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イベントナースで気分転換!いつもと違う環境で働いてストレス発散

イベントナースで気分転換!いつもと違う環境で働いてストレス発散

看護師の資格を活かした副業には健康診断の補助や夜勤専従、福祉施設の入浴介助などがあります。その数ある副業の中でも人気を集めているのがイベントナースです。

イベントナースの活躍の場はコンサート会場、スポーツ大会、祭り会場などさまざまです。楽しいことが好き!医療関係以外の人と仕事をしてみたい!という人にぴったりの仕事。

実は勤めている病院やクリニックが休みの日に副業としてイベントナースをするという人も多いんです。魅力たっぷりのイベントナースですが、求人情報はなかなか見つかりません。そこで、この記事ではイベントナースの仕事内容と求人を見つけるポイントを紹介します。

イベントナースの気になる仕事内容と給料をチェック!

イベントナースとはコンサートやスポーツ大会などのイベント開催時に、ケガ人や急病人の対応を行う看護師の仕事です。

医療機関で働くわけではないので、医療行為を行いません。

そのため、ケガ人や急病人への対応は応急処置のみとなります。

待機時間は基本的には自由に過ごしていいという現場が多いので、ケガ人などがいなければ読書をしたりスマホを見たりと自由に過ごすことができます。

給料は時給制!イベントによっては2,000円以上の高時給も

イベントナースは基本的に当日のみの単発アルバイトとなります。

日給の相場 8,000~10,000円
時給の相場 1,500~2,000円

勤務時間は2時間の場合もあれば、丸一日などイベントによってさまざまです。

日給制のイベントで拘束時間が短い場合は時給換算すると2,000円を超える高時給バイトとなることもあります。

イベントナースをするときは交通費の有無も重要なポイントとなります。交通費が給料の中に含まれているかどうかをしっかり確認しましょう。

イベントナースのメリット・デメリット

イベントナースのメリットは普段と違う環境で働け、仕事に対する気持ちをリフレッシュできるところにあります。それではメリットを5つ紹介します。

イベントナースのメリット
  • 音楽フェスやリゾート施設など普段と違う環境で働ける
  • 隙間時間を利用して好きな時間に仕事ができる
  • いろいろなイベントに参加できるので毎回、新鮮味がある
  • ケガ人や急病人がいなければ、待機してるだけでいい
  • 医療関係以外の人と交流を持てる

一方、デメリットは医師がいないので看護経験が必要、臨機応変さが求められるというところです。さらに詳しくデメリットを5つ紹介します。

イベントナースのデメリット
  • 医師がいないことが多いので、自分の判断で対応しなければならない
  • 求人によってはイベントの前日に打ち合わせがある
  • 常勤の求人はほとんどないので、単発のアルバイトとなる
  • イベントによっては1日の拘束時間が長くなる
  • ある程度の実務経験を必要とする求人がある

ここで紹介したメリットとデメリットのどちらもふまえて、イベントナースへの理解を深めていきましょう。

イベントナースに向いている人

イベントには医師が同行しない場合が多いため、看護師には経験と臨機応変さが求められます。イベントが好き!というのも大切ですが、いざというときにはとっさの判断力と経験が求められるので実務経験も大切なポイントとなります。

イベントナースに向いている人は次のような看護師です。

  • 3年ほどの実務経験がある
  • 救急や外来、ICUで働いたことがある
  • コミュニケーションスキルがある
イベントナースは准看護師でもできるのか疑問に思っている人も多いようです。正看護師に限った求人もありますが、准看護師でも勤務可の求人はいろいろあります。

コンサート会場やイベントの裏側に入れる!イベントナース活躍の場

会場や舞台の裏側に入れるなんて、非日常的でとても魅力的ですよね。看護師の特権を活かし、イベントナースとして普段は入れない場所で仕事をしてみましょう。

それではさっそくイベントナースの活躍の場を紹介していきます。

音楽好きにはぴったり!コンサートや音楽フェス

コンサートは年間を通して開催されていますし、夏になると大規模な音楽フェスがいくつも開催されるのでここでもイベントナースは活躍することができます。

ケガ人や急病人が居なければ、医務室で待機していられるのも音楽イベントの嬉しいポイントです。

野外で行われるイベントの場合は、歌を聞きながら仕事ができるので好きなアーティストがいる場合はぜひチェックしたいですね。

スポーツイベントは屋外で気分爽快

看護師はスポーツイベントでも大活躍です。特に屋外で行われるスポーツの場合は普段病院で働く看護師にとっては新鮮な体験になるのではないでしょうか。仕事をしながらリフレッシュできるなんて最高ですよね。

経験したことがあるスポーツの場合は、どのようなケガが多いのか、処置はどうすればいいのかなどあらかじめ予想できるのでスポーツ経験豊富という人におすすめです。

こどもの笑顔に癒される学校行事

学校行事は保育園から小学校、中学校、高校まであるイベントです。最近では遠足の際に看護師が同行することが増えてきたので、イベントナースの需要は高まっています。看護師が同行していれば保護者も安心してこどもたちを送り出せます。

遠足の他には運動会の仕事もあります。運動会は擦り傷や打撲などの外傷、熱中症の症状が出ることが多いので仕事量は多くなります。

他にもいろいろ!イベントナースの仕事現場

イベントナースの仕事は音楽イベント、スポーツ大会、学校行事の他にもいろいろあります。気分転換にぴったりのイベントをいくつか紹介します。

  • 国際展覧会
  • テーマパーク
  • 花火大会
  • 大規模な祭り
  • 海水浴場

どれも気になるイベントばかりですね。好みのイベントを探すだけでも気分転換になりそうです。

花火に海水浴など夏に行われるイベントは多いですね。他の季節も紅葉の秋はハイキング、冬はウィンタースポーツ、春は花見など季節によって変わるイベントがたくさんあります。遊びに行くわけではありませんが、仕事をしながら四季を感じられたら嬉しいですよね。

ここだけは押さえておきたい!副業をするときは就業規則を確認

イベントナースの魅力について紹介してきましたが、ここで気になるのが看護師は副業をしてもいいのか?という点ですよね。実はその調べ方はとっても簡単です。

勤めている病院の就業規則に副業禁止と記載されていなければ副業をできます。

イベントナースの仕事が気になっている人は、さっそく就業規則を確認してみましょう。

ただし、ここで注意が必要なのが国公立の病院に勤めている看護師です。一般の病院に勤めている看護師は就業規則で禁止されていなければ副業をできますが、国公立の病院で働く人は公務員扱いになるので、法律で副業が禁止されています。
副業はあくまで副業なので、勤めている病院の業務に支障をきたさないことが大切です。イベントナースは夜勤や入浴介助などのアルバイトに比べて、体力の消耗が少ないので副業にぴったりですよ。

自分に合ったイベントを見つけよう!求人を見つける3つのポイント

イベントナースは人気の高さに比べて求人が少ないので見つけるにはコツが必要です。

それでは、求人を見つけるポイントを3つ紹介します。

  • 複数の人材派遣会社に登録
  • 求人情報をこまめに確認
  • 良い求人が合ったらすぐに応募

上記ポイントに気をつけて看護師の求人サイトで探せば、あなたにぴったりのイベントナースの仕事に出会える確率もぐんと上がります。

イベントナースの活躍の場は、スポーツ大会や学校行事などいろいろなものがあります。さらに勤務時間も多種多様なので、自分の興味に合ったイベントを見つけてみましょう。

イベントナースは好奇心旺盛な人にぴったりのアルバイト

実際にイベントナースをしている人は、病院に常勤として勤めながら休みの日にイベントナースをする人、出産を機に病院を辞めたけど子育てが一段落して空いた日に働いている、などいろいろな人がいます。

イベントナースとして働く理由で、意外に多いのが医療関係以外の人と仕事をしてみたかったという理由です。

病院の仕事はやりがいがあるけど、たまにはいつもと違う環境で働いて気分転換したいと考える看護師は多いようです。

イベントナースは看護師の特権です。気分転換にいつもと違う環境で働きたい人や好奇心旺盛な人にぴったりの仕事です。

普段は入れないような特別な場所で仕事ができるのに、病院のみで働くのはもったいない気がしてきませんか?

イベントに参加して気分もリフレッシュ!あなたの看護経験をいろいろな場所で活かしてみましょう。