすることを言います。そのままにしておくと傷口を通して眼球の中身が出て眼球の形が保てなくなることもありますし、傷口を通して細菌が入りこんで化膿することもあるなどの理由から、失明につながります。
この場合は、眼球の裂け目や穴があいた部分を縫合したり、眼の中に入り込んでいる異物を取り除く手術を行ったりする方法で治療を行います。
薬物外傷とは、眼の中に薬品や化粧品、洗剤などが入ることによって外傷を受けることです。中でもアルカリ性の薬品には要注意です。なぜかというと、アルカリ性の薬品は眼を溶かしてしまうからです。
眼が溶けると眼に穴があいてしまいますし、そこまでいかなくても眼が濁ることによって視力障害が起こることもあります。
この場合は、生理食塩水で洗眼をし、その後薬物による治療を行います。
緑内障発作
緑内障には急性のものと慢性のものがありますが、急性緑内障は、治療をしないままでいると1~数日で失明するという、危険な病気です。原因は眼圧が急激に高くなることです。特徴としては、以下のような症状が起こることが挙げられます。
- 眼痛
- 頭痛
- 嘔吐
- 視力低下
この場合、点滴によって眼圧を下げる治療と、レーザー光線による治療を行います。
網膜中心動脈閉塞症
網膜中心動脈閉塞症は、網膜中心動脈と呼ばれる、眼に血液を送るための血管が詰まって起こる病気です。眼に血液が届かないことによって眼の神経が死に、眼が見えなくなります。
目の前が急に真っ暗になるのが特徴で、数分で失明することもあります。一度死んだ神経は元には戻らないので、一刻も早い治療の開始が望まれます。
この場合、眼の血管を広げたり、血栓を溶かしたりする薬を点滴する方法で治療を行います。この病気は、心臓病や高血圧、動脈硬化などがある人に起きやすいため、それらの病気を合わせて治療する必要もあります。
これらの症状は救急医療センターで対応することもあります
急を要する目の病気は、昼間に起こるとは限りません。その場合は眼科の診療科がある救急医療センターで対応することもあります。
とはいえ、急を要する場合でもまずはかかりつけ医相談するようにとの案内もありますので、一般の病院やクリニックなどでこれらの症状に対応する可能性も十分に考えられます。
救急医療センターで治療が行われることもありますが、通常まずはかかりつけ医に相談する流れになりますので、こういった治療に携わる可能性があることは知っておく必要があるんですよ。
眼科では臨床経験があることが重視されます!
ここまで見て来たように、眼科ではかなり多くの症状に対する治療を行っています。また、視力にかかわる急な疾患で医療施設を訪れる人もいます。そのため、眼科は患者数が多く、忙しい病院が多いという特徴があります。
では、そのような特徴を持つ眼科で働くためには、どのような能力が求められるのでしょうか?見ていきましょう。
臨床経験があること
眼科はとても忙しい所なので、眼科で働くために必要な知識は教えることができても、基本的な看護スキルまで教えている余裕が無いという眼科も多いものです。
そのため、採血や注射ができること、患者さんへ声かけができることなど、どの科でも求められる基本的なスキルを身につけている必要があります。
それから、眼科で働く際に持っていると役立つ資格があります。それは、下記のような資格です。
- 眼科コメディカル
- 視能訓練士
眼科コメディカルとは、以前は眼科診療アシスタントと呼ばれていた資格で、眼科で検査を行うための職業資格を言います。この資格を持っている人は、受け付けや会計などの医療事務を合わせて行うこともあります。
視能訓練士は国家資格で、視機能の検査や弱視・斜視の患者さんの視機能訓練を行います。こちらは検査専門の職業です。
もちろん、これらは持っていなくても問題はありませんが、これらの資格を持っていることでスキルアップすることができます。
持っていると役立つ!意外な資格
先ほどご紹介した眼科コメディカルなどの資格と合わせて、持っていると眼科勤務に有利な資格があります。
それが、糖尿病認定看護師の資格です。
ご存知の通り、認定看護師はある特定の分野において専門的な知識を極めた看護師のことを言います。
糖尿病になると、合併症として糖尿病性網膜症が起こることがありますが、糖尿病の合併症はそれだけではなく、神経障害による足の壊死や、糖尿病性腎症による腎臓障害なども合わせて起こります。
眼科の看護師が糖尿病に関する専門的な知識を持っていることで、これらの合併症を回避するための指導ができることもあるのです。そのため、持っていると役立つ意外な資格と言えます。
コミュニケーションスキル
眼が見えないと、歩くのにも不安になりますよね。また、治療後には一時的に眼帯をするなど、普段と違った見え方の中で生活をしなければいけないこともあります。そのため、眼科に来る患者さんやその家族は、ナイーブになっていることもあります。
それから、忙しい病院が多いからこそ、待ち時間が長いなどの患者さんからの不満も出てきます。そこで、できるだけスムーズに治療が行えるよう、患者さんの誘導なども看護師の役目となります。
それらの理由で、看護師がきちんと患者に寄り添い、サポートすることが必要になるのです。そのために、コミュニケーションスキルが必要とされます。
患者さんの立場に立てること
患者さんに寄り添って話を聞いたりすることと合わせて、眼科ならではの理由で患者さんの立場に立った対応をすることが求められます。それは、眼が見えない患者さんがいるかもしれないということです。
そこで、どちらの方向に行けばいいのか左右で説明したり、距離を明確に説明したりといった工夫が必要です。場合によっては、付き添った方がいい場合もありますよね。
何もかも手伝ってしまうと患者さんの自主性が損なわれますので、患者さんが自分でできそうなことをできるようにするための声かけや、できないと思われる時には補助するなどの対応が必要になります。
そのため、患者さんの立場に立って考えられることが求められるのです。
特殊な機器の操作を覚えられること
眼科では、検査や治療のために特殊な機器を使うことが多くなっています。そのため、それらの操作を覚えなければいけないことは知っておきましょう。
忙しい診療科なので、初歩的な看護について説明をする時間はなかなか取れないのが現状なので、これまでにも眼科で働いた経験があることは求められませんが、看護師として働いた臨床経験は求められます。
特殊な機械を扱う機会が多いことも特徴的ですね。
短時間で終わるので手術介助が多い!眼科での看護師の仕事とは?
眼科は多くの疾患を治療するため忙しく、また特殊な医療機器を扱うことが多い診療科であることを、ここまで確認してきました。
それでは、実際に眼科では看護師はどのような仕事をしているのでしょうか?詳しく見ていきたいと思います。
外来
外来では、医師の診察や検査の介助を主に行います。患者さんからすれば、眼科で使う特殊な医療機器で何をするのかと気になることもありますので、それらの疑問に答えられるように知識をつけることも大切です。
病棟でのケア
病棟がある場合、入院している患者さんのケアをすることも仕事となります。入院している人は、視力が低下していることが多いので、食事や服薬の介助など、日常的な生活の援助も必要になります。
手術の介助
先ほどご紹介した白内障や緑内障の手術など、眼科の手術は多くが1時間以内(長くても2~3時間)に終わる短時間のものですし、さらに入院日数も短いことが多いので、手術の回転が速いという特徴があります。そのため、手術の介助をすることも多くなっています。
具体的には、以下のような内容です。
- 手術前の説明
- 手術前の処置
- 手術用の機械出し
- オペ出し
- 手術後の処置
- 手術後の説明
検査
視能訓練士がいる場合、その人が検査を行うこともありますが、眼科では看護師が検査を行うことも多くなっています。
先ほどご紹介したような独特な機器を使っての検査となりますので、手順を覚える必要があります。
視力矯正治療
これは、眼科ならではの仕事と言えます。眼鏡やコンタクトレンズを使っての視力矯正治療を、看護師が行うこともあります。患者さんに合わせてこれらを処方したり、診察後のケアの仕方について説明やサポートをしたりなども行います。
現場の看護師の声
では、眼科で働く看護師はどんな仕事をしているのか、どんなことに気をつけているのか、実際に働いている看護師の考え方を見てみましょう。
眼科外来の場合
問診では、患者さんの症状を聞き、正確な情報を把握して電子カルテに入力し診察がスムーズにできるように検査指示を仰いでおります。又、個室により患者さんの個人情報を聞くことができ、病状に対しての不安や不満を聞くことができます。
診察室では、各先生のカルテを分配し、症状により専門の先生が診察できるように配慮しており、又書類等の準備を行い歩行困難の方の介助もしております。
引用元: 医療法人 小沢眼科内科病院 部署紹介 眼科外来
このほか、外来手術に対する対応も行っているなど、仕事が多岐にわたっていることがわかります。
眼科病棟の場合
◎外科系の眼科であるため、手術件数が多く、他院からの紹介による急患の緊急入院も多い。
◎午前中に入院が集中するため、入院のアナムネや退院オリエンテーション、処置など各係が協力しながら行っている。
◎当日入院で午前中手術のケースもあり、入院から手術までスムーズな流れで行えるよう、常に念頭に置き実施している。
引用元:医療法人 小沢眼科内科病院 部署紹介 病棟
場合によっては午前中に入院して、その日のうちに手術を受けるなど慌ただしい場面があることがわかりますね。
働く医療施設によって状況に差はいろいろありますが、実際に働く人の話が聞けると参考になりますね!
また、病棟では、午前中に入院した人がその日のうちに手術を受けることもあるなど、忙しい場面があることもわかりますね。
他にも検査に関わったりなど、眼科での仕事は多岐に渡るんですよ。
後で他の科に変わりにくい問題も!眼科のメリットとデメリット
それでは、ここまでの内容を元に、眼科で働くことのメリットとデメリットをまとめたいと思います。
眼科で働くメリット
眼科で働くメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
- 命に関わる病気を診ることがほとんどない
- 力仕事が少ない
- 夜勤・休日出勤が少ない
- パートという働き方もある
眼科では、命に関わる病気を診ることはほとんどありません。そのため、人の役には立ちたいけれど人の命を預かることにプレッシャーを感じるという人には、とても向いている診療科と言えます。
また、眼科の場合、眼は見えづらくても体が不自由な人が少ないので、一般の病棟と比べて、入院患者さんの体を起こしたりトイレに付き添ったりといった力仕事が少なくなります。
また、眼科には病院以外の医療施設(クリニックや診療所、医院など)が多いため、夜勤が無いことが多くなっています。同じ理由で、休日出勤も少ないのが特徴です。
それから、眼科の場合、パートという勤務形態で働くことも可能です。そのため、家庭のことや子育てと両立しやすいというメリットもあります。
眼科で働くデメリット
眼科で働くデメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
- 忙しく、残業も多い
- 特殊な医療機器を使うので慣れるまでが大変
- 通常の看護スキルが低下し、他の診療科に変わりにくくなりがち
- 希望者が多いので希望通りに転職できるとは限らない
- 手術に立ち会うことが多い
- 給料が安くなりがち
最初にも触れましたが、眼科は患者数が多くとても忙しいので、かなりの人数に対応しなければいけません。さらに、慣れない最初のうちは、時間がかかってしまうことで人目が気になることもあるかもしれませんし、忙しいと時間内に診察が終わらず残業が増えます。
慣れなくて大変なのは、いろいろな種類の特殊な医療機器を扱わなければいけないことも一つの原因です。また、眼科は専門性が高い診療科なので、今までに聞き覚えのない専門用語が多く出て来ることもあり、慣れるまでにかなり大変だと感じるかもしれません。
そうなると、他の診療科に変わるのが難しくなることもありますので、また転職する可能性がある人や配属が変わる可能性がある人は、研修に参加するなどの形で通常の看護スキルが低下しないように気をつける必要があります。
それから、手術が多いので、手術に立ち会う機会も当然のことながら増えます。手術となると、患者さんもナーバスになりやすいので、気配りが必要となります。
最後に、クリニックが多く夜勤が少ないなどの理由から、眼科で働くと給料が安くなりがちなのもデメリットです。看護師の給料の平均年収470万円に対して、クリニックなど病院以外の医療施設の場合は年収250万円から350万円程度、大きな病院で350万円から450万円程度です。
その反面、眼科は特殊な医療機器を扱うことも多く、通常の看護とは違う仕事も多いので、その後眼科以外の科への転職が難しくなる可能性があることも知っておかなければいけないんですね。
眼科の看護師になりたい!病院とそれ以外ではどちらがお勧め?
ここまで読まれて、眼科の看護師になりたいと思われた場合、病院とそれ以外の例えばクリニックや診療所などでは現場の状況が違いますので、どちらがより自分の好みに合うかを考えて選びたいものです。
では、病院とそれ以外の施設の違いを見ていきましょう。
病院で働く場合
病院は、ご存知のように医師が3人以上いる、ベッド数が20床以上確保されている、患者さん3人に対して看護師が1名いるなどの条件を満たしている医療施設のことを言います。
つまり、病院は入院施設があることが前提なので、夜勤があるのが一般的です。総合病院の場合も同じですね。夜勤がある分、給料はその他の医療施設で働くよりも高めになります。
さらに、大規模な病院ほど教育体制も整っているので、スキルアップしやすいという側面もあります。
そのため、様々な経験を積みたい人には病院がお勧めです。
クリニックや診療所などで働く場合
クリニックや診療所、医院などの病院以外の医療施設は、医師が1人以上いるという条件を満たしていれば開けるので、入院施設が無い場合もありますし、あってもベッド数は19床以下ということになります。
入院施設が無い所では夜勤はありませんし、パートなどの多様な勤務形態で働けることも多くなっています。そのため、看護師の勤務先としても人気があります。ただし、その分給与が低くなりがちなのは否めません。また、患者数が多くなりがちなので、忙しいのも確かです。
それから、病院以外で働く場合は、事務作業を行ったり掃除を行ったりしなければいけない場合もあるなど、施設によっては医療行為以外の業務を行う可能性があることも知っておく必要がありますね。
直接応募すると詳細が分かりやすいことも!
眼科の中には、ホームページ上に直接募集要項を掲載しているところもありますので、自宅から通える範囲にあるなど、働きやすい条件の場所だったら、直接応募するのも1つの方法です。
中には新しく入る看護師向けにメッセージが掲載されている眼科もありますし、条件の詳細や応募方法が詳しく書かれている眼科もあります。そのような場所だと、病院の雰囲気がある程度掴めるので便利ですね。
また、勤務地の希望がある人の場合、勤務地を絞ってから直接転職先の眼科を探す方が効率的です。
仕事の内容はどの医療施設で働くかによって違ってきますから、どのような働き方をしたいのかをよく考えて、希望に合う所を探したいものですね。
人の命を預かる負担を減らしたいなら眼科の看護師がお勧め!
眼科の特徴は、専門性が高く数多くの病気を扱い、特殊な医療機器を使用することです。そのため、眼科では臨床経験やコミュニケーションスキルなどがある人が求められます。
眼科で働くメリットとしては、命を預かるプレッシャーが少なく夜勤や休日出勤が少ないことが挙げられます。デメリットとしては、慣れるまでに時間がかかる、基本的な看護スキルが低下しがちなことなどがあります。
眼科で働くことにはメリット・デメリットそれぞれありますが、他の診療科との大きな違いは、人の命を預かる負担があるかどうかという点です。
忙しく特殊な医療機器を扱わなければならない半面、命を預かるプレッシャーはあまり感じずに済みますので、その点が今一番辛い点だという人にとっては、眼科への転職がお勧めです。
ただし、そのためには臨床経験があることが求められます。眼科の特徴を知った上で、転職先として選ぶかどうかを考えたいものですね!
治療内容としては、白内障や緑内障などの治療、硝子体の手術、レーシックなどが挙げられます。これらはほんの一例で、他にも多岐にわたる治療を行っています。