看護師の悩みを解消するコラム記事

看護師が悩みやすい申し送りのポイント紹介!簡単メモ帳活用術

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看護師間で患者の情報共有を行う申し送り。限られた時間で必要な情報を必要なだけ伝えるのってなかなか難しいですよね。

「自分なりに工夫しているけど申し送りが上手くできない」「申し送りがスムーズにできる人との違いはなんだろう・・・」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

実は、申し送りが上手な人はメモ帳をうまく活用しているんですよ。

使い方をほんの少し工夫するだけで、いつものメモ帳が申し送りを上手に行うための便利ツールに早変わりするんです。ここでは申し送りがスムーズに行えるとっておきのメモ帳活用術をお伝えします。

すぐに試せる申し送りのポイント6つ!メモ帳を活用して上手に送ろう

申し送りが苦手な人は基本を押さえて申し送りのコツをつかみましょう。ここで活躍するのがメモ帳です。情報収集、送る内容の優先順位、重要度を記したメモ帳があれば申し送りをスムーズに行うことができますよ。

それではさっそく基本となるメモ帳の活用術を紹介します。

    <簡単メモ帳活用術>

  • 項目を作成
  • 重要度を色分け
  • 送る順番を整理
  • 業務の合間に情報収集
  • 質問を想定
  • 先輩の申し送りを観察

1、メモ帳に申し送りの項目を作成する

申し送りで自分の順番が回ってきた際につい緊張してしまうという人も多いのではないでしょうか?注目されたり、あがり症だったりすると「頭が真っ白になってしまった・・・」なんてことも。そこで活躍するのがメモ帳の項目作成です。

送る内容を事前に作っておけば、自分の順番が回ってきて焦ってしまっても内容をすぐに確認できますよ。

例えば、バイタルや患者の病状、薬、排泄、医師からの指示出しなどの項目を作ってみましょう。病院や科によってそれぞれのスタイルがあるので必要な項目を足したり、逆に不要だと思った項目は削除したりして、オリジナルのメモ帳を作ってみましょう。

2、内容の重要度を色分け

申し送りの項目を作成したら、次はマーカーや付箋などを使って重要度を色分けしてみましょう。マーカーで色分けすれば送る内容の重要度が一目でわかりますし、付箋は張る位置を交換するのも簡単なので情報整理もはかどりますよ。

申し送りの内容を聞いている人にわかりやすく伝えるには、自分の頭の中を整理することも大切です。

3、送る内容の順番を決める

申し送りの項目を作成して、内容の重要度を色分けしたら次は送る順番を決めます。事前に送る内容の順番を決めておくと申し送りをスムーズに行うことができますよ。

ただしここで注意したいのが、完璧に順番を決め過ぎないということです。

あまり厳密に順番を決めてしまうと質問が飛んできたときに逆に慌ててしまう可能性もあるので、あくまで「だいたいこの順番で送る」くらいの気持ちで内容を整理しておきましょう。

4、業務の合間にメモをとる

項目を作成、重要度を色分け、送る順番を決めるためには、内容の要となる情報収集が大切ですよね。しかし情報収集のために時間をとるのは、忙しい看護師にとってなかなか難しいこと。なので情報収集は業務の合間に済ませておきましょう。

患者の状況や状態などを箇条書きでも走り書きでもいいのでメモしておくと、あとで情報収集の時間を短縮できますよ。

5、質問を想定する

次のポイントは質問を想定することです。あらかじめ質問されそうなことをチェックしておけば、質問された際も慌てずに返答することができますよ。

申し送りする段階では、項目や重要度の色分け、業務の合間にとったメモ帳の情報があるので、想定外の質問があった場合でも焦らず返答できます。

6、申し送りが上手い人を観察

最後のポイントは申し送りが上手い人を観察することです。

申し送りを観察するときは、内容や順番を意識して聞いてみましょう。その場ではわかっていても、時間が経つと忘れてしまう可能性があるので、メモを取るのも忘れずに。

項目の作成から重要度の色分け、送る順番、情報の整理など申し送りではメモ帳が大活躍ですね。ここで紹介したポイントは基本的で、簡単にできるものばかりなのでぜひ実践してみてください。

すぐできる申し送りの練習法!スマホの録音機能でお手軽トレーニング

メモ帳活用術6つのポイントを押さえたら、あとは練習あるのみです。申し送り本番で緊張してしまうという人は練習をして自信とコツを身につけましょう。

ここでは申し送りの練習法を2つ紹介するので、自分にあった方法で練習をしてみましょう。

    <申し送りの練習法>

  • 同僚や先輩など同業者に聞いてもらう
  • スマホの録音機能を利用する

同僚や先輩などに申し送りを聞いてもらえば同業者の立場から改善点を指摘してもらえますし、あがり症の人は人前で申し送りをする練習にもなりますよ。

また「練習に付き合ってもらうのは気が引ける」「一人で手軽に練習したい」という人はスマホの録音機能を利用して申し送りの練習をしてみましょう。

自分の申し送りを客観的に聞くことで改善点もみえてきます。先輩の申し送りを観察したメモと、自分の申し送りの内容を比較してみるのもおすすめですよ。先輩と自分の申し送り内容で違う点はどこか、取り入れられるところはないか、など確認してみましょう。
録音機能を利用した練習は簡単に実践できるので、申し送りに自信がない人はさっそく試してみましょう。実際に声に出して申し送りの練習をするうちに自然とコツもつかめますし、努力は自信につながりますよ。

申し送りがない病院も!ワークシートとウォーキングカンファレンスに注目

ここまで申し送りのポイントや練習法を紹介してきましたが、実は申し送りを行っていない病院もあるんですよ。申し送りには時間がかかるので、看護師の負担軽減や時間短縮のために申し送りを廃止する流れが進んでいるようです。

その代わりに行われているのが、ワークシートやフローシートの活用、ウォーキングカンファレンスです。

最近は電子カルテを使用する病院が多いので、必要な情報は看護師各自で収集して業務の効率化をはかっています。また、ベッドサイドで患者とコミュニケーションをとりながら、その日の看護プランを確認するウォーキングカンファレンスも注目を集めています。

申し送りが苦手な人にとって廃止の流れが進んでいるのは嬉しいことですよね。申し送りにストレスを感じている場合、廃止している病院に転職するのも一つの手です。その際は申し送りの有無、廃止している場合は代わりにどのようなことを行っているのか質問してみましょう。

ポイントを押さえて実践あるのみ!申し送りが上手な看護師を目指そう

必要事項を報告する申し送り。シンプルなようで奥が深いですよね。情報が上手く伝わらなければ患者のケアに影響を与えるだけに油断はできません。

新人看護師でもベテラン看護師でも、苦手な人が多い申し送りですが、基本を押さえてメモ帳をフル活用すれば、スムーズに申し送りをすることができますよ。

ポイントは申し送りの項目作成、重要度の色分け、送る順番、情報収集、質問の想定、申し送りを観察することでしたね。加えて同僚などと協力して行う練習法と一人でもできる練習法も紹介しました。

ポイントを押さえたら練習と実践あるのみ。苦手を得意に変えて申し送りの上手な看護師を目指しましょう。